俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事、動植物を愛で寿ぎます 行く年や寸刻刻む壁時計 年果つる禍福巡りて恙なし 孫来る家族六人晦日蕎麦 大晦日夜は紅白早仕舞ひ 行く年や夜を待たずに昼の酒 年の暮れは時が経つのが早くてもう大晦日となりました。今年一年皆様のご訪問ありがとうございました。来年も又よろ... 続きをみる
2023年12月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 小晦日(こつごもり)飲んで今宵は前祝ひ 日和よし明けて名残の小晦日 あれよあれと言ふ間に明けて小晦日 小晦日他県ナンバー目立つ頃 家事も終へ午後はのんびり小晦日 大晦日の一日前を小晦日と言います。大晦日では気持ちがお正月の方に向いていますが... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事に動植物を愛で寿ぎます 日を数ふ子等が楽しみお年玉 数へ日や浮かぶは可愛孫の顔 数へ日や終はれば暦✖を付け 数へ日や過ぎて戻らぬ日々の数 数へ日や残り二日で家事仕舞ひ 今年もあと数日で大晦日、そしてお正月です。残り僅かな日々を「数へ日」でいろいろ詠んでみまし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 昇り来る今日が見納め暮の月 暗き世も今宵限りと暮の月 t数へれば今宵名残の暮の月 夜も更けて松影明かき暮の月 年越しの饂飩は月見暮の月 昨夜は今年最後の満月でした。あと四日で年が変わりますが、名残の月を「暮の月」としていろいろ詠んでみました... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事、動植物を愛で寿ぎます 何やらんまずはメモ書き年用意 買ひ出しもメモを頼りに年用意 年用意買ひ置き貯めし冷蔵庫 孫三人年玉揃へ年用意 二人居や今日は半ドン年用意 28日が御用納め、今日は家事納めです。今日は半日整理整頓し、午後はゆっくり休みます。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます シクラメン花芽出づれば水を遣り 咲き継ぎて窓辺に紅きシクラメン 首傾ぐ陰に花の芽シクラメン 盛りては花の篝火シクラメン 枕辺に置きてうたた寝シクラメン 冬の窓辺を飾る花シクラメンがあちこちで見られるようになりました。花期は長く数多い花芽を次... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然・人事・動植物を愛で寿ぎます。 戸締りも忘るな今宵火の用心 寒柝の木霊す空に明かき星 人も無し寒柝響く夜の街 独り居も声頼もしき火の用心 火の用心マイク片手に消防団 自治会では定期的に年末の巡回をするのが恒例になっていてます。特に独居老人にとっては頼もしい呼び声で... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事そして動植物を愛で寿ぎます 若人や聖夜は愛のキューピット 二人居もショートケーキでクリスマス 和の国に集えや今宵クリスマス 見上げれば聖夜輝く星の数 クリスマス上げる祝杯ホットワイン 今日はクリスマスイブです。外国ではこの日は家に籠って感謝の祈りを捧げる日と... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事そして動植物を愛で寿ぎます 古暦残りしメモの走り書き 年暦捨てるもならぬ写真入り *家族の写真入り年暦 古暦外せば残る日焼け跡 古暦捲りもできぬ紙一枚 よく見れば隅に一月新暦 今年もあと残った日も一週間あまりでお正月になります.そろそろ暦の付け替えの準備もし... 続きをみる
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。 俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 湯上りて香りほんのり柚子の風呂 恙なし一陽来復冬至風呂 身も火照り今宵一番冬至風呂 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます。 かさかさと枯葉掻き分く楽しさよ 掃き清め搔き集めれば枯葉山 色姿枯葉眺めて楽しめり 虫食いもありて様々枯葉かな 昔はも焼いて枯れ葉で暖を取り 枯れ葉があちこち積もる頃となりました。枯葉道を音を立てながら歩くのも楽しいですね。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寄せ鍋や妹は欠かせぬ鍋奉行 寄せ鍋は野菜八分に二分の海老 寄せ鍋を突けば早も身も火照り 熱々や黙りてみんな鍋突き 寄せ鍋の締めは二玉饂飩入り 冬の夕餉は鍋物がいいですね。寄せ鍋の様子を色々詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・・ 超天上... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 目も醒むる竜がお宝竜の玉 地に埋む見つけて嬉し竜の玉 天昇る竜が生き魂竜の玉 鬼門守る地に麗しき竜の玉 御守りに瑠璃玉ひとつ竜の玉 庭の縁取りに植えられる「竜の髭」(蛇の髭とも)の青い実が見られるようになりました。澄んだ青色は美しいです。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 焼き芋に大小ありて量り売り 焼き芋や割ればほこほこ黄金色 笛の音昔懐かし焼き芋屋 壺焼きや芋焼く底に赤練炭 旨きこと栗より甘き十三里 焼き芋の季節となりました。今では軽自動車で売りに回る焼き芋屋も珍しくなりました。焼き芋のことを十三里とも言... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 元気よく枯芝駆ける子等の声 座りなば枯芝尻に纏ひつき 影も無し暮れて淋しき枯芝生 日は温し陽射し柔らか枯芝生 北吹きて大地遍く芝枯るる 公園の芝生もすっかり枯芝となっています。陽射しが当たれば日の温みも感じられますが、夕暮れになれば寒々とし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 葦枯れて水際に寄せるささら浪 枯れ葦野間に間さざめく群雀 葦枯れて波間に浮かぶ釣小舟 風も無し夕日輝く枯れ葦野 枯れ葦野蓬(ほほ)けて靡く白き風 木曽川の河原の枯れ葦野の様子を色々な観点から詠んでみました。御笑覧あれ。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 飾りよし商売繁盛実万両 千成や生るも目出度き実万両 実万両小粒も深紅珊瑚玉 縁起よし古家何処も実万両 鵯が食べ鵯が種まき実万両 今様は朱色もありて実万両 冬の庭に輝く実万両の赤い実。他に千両、十両とかありますが、万両の実は下向きに鈴なりに実... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 朗らかな花屋の娘実千両 実千両愛づるは明かき朱の珠 古家も門に目出度き実千両 赤も黄も色こそ優れ実千両 古寺の苔むす道に実千両 色鮮やかな朱色の実の千両が、お正月を前にして花屋の店頭に並ぶようになってきました。 ・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 緩き日は炬燵一つで暖を取り 朝温し夜の炬燵の消し忘れ 晴れ曇りあれど変はらぬ炬燵かな うたた寝や夢にまどろむ昼炬燵 炬燵寝や時を忘れてつい遅寝 ようやく炬燵を置くようになりました。炬燵を置くと、ついつい籠り居になって動きが鈍ってしまい... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 子規虚子も集ひて句詠む漱石忌 「ホトトギス」 猫の目で眺めば苦沙弥(くしゃみ)漱石忌 「吾輩は猫である」 漱石忌江戸つ子坊ちやん大暴れ 「坊っちゃん」 三部作読まば青春漱石忌 「三四郎」「それから」「門」 葛藤はこころ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 葉牡丹の花は四つ色季(とき)の花 葉牡丹で縁を彩る花の園 葉牡丹や巻くも美し鳴門渦 身も縮れ震へば寒し葉牡丹花 葉牡丹は十二単(ひとえ)の花衣 年末になり、花屋さんに葉牡丹が出回るようになりました。門松では松と葉牡丹は欠かせないものになって... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬耕や堅土に入れる風の息 地虫には寝耳に水の冬の耕 冬耕や土跳ね進むトラクター 冬耕や轍(わだち)に白き湯気が立ち 冬耕や後追ふ烏数知れず 冬耕や畔には轍泥の跡 師走に入り、穭田になっていた田んぼにトラクターが入るようになります。いわゆる冬... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬ざるる古家の軒の破れ樋 冬ざるる刈田に濡れる屑の藁 背を丸め風に早足冬ざるる 冬ざるる色花も無き畔田道 冬ざれや主無き家の草の丈 師走となり、枯れ枝も目立つようになり、淋しい冬の風景が見られるようになりました。 ・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 菰巻きや堤連ねて千代の松 老いてなほ並木を飾る菰の松 菰巻きて入江美し松並木 菰巻かれ水面に映えし松の影 菰の松巻けばきりりと男松 冬の風物である松の「菰巻き」が見られるようになりました。ずらりと菰の松が並ぶと壮観です。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和よし煌めく波間浮き寝鴨 ひと潜り出でて首降る離れ鴨 離るとも付きつ離れず見張り鴨 よちよちと歩きて土手に昼寝鴨 波任せ首を埋めて浮き寝鴨 冬の鳥、鴨が見られるようになりました。これからは群れ為す鴨のいろいろな様子が見られます。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 茶を立てよ茶筅はお茶の花の蕊 口遊む茶の花見ればちゃっきり節 茶の花は蕊を残して散り初めり 日和よし茶の花明かき二三輪 茶の花を摘んで香りを確かむる 冬の花、お茶の花がぽつぽつと咲くようになりました。蕊がとても長く俯き加減に咲くのが特徴です... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事に動植物を愛で寿ぎます 早や師走眺む暦のメモの跡 忙しきも玄関に花師走かな 師走かなイルミネ灯る大通り 忙しくて物入り多き十二月 師走かな寸刻刻む夕間暮れ やり残し忘れずメモに師走かな いよいよ十二月に入りました。やり残したことを片付けて、お正月の準備態勢に... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 侘助は点茶の極みわびの花 盛りても侘助淋し二三輪 雨に濡れ黙し語らず侘助は 俯きて何を恥じらふ侘助は 侘助の見るもいぢらしおちょぼ口 朝鮮の役がきっかけて朝鮮から日本に伝来したという椿の一種の花・侘助がひっそりと咲いています。 ・・・・・・... 続きをみる