俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 静もるる神泉深く寒の鯉 池の主齢(よわい)は幾つ寒の鯉 汝(なれ)もまた恋し日溜まり寒の鯉 影をなす色黒々と寒の鯉 棒のごと伏して動かず寒の鯉 寒の頃の池の鯉は池底深く潜っています。時折、日溜まりでは群れて餌をねだります。 ・・・・・・・・... 続きをみる
根本創造主として、私のスピリチュアルな世界の新着ブログ記事
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俳句は言霊季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 高鳴きて己が天下と寒鴉 掠め飛ぶ寒の鴉の羽切音 何狙ふ屋根に一羽の寒鴉 敵も無し己が刈田と寒鴉 餌求め刈田に群れる寒鴉 時々、寒鴉が屋根や電線の上から、我ここに蟻とばかりに大きな声で鳴いています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 超天上天界... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日溜まりに春待ちかねて水仙花 群れ咲きて匂ひ香し水仙花 すがしきは仙女の姿水仙花 首傾げ吹かるるままに水仙花 ふふみては蕊の黄明かし水仙花 水仙は冬も半ばに咲き出しますが、遅咲きのものもあり、今が盛りとなりました。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊1112「寒の月」・・超天上天界便り「義母の容体に変化が生じたため、看守りのため、ブログ更新が出来ませんでした。本日はお休みします。」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒の月夜風に照らす雲も無し 待ち待ちて木陰に白き寒の月 誰も見ず見れば淋しき寒の月 気も冴えて身もしんしんと寒の月 明かきこと襟立て眺む寒の月 今日26日は初満月の日です。寒々とした夜の燗の月をいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 初天神荒ぶる神も恵比須顔 初天神今が盛りの受験絵馬 願掛けや鈴鳴りやまぬ初天神 花無くも露店連ねて初天神 梅御紋ここは早咲き初天神 今日25日は、荒ぶる神と成った菅原道真を祀った大宰府八幡宮の縁日「初天神」です。 ・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 南無地蔵提灯下げて初地蔵 微笑みは子安の願ひ初地蔵 閻魔様本地は延命初地蔵 祈りなば十福ありと初地蔵 古町や辻々一尊初地蔵 今日二十四日は初地蔵です。十の福を呼ぶと言う地蔵尊をお祀りする日です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 超天上天界便り・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 気も温む咲くも目出度や寒紅梅 寒紅梅咲きて香し二三輪 香りては鳥も寄り来る寒紅梅 色映ゆる澄みし青空寒紅梅 引き寄せば花先薫る寒紅梅 暖冬で梅も新芽も芽吹くものが現れ始めました。とりわけ寒紅梅はお目出度いですね。 ・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 赤に青切り枝鋭き冬木の芽 つんと立つどれが花の芽冬木の芽 ここかしこ一天衝いて冬木の芽 身に伝ふ目覚めの雨や冬木の芽 冬木の芽身には鎧の巻き衣 寒い中でも、春が近づくにつれて、確実に新芽が出て春に備えています。「冬木の芽」で詠んでみました。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事・動植物を愛で寿ぎます お参りは二人同行初弘法 書き初めは般若心経初弘法 呆け封じ夫婦揃ひて初弘法 初大師香煙高き神宮寺 石畳幟辿れば初弘法 五色幕色も新し初弘法 今日一月二十一日は、弘法大師の初縁日です。「初弘法」「初大師」とも言います。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 大寒や早朝遠き電車音 大寒や雲間に冴ゆる月の影 大寒や窓辺に結ぶ露の跡 大寒や遠山連らぬ白き峰 討ち入りも近し大寒雪も無し 大寒や握るマウスの指の先 今日は二十四節気「大寒」です。これからが最も寒くなる時節です。いろいろ詠んでみました。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒暁や車光連なる高速道 寒暁や目覚めは明かき窓明かり 寒暁や寝床恋しき朝ぼらけ 寒暁や雨戸に漏るる淡き影 寒暁や明けて束の間雨となり 昨日の寒暁(かんぎょう)の朝は、太陽が昇ったかと思いきや、たちまち雨が降り出しました。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事・動植物を愛で寿ぎます 初観音幟めでたき御開帳 初観音手繰りし糸は赤い糸 初観音尊顔慈悲の御眼(まなこ) 太閤も拝みし秘仏初観音 ありがたや御下がり貰ひ初観音 写真は、隣町の蟹江町にある古刹『龍照院」の十一面観音像の秘仏です。毎年、初観音の18日に御開帳とな... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒雀ふっくら頬は赤らみて 見繕ひするは番か寒雀 頬緩む顔もふっくら寒雀 起きぬれば庇トントン寒雀 寒雀お宿はそこの藪の中 寒に入り、寒さが厳しくなってくると、雀もふっくらとした「ふくら雀」になって日溜まりなどで見かけるようになりました。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事、動植物を愛で寿ぎます 初閻魔今日は笑顔の地蔵尊 初閻魔酒盛る鬼の赤ら顔 初閻魔剣持ちなば不動尊 初閻魔軸はおどろし地獄絵図 初閻魔罪天秤が気に掛かり 今日は地獄の釜開きのある初閻魔でした。我が町には十王堂が今も残っており、閻魔大王が見られます。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒晴れや全山白き伊吹山 寒晴れや一朶の流る雲も無し 寒晴れや天空分くる飛行雲 寒晴れや日溜まり猫も大欠伸 寒晴れや頬も赤らむ散歩道 昨日は雲一つない寒晴れの一日でした。思いつくままいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・・ 超天上... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒天や干すも干さぬも雲次第 空晴れて暮れなば凍つる西の空 寒天や午後も冷たき晴れの空 襟立てて眺む青空凍ての空 朝ぼらけ四方澄み渡る凍ての空 寒に入り、時々、晴れてはいるものの寒々とした日が続いたりします。これを寒天・凍て空と言います。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和よし日差し頼りに探梅行 探梅行鳥囀りに誘はれて 探梅やふふむ花芽の二三輪 探梅行見るもさみしや我独り 探梅や咲くは早咲き冬至梅 探梅行一花に花の香を訊ね 暖冬のせいもあって、梅が早い所ではちらほら咲き出しています。早咲きの梅を観賞する... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花盛り見つけて嬉し冬花菜 冬花菜咲けどどんぐり背比べ 一早き春の訪れ冬花菜 冬花菜寄りて舞ひ降る群雀 日溜まりにこぼれ育ちて冬花菜 今、こぼれ種から芽生えて大きく育った冬の花菜が満開の所があります。背丈は低いですが壮観です。 ・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 縁起好し小餅砕けば子沢山 鏡割り吉兆占ふ罅(ひび)の数 鏡割り今は難しラップ入り 鏡割り欠片集めてあられ餅 餅浮かべ熱々汁粉鏡割り 今日は鏡開きの日です。鏡餅を割ってその年の無病息災を祈り、吉凶を占います。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます これ見よと妹が声掛く初氷 暖冬や寒四にやっと初氷 薄氷取れば割れつる初氷 煌めきてみ空を映す初氷 日照りなば解けるも早き初氷 今年は暖冬のため、寒に入り四日目になって、こちらではやっと初氷となりました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 超... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和好し風に香を乗せ蝋梅花 蝋梅花切り枝も香り失はず 香り好し色も艶なる蝋梅花 甘き香や鳥も寄り来る蝋梅花 離るるも香は芬々と蝋梅花 暖冬の折、今、蝋梅の花が咲き出してます。とても甘い香りがする花で、すぐに気付きます。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 吹き抜ける風もつれなし枯れ柳 枯れ柳風蕭々と吹き渡る 曇りなば影も朧に枯れ柳 風吹かれ空掃き清む枯れ柳 しだれ枝に日差しこぼれて枯れ柳 背の高い柳も、今ではすっかり枯れ柳になり、北風に吹かれ、淋しさを感じさせます。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 七草や腹も七分の朝餉粥 人日や運気良かれと朝餉粥 七草と知らず昔は飯遊び 熱々も胃にはやさしき七日粥 七草に足らぬ一草七日粥 粥なれど具はたっぷりと七日粥 今日は人日(ジンジツ)、七日粥の日です。正月でもたれた胃袋を休める日です。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語をとして、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒の入り全山遥か銀河嶺 寒の入り高嶺に明かき星の影 寒落暉襟立歩く二人連れ 寒の入り暮るるも早き散歩道 汲み置きし水は歯に凍む寒の入り 今日六日は小寒で寒の入りです。これからが寒さの本番となります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒椿ふふむ花芽の数知れず 落つるとも色なほ褪せず寒椿 寒椿小顔に蕊の黄ぃ明かし 手折りては床に一輪寒椿 口すぼめ花はいぢらし寒椿 寒の入りは一月六日からですが、寒椿が今盛りです。椿は零れ落ちると花の姿を残したまま地に零れ落ちます。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊1090「御用始め」・・超天上天界便り「祝いの短歌二首。「入院の義母も元気を取り戻し目出度き限り新年懇親会」「寿司に酒焼き肉もあり新年会和気藹々と日の暮れるまで」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事・動植物を愛で寿ぎます 休みては気持ちも重き御用始め 御用始め無くば進まぬ仕事始め 御用始め訓示欠かせぬ事始め 始まりは年賀の挨拶御用始め 初尽くし心機一転御用始め 1月4日は御用始めの日です。そして明日が仕事始めとなります。また1年が始まります。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 初詣初めはいつも鎮守様 初詣老母が健康願を掛け 混雑を避けて二日目初詣 初詣九十九折なす人の波 心地よし玉砂利踏んで初詣 コロナ禍も終わり、今年は混雑しても、正月二日目には鎮守様から初詣開始です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 超天上... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事、動植物を愛で寿ぎます 初枕見たや七福宝船 悪しき夢そは逆夢と初枕 目覚めても秘して語らず初夢は よき夢を見んと高めの初枕 初夢や忘れぬうちに夢占ひ 今夜は初夢を見る夜。早めに寝て、見た夢は忘れないうちに夢占いをします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 超... 続きをみる
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新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 遅寝して目覚め一番初日の出 初日の出柏手打って気を結び 年明けて為すこと全て初仕事 明けの春早や聞く季(とき)の花便り 初詣九十九折なす人の列 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事、動植物を愛で寿ぎます 行く年や寸刻刻む壁時計 年果つる禍福巡りて恙なし 孫来る家族六人晦日蕎麦 大晦日夜は紅白早仕舞ひ 行く年や夜を待たずに昼の酒 年の暮れは時が経つのが早くてもう大晦日となりました。今年一年皆様のご訪問ありがとうございました。来年も又よろ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 小晦日(こつごもり)飲んで今宵は前祝ひ 日和よし明けて名残の小晦日 あれよあれと言ふ間に明けて小晦日 小晦日他県ナンバー目立つ頃 家事も終へ午後はのんびり小晦日 大晦日の一日前を小晦日と言います。大晦日では気持ちがお正月の方に向いていますが... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事に動植物を愛で寿ぎます 日を数ふ子等が楽しみお年玉 数へ日や浮かぶは可愛孫の顔 数へ日や終はれば暦✖を付け 数へ日や過ぎて戻らぬ日々の数 数へ日や残り二日で家事仕舞ひ 今年もあと数日で大晦日、そしてお正月です。残り僅かな日々を「数へ日」でいろいろ詠んでみまし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 昇り来る今日が見納め暮の月 暗き世も今宵限りと暮の月 t数へれば今宵名残の暮の月 夜も更けて松影明かき暮の月 年越しの饂飩は月見暮の月 昨夜は今年最後の満月でした。あと四日で年が変わりますが、名残の月を「暮の月」としていろいろ詠んでみました... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事、動植物を愛で寿ぎます 何やらんまずはメモ書き年用意 買ひ出しもメモを頼りに年用意 年用意買ひ置き貯めし冷蔵庫 孫三人年玉揃へ年用意 二人居や今日は半ドン年用意 28日が御用納め、今日は家事納めです。今日は半日整理整頓し、午後はゆっくり休みます。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます シクラメン花芽出づれば水を遣り 咲き継ぎて窓辺に紅きシクラメン 首傾ぐ陰に花の芽シクラメン 盛りては花の篝火シクラメン 枕辺に置きてうたた寝シクラメン 冬の窓辺を飾る花シクラメンがあちこちで見られるようになりました。花期は長く数多い花芽を次... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然・人事・動植物を愛で寿ぎます。 戸締りも忘るな今宵火の用心 寒柝の木霊す空に明かき星 人も無し寒柝響く夜の街 独り居も声頼もしき火の用心 火の用心マイク片手に消防団 自治会では定期的に年末の巡回をするのが恒例になっていてます。特に独居老人にとっては頼もしい呼び声で... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事そして動植物を愛で寿ぎます 若人や聖夜は愛のキューピット 二人居もショートケーキでクリスマス 和の国に集えや今宵クリスマス 見上げれば聖夜輝く星の数 クリスマス上げる祝杯ホットワイン 今日はクリスマスイブです。外国ではこの日は家に籠って感謝の祈りを捧げる日と... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事そして動植物を愛で寿ぎます 古暦残りしメモの走り書き 年暦捨てるもならぬ写真入り *家族の写真入り年暦 古暦外せば残る日焼け跡 古暦捲りもできぬ紙一枚 よく見れば隅に一月新暦 今年もあと残った日も一週間あまりでお正月になります.そろそろ暦の付け替えの準備もし... 続きをみる
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。 俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 湯上りて香りほんのり柚子の風呂 恙なし一陽来復冬至風呂 身も火照り今宵一番冬至風呂 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます。 かさかさと枯葉掻き分く楽しさよ 掃き清め搔き集めれば枯葉山 色姿枯葉眺めて楽しめり 虫食いもありて様々枯葉かな 昔はも焼いて枯れ葉で暖を取り 枯れ葉があちこち積もる頃となりました。枯葉道を音を立てながら歩くのも楽しいですね。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寄せ鍋や妹は欠かせぬ鍋奉行 寄せ鍋は野菜八分に二分の海老 寄せ鍋を突けば早も身も火照り 熱々や黙りてみんな鍋突き 寄せ鍋の締めは二玉饂飩入り 冬の夕餉は鍋物がいいですね。寄せ鍋の様子を色々詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・・ 超天上... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 目も醒むる竜がお宝竜の玉 地に埋む見つけて嬉し竜の玉 天昇る竜が生き魂竜の玉 鬼門守る地に麗しき竜の玉 御守りに瑠璃玉ひとつ竜の玉 庭の縁取りに植えられる「竜の髭」(蛇の髭とも)の青い実が見られるようになりました。澄んだ青色は美しいです。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 焼き芋に大小ありて量り売り 焼き芋や割ればほこほこ黄金色 笛の音昔懐かし焼き芋屋 壺焼きや芋焼く底に赤練炭 旨きこと栗より甘き十三里 焼き芋の季節となりました。今では軽自動車で売りに回る焼き芋屋も珍しくなりました。焼き芋のことを十三里とも言... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 元気よく枯芝駆ける子等の声 座りなば枯芝尻に纏ひつき 影も無し暮れて淋しき枯芝生 日は温し陽射し柔らか枯芝生 北吹きて大地遍く芝枯るる 公園の芝生もすっかり枯芝となっています。陽射しが当たれば日の温みも感じられますが、夕暮れになれば寒々とし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 葦枯れて水際に寄せるささら浪 枯れ葦野間に間さざめく群雀 葦枯れて波間に浮かぶ釣小舟 風も無し夕日輝く枯れ葦野 枯れ葦野蓬(ほほ)けて靡く白き風 木曽川の河原の枯れ葦野の様子を色々な観点から詠んでみました。御笑覧あれ。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 飾りよし商売繁盛実万両 千成や生るも目出度き実万両 実万両小粒も深紅珊瑚玉 縁起よし古家何処も実万両 鵯が食べ鵯が種まき実万両 今様は朱色もありて実万両 冬の庭に輝く実万両の赤い実。他に千両、十両とかありますが、万両の実は下向きに鈴なりに実... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 朗らかな花屋の娘実千両 実千両愛づるは明かき朱の珠 古家も門に目出度き実千両 赤も黄も色こそ優れ実千両 古寺の苔むす道に実千両 色鮮やかな朱色の実の千両が、お正月を前にして花屋の店頭に並ぶようになってきました。 ・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 緩き日は炬燵一つで暖を取り 朝温し夜の炬燵の消し忘れ 晴れ曇りあれど変はらぬ炬燵かな うたた寝や夢にまどろむ昼炬燵 炬燵寝や時を忘れてつい遅寝 ようやく炬燵を置くようになりました。炬燵を置くと、ついつい籠り居になって動きが鈍ってしまい... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 子規虚子も集ひて句詠む漱石忌 「ホトトギス」 猫の目で眺めば苦沙弥(くしゃみ)漱石忌 「吾輩は猫である」 漱石忌江戸つ子坊ちやん大暴れ 「坊っちゃん」 三部作読まば青春漱石忌 「三四郎」「それから」「門」 葛藤はこころ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 葉牡丹の花は四つ色季(とき)の花 葉牡丹で縁を彩る花の園 葉牡丹や巻くも美し鳴門渦 身も縮れ震へば寒し葉牡丹花 葉牡丹は十二単(ひとえ)の花衣 年末になり、花屋さんに葉牡丹が出回るようになりました。門松では松と葉牡丹は欠かせないものになって... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬耕や堅土に入れる風の息 地虫には寝耳に水の冬の耕 冬耕や土跳ね進むトラクター 冬耕や轍(わだち)に白き湯気が立ち 冬耕や後追ふ烏数知れず 冬耕や畔には轍泥の跡 師走に入り、穭田になっていた田んぼにトラクターが入るようになります。いわゆる冬... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬ざるる古家の軒の破れ樋 冬ざるる刈田に濡れる屑の藁 背を丸め風に早足冬ざるる 冬ざるる色花も無き畔田道 冬ざれや主無き家の草の丈 師走となり、枯れ枝も目立つようになり、淋しい冬の風景が見られるようになりました。 ・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 菰巻きや堤連ねて千代の松 老いてなほ並木を飾る菰の松 菰巻きて入江美し松並木 菰巻かれ水面に映えし松の影 菰の松巻けばきりりと男松 冬の風物である松の「菰巻き」が見られるようになりました。ずらりと菰の松が並ぶと壮観です。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和よし煌めく波間浮き寝鴨 ひと潜り出でて首降る離れ鴨 離るとも付きつ離れず見張り鴨 よちよちと歩きて土手に昼寝鴨 波任せ首を埋めて浮き寝鴨 冬の鳥、鴨が見られるようになりました。これからは群れ為す鴨のいろいろな様子が見られます。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 茶を立てよ茶筅はお茶の花の蕊 口遊む茶の花見ればちゃっきり節 茶の花は蕊を残して散り初めり 日和よし茶の花明かき二三輪 茶の花を摘んで香りを確かむる 冬の花、お茶の花がぽつぽつと咲くようになりました。蕊がとても長く俯き加減に咲くのが特徴です... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事に動植物を愛で寿ぎます 早や師走眺む暦のメモの跡 忙しきも玄関に花師走かな 師走かなイルミネ灯る大通り 忙しくて物入り多き十二月 師走かな寸刻刻む夕間暮れ やり残し忘れずメモに師走かな いよいよ十二月に入りました。やり残したことを片付けて、お正月の準備態勢に... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 侘助は点茶の極みわびの花 盛りても侘助淋し二三輪 雨に濡れ黙し語らず侘助は 俯きて何を恥じらふ侘助は 侘助の見るもいぢらしおちょぼ口 朝鮮の役がきっかけて朝鮮から日本に伝来したという椿の一種の花・侘助がひっそりと咲いています。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬木立風にその身は抗はず 影一つ晴れてさやけき冬木立 聳え立つ古家の主冬木立 吹き渡る風蕭々と冬木立 冬木立大樹が落とす幹の影 紅葉の葉も散り、大木は裸木のように枯れた状態になっています。そんな風景を色々詠んでみました。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ポインセチア窓辺に一つ欲しき頃 ポインセチア内には可愛星飾り 祝ひ花色こそ優れポインセチア ポインセチア緋色は血染めイエスの血 ポインセチア緋色は好きな赤ワイン クリスマスを前に、花屋の店頭に真っ赤なポインセチアが並ぶようになりました。ポイ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 葉隠れて見上げば白き枇杷の花 枇杷の花盛りの小花誰知らず ほらここに子蜂辿れば枇杷の花 枇杷の花こぼれど花の影も無し 大樹かな大葉隠して枇杷の花 古寺や門前高く枇杷の花 白い小花がかわいい枇杷の花が咲きだしました。少しずつ咲き、12月いっぱ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 澄み渡る夜空に白き冬の月 明かきこと酔ひも目醒むる冬の月 色冴えて犬も吠えざる冬の月 月冴えり霊光澄んで邪気祓ひ 誰も見ず見れば淋しき冬の月 今日二十七日は冬満月の日です。白く冴えわたる光を放つ冬の月を色々詠んでみました。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事、動植物を愛で寿ぎます 泥まみれ日和良ければ蓮根掘り 蓮根掘り泥田も今は機械掘り 暫し待て鍬に手応え蓮根掘り ぬかるめば田舟浮かべて蓮根掘り 折らぬよに手掘りが仕上げ蓮根掘り 11月に入って、お正月に必要な蓮根の掘り出しが始まっています。今は機械掘りが主流に... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 木曽流る天上埋む冬の星 冬昴(すばる)納言は筆で星を愛で 今宵また揺るがぬ星の冬北斗 巨人なす天空高きオリオン座 冴え冴えと深更極む冬の星 冬の夜空は澄み渡ると、他の季節と違って星空がよく見えます。色々詠んでみました。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 空晴れて木漏れ日映ゆる冬紅葉 冬紅葉夕日に映ゆる淡き影 火と燃ゆる色はいろいろ冬紅葉 時は過ぐ一時の華冬紅葉 冬紅葉散り積む色も新しく 今年の紅葉は遅れ気味ですが、いよいよ赤くなってきました。冬の紅葉を色々詠んでみました ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事を寿ぎます。 働きて一病息災感謝の日 祝詞上げ自然に感謝新嘗祭 銀シャリや新米食べて感謝の日 我が妹はやりくり上手感謝の日 家事疲れ今日は外食感謝の日 今日は勤労感謝の日。ふだんの仕事はやめて休息の一日です。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 超天上天界便り・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます お社の花の香薫る菊花展 花薫る色もとりどり菊花展 凛としてどれも美し菊花展 見目もよし小菊連ねて懸崖花 大菊花見よとばかりに背を伸ばし 昨日は地元の神社の菊花展を見に行ってきました。ずらりと並んだ菊は壮観でした。 ・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雲流る日翳るままに日向ぼこ 風も無し夢か現か日向ぼこ 二人居も暫し語らず日向ぼこ 日向ぼこ座布団折りて高枕 身も火照り眼裏赤き日向ぼこ 冬らしくなってきましたので、暖かい午後は日向ぼこしてうたた寝がよい頃となりました。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風薫る甘き香りの花柊(ひいらぎ) 花柊果つれば長き蕊残し 晴れぬれば色なほ白き花柊 花柊ここは南西裏鬼門 棘の葉の守りは堅し花柊 昨日、庭の柊が咲き始めました。小花ですが、とても甘い香りがします。 ・・・・・・・・・・・・・・ 超天上天界便... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 頬寄せば香り懐かし冬林檎 老いたれば母に薄切り冬林檎 冬林檎風切り走る子等の頬 亜麻色の蜜たっぷりと冬林檎 丸齧り昔懐かし冬林檎 低温で保管されていた林檎が冬林檎として出荷されるようになりました。果実に蜜がいっぱい詰まった冬林檎です。 ・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風吹かば風まで白き大根干し 美脚より太さ第一大根干し 漬け頃や実はしんなりと大根干し 干し大根三日三晩で身はやつれ 日を掛けてじわりと甘き干し大根 冬らしくなって来ましたので、農村地帯に行くと「大根干し」が見られるようになりました。漬物にす... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 穂がすれて白く輝く枯れ芒 芒野は無くも水際の枯れ芒 咲くも華枯るるも華の枯れ芒 身は軽し吹けばさざ波枯れ芒 華添ゆる月が似合ひの枯れ芒 金色の花穂であった芒も、冬になり、白い穂と姿を変えました。そんな枯れ芒を色々詠んでみました。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 芙蓉枯る風吹き散らす花も無し 多き実に花影偲ぶ枯れ芙蓉 天を突く数こそ知らね枯れ芙蓉 枯れ芙蓉晴れなばその実弾け飛び 実も弾けあはれ芙蓉のなれの果て 美しかった芙蓉は枯れて、その実が残り、今や枯れ芙蓉となっています。生け花で用いられたりもし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風花と思はば思へ冬桜 ぽつぽつと日々に咲き継ぐ冬桜 冬桜風に小枝も震へをり 冬桜咲けど訪(とぶら)ふ人も無し 春遠し時待ちきれず冬桜 今、神社の境内に、北風が吹く中、ちらちらと冬桜が咲き継いでいます。冬の間、少しずつ咲き継いでいきます。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 赤と黄と木の葉栞の面白さ 木の葉散る風のさざめき午後の空 木の葉散る一風北の吹き返し 木の葉散る葉舟流るる昼の川 木の葉散る陽だまり恋し朝の道 昨日は、午後北風の吹き肌寒い一日となりました。そして木の葉が舞い散る風景が見られました。 ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 天を突く皇帝ダリア冬の園 北三日皇帝ダリア咲き初めり 仰ぎ見る皇帝ダリア冬の空 丈高し北風そよぐ皇帝ダリア 皇帝ダリア冬帝軍旗ここにあり 背が高くて、よく目立つ皇帝ダリアが咲くようになりました。霜が降りるまでの間、咲き続けます。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花八つ手八方拳を突き出だし 花八つ手天狗団扇に風戦ぎ 花八つ手小蜂が突く拳固山(げんこやま) 花八つ手みんなお相子ぐーを出し 花八つ手溢る小花の甘き蜜 神楽舞鳴らす巫女鈴花八つ手 八つ手の花が咲き出しました。白い毬の形をした花で目立ちません... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 初時雨降れど傘さすほども無し 音も無し濡れて淋しき初時雨 初時雨しばし雀も雲隠れ 樋伝ふ音もぽつぽつ初時雨 風も無し寝入り気付かず初時雨 初時雨小寒にひとつ着重ねぬ 昨日は、初時雨となりました。冷たく静かに降ったり止んだする小雨です。いろい... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬菊は供花に欠かせぬ時の花 色明かし陽だまり埋む冬の菊 香り立つ切ればたちまち冬の菊 日和好し小花も凛と冬の菊 色褪せず花咲き十日冬の菊 冬菊の季節になりました。小花の菊が多いのですが、寒さの中でも香りだけは一人前によく香ります。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 咲き初めは白無垢の花山茶花(さざんか)は 山茶花や蕊の黄明かき晴れの空 花一片散るも儚し姫椿 姫椿鳥も寄り来て花くぐり 日和好し陽に山茶花の赤らめり 山茶花の花が晩秋の頃から咲き出しています。最初は白の山茶花から咲き出します。姫椿とも言いま... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬立ちぬ湯冷め無しとて昼の風呂 冬立てり日差し恋しき朝ぼらけ 冬立つる捲りて数ふ月暦 冬立つる鳥も朝寝の朝ぼらけ 冬立つる木陰の色も淡くなり 今日八日は立冬です。暑い秋に続いて、今年は暖冬になりそうです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 明けぬればすがし名残の秋の風 秋惜しむ冬花一花咲き初めり しとしとと秋の名残の小糠雨 朝夕に日差し恋しき暮の秋 行く秋や夜寒に移る季(とき)を知る 明日は早や立冬です。暖かい日和の続いた秋も、冬らしくなっていくのでしょうか。今日は暮れ行く秋... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 新藁や露濡れそぼつ朝の道 立て掛けて呼ぶに小さき藁の塚 新藁や草履づくりは今昔 新藁を刻み捨て置く田も多し 藁塚は黙し語らぬ人のごと すっかり刈田になってしまった中で、稲架(はざ)がけをするわけでもなく、藁束で作った小さな塚を沢山見かけまし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 血の色はかくもありなん満天星紅葉 満天星の紅葉の垣は日に映えり 燃え立つる焚火はかくも満天星紅葉 清流を横に満天星紅葉かな 紅葉山入口ここも満天星紅葉 紅葉の紅さよりも、紅いものがありました。満天星躑躅の紅葉で「どうだんもみじ」と言います。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 目覚めても恋し温もり冬近し 入れし茶も早や温みけり冬近し 冬近し瞬く星も冴え冴えと 冬近し湯冷めするなと妹の声 冬近し木の葉散り初む散歩道 冬近し今日も追ひ焚き二番風呂 立冬まであと四日となりました。今日は「冬近し」で冬の気配を詠んでみまし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 文化の日辿れば明治開化帝 漫画はも世界の宝文化の日 文化の日今日は無料の博物館 文化の日歴史訪ねて街歩き 文化の日人智も平和ありてこそ 今日三日は文化の日です。文化の日ができた戦後七十八年もの間、文化国家として平和な日々を送ることができまし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雨上がり葉上二尺石蕗(つわ)の花 陰に咲く陽だまり恋し石蕗の花 舞ひ来たる石蕗恋し番い蝶 灯を点す路地裏明かき石蕗の花 色添ゆる冬のさきがけ石蕗の花 菊ならね反りし花弁石蕗の花 立冬まではもう少しありますが、冬さきがけの花、石蕗(つわぶき)... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 実南天日照り輝く珊瑚玉 古家はいづこも角に実南天 新所帯子も多かれと白南天 刺身具(つま)小葉に色添ふ実南天 昔はも厠横には実南天 鬼門に植えられることの多い南天の実がすっかり色づきました。冬になると鳥の餌になってしまいますので早速詠んでみ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 誰も皆愛ある活動赤い羽根 炊き出しが事の始まり赤い羽根 昔はも誰もが胸に赤い羽根 今はもう一括募金赤い羽根 赤い羽根黒地の服によく映えて 赤い羽根の募金が今日で終了します。今では、一括募集で集金がなされて、羽が後から届けられるようになってし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ぼろ衣でも風雅忘れず破(や)れ芭蕉 破れ芭蕉降らば軒端の破れ傘 破れ芭蕉翁巡りし旅の果て 破れども一葉散らせぬ破れ芭蕉 破れ芭蕉汝(なれ)の主は数寄な人 いつも目にしている芭蕉も、今年は台風の影響はなかったのですが、今では破れ芭蕉になってし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 秋深し薄着はならぬ風呂上り 秋寂し鳥の空き巣のこぼれ枝 秋寂し聴くも虚ろな鳩の声 秋深し辿るは去年の旅日記 秋深し旅の日和が気に掛かり 霜月まであと二日となりました。深まっていく秋を「秋深し」「秋寂し」でいろいろ詠んでみました。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 何時やらんその実弾けて棉を吹き 白きこと地には棉の実空の雲 雲のごと吹かれ棉の実何処へやら 棉摘めば嬉し手のひら溢るほど 棉吹きぬ濡らすな雨よその華を 綿繰りや残るは黒き種三つ 今では珍しくなりましたが、綿の実が吹いているのも見つけましたの... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 欠けつるも今宵が華と後の月 肩並べ妹と眺めし後の月 望の月見るに劣らじ十三夜 外に出でよ小寒も明かき後の月 三更や夜空に明かき後の月 三更・・午後十一時頃 今日は旧暦九月十三日、「十三夜」の月が見られ日です。古来、八月の望の月と並んで、日... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます そぞろ寒北の小窓が気に掛かり そぞろ寒今日まで下着は半袖て そぞろ寒蒲団掻き寄す寝入り際 そぞろ寒二度寝もついつい長くなり そぞろ寒夜長の月も冴え冴えと 朝晩めっきり冷え込むようになりました。身もそぞろに寒さを感じるようになりました。 ・・... 続きをみる
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俳句は言霊季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 蕊の黄に白美しき貴船菊 貴船菊舞妓似合ひのみやこ花 あな貴と野辺に珍し貴船菊 明かきこと仏の笑みと貴船菊 貴船菊細身に明かき花の顔 今、貴船菊が満開です。秋明菊とも言います。気品のある菊とは違いますが、明るい印象を与える花です。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 霜降や朝寝恋しき寒さかな 霜降や雨滴は早も白く見え 霜降や鳩鳴く声もくぐもりて 霜降や虫の塒は土の中 朝夕の寒さ気になる霜降かな 今日二十四日は二十四節気の「霜降」です。読んで字の如し、霜がこれからは降り始める季節となりました。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 菊の酒酔ひてしばしの腕枕 月も無し暮れて恋しき菊の酒 重陽や小菊は早も咲き初めり 菊の日や咲き初む菊の花香り 今一献花を浮かべて菊の酒 今日23日は旧暦九月九日、重陽です。菊を浮かべた酒を飲み菊を愛でる日でもあります。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 釣瓶落とし代りて昇る一番星 釣瓶落とし老ひの人生かくのごと 釣瓶落とし道野辺消ゆる長き影 静もるる秋の夜長の四方話 てにをはを並べ推敲夜長かな 夕寒し釣瓶落としの夕間暮れ 日がずいぶん短くなりました。夕暮れが早いのを「釣瓶落とし」と言います... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風船は熟れてもその実うすみどり 風船蔓開ければ猿の笑ひ声 風船蔓種にはハート印あり 吹く風はうす緑色風船蔓 蔓からみ風船蔓玉簾 仲秋の頃、風船蔓の薄緑の実が目立つようになりました。中にある種は実にユニークな形をしています。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 秋夕焼忙しき時も日が暮れて 秋夕焼山上明かき茜雲 秋夕焼点々灯る街路灯 暮れ泥む瀬戸の島々秋夕焼 秋夕焼惜しむ間も無き夕間暮れ 昨日は短い時間でしたが、落暉輝く夕焼け空でした。「ご飯ですよ」と帰りを促す母親の声が思い出されます。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます。 胡桃はも知恵の木の実と人は言ひ 手土産に実もずっしりと胡桃の実 堅きこと鬼が拳骨胡桃の実 手慰み胡桃二つで音鳴らし 胡桃の実頑固親父の鬼の顔 友人宅から胡桃の実を手土産に貰いました。胡桃を割るのが一苦労ですが、ありがたいことです。 ・・・... 続きをみる