俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花一つ野辺に色添ふ夏薊 夏薊濡れて棘葉も柔らげり 風震へ雨に震へて夏薊 空晴れて道の辺明かき夏薊 夏薊花に見とれて一休み 今、道野辺に薊が咲いているのを見つけました。春に咲き出しますが、花期が長く、秋まで続きます。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
根本創造主として、私のスピリチュアルな世界の新着ブログ記事
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 飛び来たる生まれ間もない糸蜻蛉 影よぎる川面掠めて糸蜻蛉 懐かしや昔はどこも糸蜻蛉 糸蜻蛉細身にぎょろり大目玉 番(つがい)てはくの字くの字の糸蜻蛉 糸蜻蛉つまめば早も命取り 昔は糸蜻蛉がたくさんいて大きな蜻蛉の餌になっていました。今は、少... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 奏づるは風鈴風の三連符 風鈴の音は三つ色風任せ 風鈴の音で聞き分く風の音 風鈴の色はくろがね南部鉄 風鈴の絵柄は金魚ガラス玉 風鈴の音は昼寝の子守唄 暑くなると、風にそよそよ吹かれる風鈴の心地よい音色が聞こえてきます。夏に欠かせぬ風物ですね... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夏の萩秋待ちがてに咲き初めり 魁(さきがけ)や花もまばらに夏の萩 花簾丈に短き夏の萩 徒花やこぼるも早き夏の萩 揺るるとも風に短き夏の萩 萩は秋の季語ですが、夏場から咲き始めます。しかし、花は徒花ですぐに散ってしまいます。 ・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 鬼百合の鬼は赤鬼花の色 高き背に鬼百合連ぬ五六輪 鬼百合は風にわが身を翻し 鬼百合やこぼれて残る蕊の跡 首傾げ高みに守る鬼の百合 今、斑目と朱色が美しい鬼百合が咲き出しました。花弁は反り返り、下に俯いて咲きます。 ・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風震ふか弱き乙女合歓の花 眠りつく葉を折り重ね合歓の花 宵闇に花は眠らず合歓の花 露伝ふ花の涙か合歓の花 合歓の花咲けば扇の花の舞 今、合歓の木の花が咲いています。薄紅色の扇形の可憐な花です。 ・・・・・・・・・・・ 超天上界便り・・地球意... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 天牛の髭は上等鞭のごと 天牛は歯形残して紙を切り 天牛の顔は鬼の子牙を剥き ぎいと鳴く子は天牛の髭つかみ 天牛は木々にあまたの穴を開け 一匹の天牛・かみきりむしを見つけました。天牛は無花果など果実の生る木に卵を産み付けるため穴をあちこちに開... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 古傷も燃えて消えけり忘れ草 身も心縮れて今は忘れ草 一日花憂さも明ければ忘れ草 忘れ草朝に目も覚む朱の色 初恋は忘れえぬもの忘れ草 今、藪萱草(やぶかんぞう)の花が次々と咲き継いでいます。別名「忘れ草」とも言います。 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 隠れ咲く見つけて嬉し花鬼灯(ほおずき) 首傾げ何を恥ぢらふ花鬼灯 鬼灯の花は浅黄の白き花 花鬼灯葉陰に明かき灯を点し 鬼灯の花は一枝に花二つ 今、鬼灯の花が咲いています。とても小さな花で、葉陰に隠れて下向きに咲くので見つけにくい花です。 ・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 仰ぎ見る青天高く日輪草 いつ見ても満面の笑み日輪草 風吹けど立ちて揺るがず日輪草 向日葵の迷路巡りて隠れんぼ 日と燃ゆる花芯黒々日輪草 今、背の高い良く目立つ花、向日葵があちこちで咲いています。「日輪草」とも言います。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます しだれ枝に川面埋めて夏柳 風揺れて夏の柳の定まらず 夏柳おどろし月の影も無し 大樹かな身の丈十丈夏柳 風吹かる夏の柳の散歩道 濃い緑色の夏の柳が川沿いに、大きなしだれ枝を風に靡かせて立っています。月明かりの無い夜になると不気味な感じもします... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 咲き上る色はとりどりグラジオラス グラジオラス降らば花穂は酒の盃 首傾ぐ白きは斜塔グラジオラス 片咲きやグラジオラスの片思ひ グラジオラス生けるも位置の定まらず 今、庭にグラジオラスが花を咲かせています。花穂は重く、どうしても片方に傾いて咲... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花盛り色もとりどり百日草 百日草可愛や花芯花の列 枯るるとも色なほ褪せず百日草 花一輪供花に色添へ百日草 一輪も見れば三つ色百日草 供華に欠かせない百日草が咲き続けています。花期が名前の通り長く、枯れても色が褪せません。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 主無き古屋に朱き凌霄花 暮れるとも色なほ明かき凌霄花 凌霄花古屋の垣に軒も越え 凌霄花盛りて蔓根見えぬほど 風に揺れ我咲き招く凌霄花 今、凌霄花(のうぜん・のうぜんか)が花盛りです。一日花で零れ落ちては咲き継いでいきます。また気根の蔓根を持... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雨降れど落とせぬ白さ半夏生 半化粧恋も終はれば色落とし 半化粧白き裳裾は雨に濡れ 緑葉に映ゆる白衣(しらぎぬ)半夏生 白きこと舞妓の項(うなじ)半夏生 風揺れる花穂も白き半夏生 今、半夏生(はんげしょう)の花が花盛りです。真っ白な葉は花が終... 続きをみる
-
俳句は言霊季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 誰を待つ昼顔淡き紅差して 昼顔や暮れねど午後は早眠り 何夢む草を枕に昼顔花 昼顔や荒地に明かき華を添へ 昼顔や日は燦燦と降り注ぎ 昼顔はすっぴん小顔のお嬢さん 今、荒地に昼顔の花が蔓を伸ばして点々と咲いています。とても清楚な美しさがあります。 ・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夏至の暮入りても明かき風呂の窓 夏至なれば明かき内より酒の盃 蒸せる日は一雨欲しき夏至の雨 短夜や明けの朝シャン心地よし 短夜や目覚めは早き午前四時 今日二十一日は夏至です。午前四時過ぎには明るくなり始め、午後八時近くまで明かりが残ります。... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花擬宝珠細身にそよぐ白き風 咲き上る一日一花花擬宝珠 首傾ぐ弥勒が華と花擬宝珠 雨濡れて枝垂る細枝花擬宝珠 花擬宝珠風に細枝の定まらず 今、庭に可憐な花、擬宝珠の花が咲き出しています。細い茎に次々と淡い紅色の花を咲かせます。 ・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 我見よと蕊差し招く美女柳 美女柳美人薄命一日花 美女柳貴妃が睫毛に偲ぶ恋 花一輪野に華添へり美女柳 美女柳蕊に伝ふは涙雨 蕊がとても長く美しい美女柳は未央柳ともいいます。中国の楊貴妃の住んだ未央宮に咲いていたところからそう呼ぶようになったと... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 甘き香に深息一つ梔子花 鎮守杜風に香をのせ梔子花 緑葉に白き花弁梔子花 散りもせで錆びて口惜し梔子花 花腐す雨は口惜し梔子花 今、梔子の花が咲いています。強い香りにすぐにその存在に気付きます。一重と八重のものがあります。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雪の下父(ふ)の字父の字の花絵文字 風そよぐ岩根に明かき雪の下 雪の下細身に白き蝶の翅 走り枝に長き花弁雪の下 初夏に咲く名前は涼し雪の下 岩垣に「雪の下」の花が密生しているのを見つけました。丁度「父」の字のような花弁をしている可愛い花です... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 幸あれと咲くも嬉しや黄のダリア 大輪は燃ゆる太陽緋のダリア 懐かしや母が手折りし花ダリア 子等の声両手ふりふりポンポンダリア 咲き競ふ花は四つ色花ダリア 今、ダリアが咲き出しました。いろいろな色の花がありますが、花の大きなものは牡丹と同じく... 続きをみる
-
俳句は言霊894「水芭蕉」・・昨日は尾瀬ヶ原の旅に出かけましたので、霊界便りはありません。拙句・拙歌ご笑覧あれ。
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 梅雨曇り晴れて輝く水芭蕉 花盛り初夏を彩る水芭蕉 水芭蕉光背白く耀きて 尾瀬ヶ原木道下は水芭蕉 御仏は清流埋む水芭蕉 昨日は群馬県の尾瀬ヶ原の散策に出かけてきました。水芭蕉の盛りは過ぎていましたが、まだ咲き残っていました。短歌も詠んでみまし... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夾竹桃大樹も風にさざめきて 夾竹桃毒花に蝶も寄り付かず 花燃ゆる青天高く夾竹桃 華やげる八重は紅花夾竹桃 夾竹桃白は胡蝶の花の舞 街路樹も十年(ととせ)で大樹夾竹桃 今、夾竹桃の花が咲き出しています。夾竹桃は生命力が強く、公害にも負けないの... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 栗の花巨木が語る縄文期 青き香も色香と思へ栗の花 縄文や万古の栄栗の花 空晴れて花穂豊けき栗の花 栗の花花は妖婆のおどろ髪 今、栗の花が真っ盛りです。満開になると青き香りのする花穂は、乱れ髪のような状態になります。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白百合や本結(もとい)は淡き緑色 首傾ぐ百合は乙女の恋心 朝摘みや床一輪の百合の花 赤白黄今日は何色百合の花 差招く風にゆらゆら百合の花 今、あちこちでいろいろな色の百合の花が咲いています。西洋の百合は大きく、派手な感じがしますが、本来の百... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 浜万年青雨に白地の花咲かせ 海恋し潮の音遠く浜万年青 恋に身も縮れて花に浜万年青 しをるるも咲き継ぎ止まず浜万年青 磯の香に甘き香をのせ浜万年青 梅雨に入り、浜万年青(はまおもと)・浜木綿(はまゆう)が咲き出しました。万葉集にも歌が詠まれて... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日を浴びて枇杷の実甘き金の粒 初生りや食めば滴る枇杷の汁 ころころと舌転がしぬ枇杷の種 ありがたや枇杷の実貰ひお裾分け 熟れ枇杷を突けば鳥に枝さやぎ 今、枇杷の実がたわわに生っています。実を食べて大きな種を吹き飛ばして遊んだことを思い出しま... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 錐のごと青天突いて捩り花 花可愛摘むに摘まれぬ捩り花 丈五寸いつの間にやら捩り花 文字摺草のの字描いて咲き上る 捩り花ねぢれど清き花心 芝生の隙間から、可愛い捩り花が咲く頃になりました。小さな花ですが、多年草ですので毎年楽しめます。文字摺草... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 鯉跳ねて睡蓮一下静もれり 空晴れて水が姿見未草 未草岩上亀が眺めをり 御手開く仏が華と未草 朱の橋下には明かき未草 今、池には睡蓮・未草(ひつじぐさ)がいっぱい咲いています。未の刻・午後二時頃には眠り閉じてしまうので、未草と言うようになりま... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 泰山木葉陰に大き花の影 泰山木大花は風に抗へり 泰山木花芯に尊と仏様 花も香も王者の誇り泰山木 泰山木花盃一升かくのごと 今、白い大きな花、泰山木・タイサンボクの花が樹上高く咲いています。高くで見逃しがちですが、香りのある大輪です。 ・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 咲き初むる蕊の黄可愛花南天 米が花咲くも目出度き花南天 花南天咲けば鬼神も遠回り 花南天花穂は巫女が神楽鈴 昔はも厠に一樹花南天 今、南天の花が咲いています。米粒のような白い小さな小花が密集し花穂を作ります。可愛い黄の蕊が目立ちます。 ・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 我が丈に負けじと葵咲き上り 立葵連ぬる紅の花衣 立葵青天突いて咲き上る 立葵大きは揚羽よく似合ひ 風切って不動の姿立葵 今、背丈の高い立葵が咲き誇っています。花は大型で揚羽蝶がよく似合います。 ・・・・・・・・・・・ 超天上界便り・・人工頭... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 下野(しもつけ)や蕊が織りなす花霞 下野や煙る小花が雨知らせ 下野やブーケが花と名を覚え 下野や鹿の子似合ひの女帯 下野は白地に淡き紅を差し 今、現在の栃木県である下野の国が原産という、シモツケがあちこちで咲いています。小花に長い蕊の花を密... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花菖蒲裳裾は風に乱れをり 雨恋し水の姿見花菖蒲 花菖蒲白地にだらり帯の色 降るも好し濡れて艶なる花菖蒲 色競ふ白地に青き花菖蒲 いよいよ姿の美しい花菖蒲の季節となりました。水辺近くに咲く花で白地に青を基調とした花を咲かせます。 ・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 食べてよと柄を差し伸べてさくらんぼ さくらんぼ赤きは日照り輝きぬ 佐藤錦糖度は最高十八度 *佐藤錦は品種名 桜桃狩食べ放題も腹六分 さくらんぼ甘きは梯子掛けて採り さくらんぼ実生三十で今が旬 さくらんぼの収穫の時期がやって来ました。... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 小判草咲けば千両小金持ち 小判草熟るれば目出度黄金色 惜しきこと振れば空銭小判草 花盛り麦万俵の俵麦 湧くごとし黄金ざくざく小判草 今、小判草が鈴生りになっています。俵麦とも言います。風が吹くと中が空洞なのでからからと音を立てます。熟れると... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます アマリリス赤き衣は恋狂ひ 囁けば耳そばだててアマリリス 隠せども隠せぬ秘密アマリリス かしましや花四姉妹アマリリス 晴れた日は声も朗らにアマリリス 大きな赤い花アマリリスが今咲いています。茎の先に四方に向かって花を咲かせます。 ・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 金糸梅垣の小蜂も忙し気に 雨降らばこぼる金杯金糸梅 一日花なれど尽きざる金糸梅 蕊も金身は金尽くし金糸梅 金糸梅付けたや金の胸飾り 今、生け垣によく使われる金糸梅が次々と咲き続けています。一日花ですが、咲き継ぎ長く目を楽しませてくれます。 ... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 皐月躑躅咲きて葉陰も見えぬほど 芽を摘みて枝葉整へ盆皐月 花盛り雨後美し皐月かな 晴れも好し蜂も寄り来る皐月かな 花一輪摘むには惜しき皐月かな 梅雨が近づくにつれて五月から六月にかけて咲く皐月躑躅。花がびっしりと付いて小葉は見えないほどにな... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雨濡れて首重たげに薔薇の花 赤白黄青もまた良し薔薇の花 大輪や垣乗り越えて薔薇の花 香り好し見目麗しき薔薇の花 棘あれど花の女王薔薇の花 小輪から大輪まで夏の薔薇はバラエティに富んでいます。また薔薇には蔓薔薇と木の薔薇とがあります。 ・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 蛍袋小蜂も暫し雨宿り 蛍袋白きは黄泉の霊灯り 蛍袋紅きは秘めし恋心 蛍袋子等が昔は虫遊び 口すぼめ花に口づけ釣鐘草 元気良し跳ねて踊って風鈴草 今、静かに蛍袋が咲いています。虫が花の中に入るのを見て、昔は蛍を入れて遊んだとか。似た花に風鈴草... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 山法師雲より白き衣着て 山路行くここもあそこも山法師 山法師風に白衣を翻し 黒染めも今は白地の山法師 緑葉に白地美し山法師 風靡く白地の頭巾山法師 今、山に行くとどこにでも真っ白な山法師の花が見られます。花水木は外来種ですが、山法師は日本原... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 凛と立つ風に揺るがぬ銭葵 小金持ち咲きて嬉しや銭葵 銭葵盛れば花の六文銭 ちゅんちゅんと雀が遊ぶ銭葵 銭葵捧ぐ一輪弁財天 銭葵が花盛りです。立葵と違って背は低いのですが、茎は太く頑丈です。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 超天上界便り・・私... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 楽しきや今朝は何色七変化 紫陽花の青は降りたる雨の色 手毬ごと剪りて撞きたや七変化 花盛り狭き路地裏七変化 色形造化の極み額の花 紫陽花が今花盛りです。雨と共に日に日に色香背代わるので七変化とも言います。もともとは額の花でした。 ・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 八重も好し実よりも華の花柘榴 雨濡るる燃ゆる肌(はだえ)の花柘榴 花柘榴恋に縮れて緋と燃ゆる 柘榴咲く赤き花枝の下心 緋と燃ゆる青空映ゆる花柘榴 今、真っ赤な柘榴の花があちこちで咲いています。今は、実を採るよりも専ら花を愛でる観賞用としての... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 金魚草ふっくら頬ぺの子の笑顔 蜂よ蝶汝(な)は何色が好き金魚草 紫の色は珍し金魚草 雨降りに大き口開け金魚草 金魚草晴れなば昇れ天(てん)の川 夏の花、金魚草があちこちで咲いています。いかにも金魚のような形をしていますが、どちらが前でどちら... 続きをみる
-
俳句は言霊869「松葉菊」・・超天上界便り「旅行の為、今日までお休みします」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 縁取りて狭庭彩る松葉菊 きらきらと日に輝けり松葉菊 枝垂れては垣埋め尽くす松葉菊 松葉菊明ければ早も花が咲き 花笠や照日に明かき松葉菊 今、松葉菊が花盛りです。よく庭の縁取りに植えられています。日に輝く花弁が特徴です。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます こほれ咲く草の狭間に庭石菖(にわぜきしょう) 細き身は風震はせて庭石菖 揺らめくは地上の星と庭石菖 儚しや摘むも一日庭石菖 捨て鉢に我が世の春と庭石菖 群れ咲けど踏むに踏まれず庭石菖 今、紫色の小花の庭石菖がいっぱい咲いています。一日花です... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 石竹や細身に可愛ちぢれ花 常夏の花は燦燦日を浴びて 出迎へは常夏二輪床の花 日和好し常夏集ふ番い蝶 石竹の花は薄紅花盛り 撫子によく似た花、石竹の花が満開です。常夏とも唐撫子とも言います。撫子は秋の花ですが、石竹は夏の花となっています。 ・... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 緑葉の狭間に白き花蜜柑 風無くも香り十間花蜜柑 蜂も来る香は芬々と花蜜柑 花蜜柑散り積む花の数知れず 散りてなほ香りて止まず花蜜柑 蜜柑の花が咲いてはまたどんどん散っています。香りは強く遠くまで漂ってきますので、すぐに気づきます。 ・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます こほれ咲く日陰に白きどくだみ花 どくだみや汝(なれ)は薬効著き花 どくだみや小花似合はぬ大き蕊 どぐたみに臭へば蜂も寄り付かず どくだみや傷に手揉みの葉を重ね 繁るほど人に嫌はれどくだみ花 今、庭の日陰の隅にどくだみが咲き出しました。薬効あ... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます クレマチス色目はすがし濃紫 色誘ふ蕊の睫毛やクレマチス クレマチス木陰恋しき昼下がり 蔓からむ鉄の絆やクレマチス お似合ひはドレスの花とクレマチス 鉄線花・クレマチスが咲いています。大きなものは大人の手のひらほどもあります。蔓は強く飾り物の... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます えごの花高枝に白き花の傘 香り来る身も酔ふほどにえごの花 蜂も来る香も芬々とえごの花 盛りても早や散り初めぬえごの花 花揉めば泡吹く不思議えごの花 えごの花は山苣(やまじさ)の花とも言います。花は下向きに咲きとても甘い香りがします。すぐに散... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 芍薬の白は浅黄の薄衣 芍薬や花宰相も花三日 紅花は女宰相顔佳草(かおよぐさ) 顔佳草白は宰相花の君 顔佳草重たや雨に頭たれ 名のごとし万効著き芍薬花 芍薬が満開です。花の宰相として、その美しさは古典の世界でも認められています。 ・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 枝垂れ咲く夏の始まり紅空木(うつぎ) 咲き継ぎて甘き香薫る紅空木 花盛り蜂も寄り来る紅空木 降る雨に色も移ろふ紅空木 香り好し籬(まがき)に欲しや紅空木 今、紅空木(箱根空木とも)が満開です。しだれ枝に淡い甘い香りの花がびっしりと咲きます。... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 姫女苑その名麗し野の小花 たくましや日を燦燦と姫女苑 すっぴんも野に美しき姫女苑 姫女苑小顔にすらり長き足 外つ国も今は故郷姫女苑 香は無けど荒地に華と姫女苑 今、荒地に華と咲く、姫女苑が見られるようになりました。外来種ですが、すっかり日本... 続きをみる
-
俳句は言霊859「花茨」・・超天上界便り「今日は早朝深夜に四国を出て、愛知の方に帰っていきます。その関係で「霊界便り」はお休みさせていただきます」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 群草に身を絡ませて花茨 ほれここにとまれや胡蝶花茨 人恋し野にも華あり花茨 すっぴんも小花美し花茨 花茨小花も今が花盛り 野茨を縒(よ)りて壁掛く花リース 野茨・花茨が今が盛りと咲いています。香りが強く、蝶や蜂が飛んでやって来ます。 ・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 仰ぎ見るみ空に高く桐の花 風そよぐ花穂豊けき桐の花 嫁ぐ日を指折り数へ桐の花 古家に主無くとも桐の花 香り来る山路に明かき藤の花 今、桐の花が盛りを迎えています。天に向かって大きな花穂を広げて咲きます。 ・・・・・・・・・・・・・・ 超天上... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 浅みどり苗にさざ波植田風 密やかに植田に生命(いのち)宿る頃 空晴れて植田に白き雲の影 無残やな植田の畔の余り苗 水澄んで植田に鳥の影も無し 四月下旬に植えられた早苗が定着し、今では美しい植田が広がっているようになりました。 ・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 斑目に薄黄美し花あやめ 花あやめ剣葉しつか腰に差し 雨知らず夏先駆けの花あやめ 陸(おか)育ち濡れてまたよし花あやめ 雨恋しみ空眺めて花あやめ 陸育ちの「花あやめ」が群れ咲いています。いろいろな種類のものがあります。 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風そよぐ木々は緑に立夏かな 床山水花も生け替え立夏かな 立夏かな晴れりゃ午後から腕まくり 立夏かな川面煌めく日の光 ペダル漕ぐ風も緑に立夏かな お似合ひの白きTシャツ立夏かな 今日六日は二十四節気の立夏。夏の始まりです。湿度も低く、暑さもほ... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 餓鬼大将今は孫持ち子供の日 孫来るほほ笑み尽きぬ子供の日 子供の日姉と比べし背の丈 湯上りてきりり鉢巻菖蒲の日 邪気祓ふ屋根に剣葉黄の菖蒲 今日は子供の日です。少子化で孫の数も減りました。それでも帰って来るだけで元気が出ますね。 ・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花埋む白き垣根のジャスミン花 花盛り香り尽きせぬジャスミン花 朝も早よほろ酔ふほどにジャスミン花 茉莉花や思ひ出遠き唐の国 ほれここに蜂も寄り来るジャスミン花 移り香や摘みて確かむジャスミン花 夏の花が一週間ほど早く咲いています。ジャスミン... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 抑止とて戰の構へ憲法日 憲法日我が家に愛の家訓あり 願掛ける平和の祈り憲法日 読みて知る七五の調べ憲法日 憲法日賑はひ絶えぬ行楽地 憲法日昔はどこも旗を立て 今日は憲法記念日です。去年あたりから急速に、戰の危機が迫っているようです。一... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 濡れそぼつ斑目明かき著莪(しゃが)の花 蔭育ち咲くも一日著莪の花 斑目の胡蝶の舞と著莪の花 帰り道暮れるも明かし著莪の花 木漏れ日の道の標に著莪の花 鶴首に摘みて一輪著莪の花 今、著莪の花が咲いています。一日花の美しい花です。著莪は釈迦に通... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和良き庭の片隅甘野老(あまどころ) 庭に咲く元は山草甘野老 庭埋む三日もあれば甘野老 甘野老咲きて夏花咲き初めり 雨雫落ちて狭庭に甘野老 庭に四月下旬になると咲き出すのが甘野老の花。多年草で丈夫な山野草です。 ・・・・・・・・・・・・ 超... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 鯉のぼり風神息を吹き込めり 鯉のぼり幟に託す親の愛 吹き流し五色の色に彩られ 風孕み天空高き鯉のぼり 邪気祓ふ横には猛き鍾馗様 子供の日に向けて、一か月ほど前から鯉のぼりが揚げられています。少子化の影響で見かけるのも少なくなりました。... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 弾け咲く夏の始まり花空木 吹く風にこぼれど尽きぬ花空木 鈴生りて四方に枝垂れる花空木 日和好し匂ひは甘き花空木 雲も無し月夜に明かき花空木 今、甘い香りの卯の花・花空木が咲き乱れています。生垣としてよく植えられています。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春蘭を約(つづ)めて人は蘭と言ひ 洋蘭に負けぬ清楚さ春蘭は 春蘭の花は太根のあればこそ 香は失せど花は散らざり春蘭花 春蘭は己が香に酔ふ蝶のごと 我が家の春蘭が咲き出しました。春蘭の特性を掴んで、いろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 亀鳴けり温む水辺の恋の歌 亀鳴けり雨が恋しと首を出し 亀鳴けり押すな押すなと石の上 亀鳴けり水面に浮かぶ泡の粒 万年の汝(なれ)に髭無し亀鳴けり 迷ひ亀酒飲ませれば亀鳴けり 季語の中でも詠みにくい「亀鳴く」にチャレンジしてみました。最後の迷... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 深緑葉剣守る君子蘭 君子蘭色は目出度き朱(あけ)の色 色も良し誇りも高き君子蘭 すくと立つ四方に敵無し君子蘭 龍がごと四方に火を吐く君子蘭 大鉢や根はずっしりと君子蘭 今、お目出度い花としてよく贈られる「君子蘭」が美しい花を咲かせています。... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 緑なす園に真白き手毬花 風が突く風にゆらゆら手毬花 大手毬咲き初め淡き緑色 手のひらにのせて突きたや手毬花 雨濡れて枝垂るは大き手毬花 小手毬の花を一際大きくしたような、また白アジサイのような大手毬の花が咲いています。咲き初めは薄緑色をして... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 首傾ぐ弥勒がごとく花紫蘭 咲き揃ふ白に紫花紫蘭 風そよぐ花のさざ波花紫蘭 紫蘭咲く大き葉舟に花乗せて 紫蘭咲く蕾は青き筆のごと 今、狭庭の紫蘭が満開となりました。大きな葉に比して細い茎と大きな花で風によく揺れています。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白詰や畔の緑に色添へて 幸探し見つけ四葉のクローバー 白詰や姉やが編みし首飾り 草薫る昼の褥(しとね)に苜蓿(うまごやし) クローバー四葉に恋の願を掛け 白詰草被るは揃ひ白帽子 畦道をあちこち歩くと白詰草の群落に出くわします。クローバーとも... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 背に負ひて産毛やさしき母子草 母子草背(せな)に燦燦日の温み 昔はも草の餅つき母子草 背に負ひし子宝多き母子草 子をあやす風の揺り籠母子草 田の畔に、今母子草がいっぱい咲いています。蓬の他、昔はこれを摘んで草餅の原料としました。 ・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 世世に継ぎ世世に愛でにし藤の棚 艶姿流る川面に藤の花 藤の花花を梯子に熊ん蜂 若藤や木漏れ日淡き藤の棚 風止みて夕暮れ重き藤の花 色香好し丈もまた好し藤の花 日和好し藤の花見て野点かな わが故郷は、藤の花の名所。三千畳もある藤棚を眺めに観光... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 恵み雨百穀百花穀雨かな 季(とき)巡り天地巡りて穀雨かな 長雨も大地の恵み穀雨かな 百穀も一雨が始め穀雨かな 穀雨かな今が買い時種苗店 穀雨かな降らば軒端に鉢並べ 今日二十日は、二十四節気の穀雨です。雨が実りの雨となり、苗の植え時となります... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 株五百色もとりどり牡丹園 花弁を風翻す白牡丹 青牡丹淡きは澄みし空の色 黄ぃ牡丹色地は浅黄花衣 紫も見れば影あり黒牡丹 緋の牡丹花に恋する熊ん蜂 今、牡丹園は花真っ盛り、牡丹は雨に打たれるのが苦手で、雨に打たれぬうちに見に行くのが良いでしょ... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 大樹かな狭庭に大き躑躅山 花躑躅吸ひて確かむ蜜の味 花躑躅散るも儚き蕊の跡 咲き満つる色もとりどり躑躅山 薄紅に淡き口づけ花躑躅 華やぎはひと時のこと花躑躅 庭の躑躅が咲き出しました。満開も間近です。大樹は花の小山のごとく咲き満ちます。 ・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 枝垂れなば小手毬風に柳腰 花付きて小手毬花枝隠るほど 見目も良し香も良し枝垂れ団子花 花埋む小手毬蜂も惑ふほど 花盛り小花連ねて団子花 手毬花,小手毬が咲き出しました。そして、見る間に花枝豊かなしだれ枝になりました。 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 薄黄好し幸呼ぶ花と木香薔薇 木香薔薇生垣縺(もつ)る花簾 生垣に小花は八重の木香薔薇 木香薔薇花を梯子の熊ん蜂 木香薔薇薄黄に八重の花衣 今、木香薔薇が咲き出しています。棘の無い小花のバラで、育ちかよく生垣に使われています。 ・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 荒地咲く可愛や野辺の春薊 花一つ野辺に色添ふ春薊 山にあり野にも花あり春薊 崖路に色も鮮(あたら)し春薊 棘あるも忘れて摘みぬ春薊 昨日は、野辺の荒地に咲く、薊の花を見つけました。平地ではあまり見かけなかったので、驚きました。 ・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 都忘れ色地は著(しる)き濃紫 恋すればその名忘れず都忘れ 都忘れ前世は数寄な人ならん 乱れ咲く季(とき)を忘れず都忘れ 嬉しきは鄙(ひな)にこの花都忘れ 今、「都忘れ」の花が満開です。濃紫の花が特徴で、「江戸紫」とも言います。 ・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 満天星(どうだん)は花のビーズの衣着て 風吹かば鳴らせ満天星花の鈴 空晴れて地に満天星の花が咲き 盛りなば浅黄も白き満天星花 鈴生りて蜂も寄り来る満天星花 今、満天星の花が鈴なりに咲いています。とても甘い香りがして、蜂などが集まって来ます ... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花の山四方埋め尽くす芝桜 晴れの空色香ほろ酔ふ芝桜 子雀が花かくれんぼ芝桜 大の字で寝たや花園芝桜 芝桜盛りて花に影も無し 花埋む蝶も高見の芝桜 今、芝桜が満開を迎えています。甘い香りが丘の全面を覆い尽くし漂ってきます。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 薄紅もまた好し明けの花水木 晴れ空に色も眩しき花水木 浮かびしは白き花雲花水木 花水木其は外つ国の桜花 花水木舞ひし胡蝶と違ふほど 今、花水木が満開です。アメリカに送った桜の代わりに、送られて来たのがこの花水木でした。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 老松や千代をつなぎし松の芯 朝ぼらけ木漏れ日明かき松の芯 仰ぎ見ゆ高枝聳ゆ松の芯 古家も立ちて目出度き松の芯 鳥も来よ花は無くとも松の芯 こぞり立つ風に不動の松の芯 松の木をよく見ると、松の芯がにょきにょきと伸びているのを見かけます。目立ち... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 咲き初めは摘むに短し鼓草 咲き初めし土手の陽だまり蒲公英黄 お揃ひの黄帽子可愛鼓草 お日様の元気貰ひて蒲公英黄 眩しきは花の絨毯蒲公英黄 蒲公英がごく普通に見られるようになりました。どんどん増えて黄色い花の群れが出来上がります。 ・・・・・... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 紫雲英摘む野駆けし昔偲びつつ 道草をするなと言はれ紫雲英摘み 紫雲英摘み姉やがくれし首飾り 紫雲英摘む背に心地よき日を浴びて 紫雲英田や昔は蜂も唸るほど 今、休耕田に紫雲英の花が咲き実出れています。養蜂に欠かせぬ花で、甘い香りがあります。 ... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 香に薫る簪(かざし)に欲しやリラの花 零れどもリラは忘れず北の春 風そよぐ房も豊けきリラの花 淡色も陽に輝けりリラの花 ライラック北も華やぐ季(とき)の花 甘い香りのする美しい花、ライラックまたはリラとも呼ぶ花が今が盛りと咲いています。北海... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 里帰り留守居頼もし初燕 ちちと鳴く古巣探して初燕 晴れ空に庇掠めて初燕 ほらここも電線一羽初燕 幾千里飛び越え今日も初燕 燕が毎年のように古家にやって来ます。初燕としていろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 超天界便り・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます しだれ枝に緑彩なす山吹黄 山吹や山が娘の知恵の花 山吹の八重は黄金の花盛り 蓑も無し折りて手渡す濃山吹 たゆとふて風にさざ波濃山吹 今、山吹の花が花盛りです。八重の山吹もあります。この花には、太田道灌と山の娘との逸話が残されています。 ・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 山苞に貰ひて嬉し多羅木の芽 マヨつけて酒の肴に多羅木の芽 滋養富む山の王者や多羅木の芽 不揃ひも笊に山盛り多羅木の芽 荒山も宝の山と多羅木の芽 山菜の王者、滋養に富むタラキノメ。塩茹でもよし、天婦羅もよしで食べられます。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白無垢にちょいと口紅花豌豆(えんどう) 可愛くも摘めぬこの花豆の花 蚕豆(そらまめ)や花に円らな二つの眼 角隠し嫁ぐ日はいつ豆の花 捨て畑に蔓枝たくまし豆の花 豆の花蛇の目に鳥も寄り付かず 今、豌豆に蚕豆などいろいろな豆の花が咲き出していま... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 明かきこと地に花韮の星の影 花韮や星空明かきベツレヘム 花韮や白地に空の青染めて 花韮や中に小さな花笑窪(えくぼ) 花韮や摘めば移り香指の先 花韮や風にワルツを舞ひ踊り 今、花韮の花が満開です。西洋では別名キリスト降誕にちなんで「ベツレヘム... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事や自然、動植物を愛で寿ぎます 四月馬鹿世辞はこの世の潤滑油 政治家は結果オーライ四月馬鹿 大言も夢あるはよし四月馬鹿 嘘つくも閻魔は笑顔四月馬鹿 四月馬鹿噂に噂尾ひれ付き 今日はエイプリルフール・四月馬鹿です。いろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・ 超... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます チューリップ故郷遠き水の国 チューリップ色もとりどり花の宴 チューリップ蜂は得意の花潜り チューリップふふめば微か花吐息 散り初めは花弁一つチューリップ チューリップ咲きし始めが華にして 今、公園のチューリップが満開です。色もとりどりで暫く... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雲高し一点翔けて揚げ雲雀 揚げ雲雀恋路は高き空の上 ぴちゅるちゅる鳴いて一転落ち雲雀 騙さんと落ちて地を這ふ落ち雲雀 山入日聴けど聞こえず夕雲雀 春になると「ぴちゅるちゅる」と雲雀独特の鳴き声が聞こえてくるようになります。揚げ雲雀・落ち雲雀... 続きをみる