俳句は言霊968「秋涼し」・・超天上界便り「旅行中で今日までお休みします」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 秋涼し枕辺通ふ夜の風 秋涼し目覚めし鳥の声さやか 秋涼し老いに優しき朝曇り 秋涼し語らばながら夜も更けて 秋涼し天空高き千切れ雲 朝夕特に涼しくなりました。多かった猛暑日も真夏日になり、涼しくなりました。「秋涼し」でいろいろ詠んでみました。... 続きをみる
俳句は言霊968「秋涼し」・・超天上界便り「旅行中で今日までお休みします」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 秋涼し枕辺通ふ夜の風 秋涼し目覚めし鳥の声さやか 秋涼し老いに優しき朝曇り 秋涼し語らばながら夜も更けて 秋涼し天空高き千切れ雲 朝夕特に涼しくなりました。多かった猛暑日も真夏日になり、涼しくなりました。「秋涼し」でいろいろ詠んでみました。... 続きをみる
俳句は言霊967「虫の音」・・超天上界便り「旅行中で明日までお休みします」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 虫の声聴いて窓開く終ひ風呂 夜風吹く今日は何虫虫の声 虫の音や澄ませば耳に心地よき 競ひ鳴く一夜の恋や虫時雨 ころころと枕辺通ふ虫の声 処暑も過ぎ、朝夕涼しくなりました。それにつれて虫の声をよく聴くようになりました。 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 大なるは指の先ほど零余子(むかご)摘む 不揃ひもありてたまくし零余子蔓 熟れに熟れ摘めば零余子のこぼれ落つ 零余子蔓引けば嬉しや実沢山 笊を持て摘めば零余子の溢るほど 今、零余子がたくさん実をつけています。御飯に炊き込んだり、塩茹でにして酒... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 鎌畳み無念無想の疣毟り(いぼむしり) 逆さ吊り鎌逆立てて疣毟り 疣毟り眼前蝶を狙ひ撃ち 蟷螂や小顔に大き鎌を立て 満腹や蟷螂大き鎌を舐め 大きな鎌を持った蟷螂(とうろう)を見かけるようになりました。疣毟りとも言います。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風吹かるその身も軽く秋茜(あきあかね) 赤蜻蛉汝(なれ)の故郷どのお山 山下りて伴侶見つけに赤蜻蛉 輪を描き追ひつ追はれつ赤蜻蛉 番(つがい)とな赤い糸引く赤蜻蛉 昔はも雨後の空に赤蜻蛉 昔は赤蜻蛉がどこでも見られましたが、昨今は見かける数... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 暗雲に一陣の風秋驟雨 轟きし雷光雷鳴秋驟雨 雷鳴に止まぬ雨音秋驟雨 秋驟雨庭にみるみる水溜まり 秋驟雨流れる道は川のごと 大気が不安定で、先日は「秋驟雨」の日が続きました。そこで、その様子をいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます つくつくと声を限りに法師蝉 尽く尽くと儚き命法師蝉 惜し惜しと何を惜しむや法師蝉 朝行や鳴きて経読む法師蝉 経を読む身はうす衣法師蝉 夏蝉が終わり、秋の蝉に切り替わりましたみ。その代表の一つ、法師蝉を詠んでみました。つくつくしとも言います。... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 小振りでも生れば鈴なり秋茄子 夏痩せにあらず秋生り細茄子 艶よしと摘む手も弾む秋茄子 秋茄子残る徒花数ふほど 秋茄子朝餉彩る一夜漬け 実も締まり、秋茄子の美味しい頃となりました。秋茄子の特徴を掴んでいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 処暑なるや狭庭も秋の花尽くし 朝ぼらけ処暑一筋の流れ雲 そよそよと風心地よき処暑の風 処暑なるや暑さ収めの通り雨 処暑なれど午後は猛暑日たまらずや 今日二十三日からは、二十四節気、残暑も収まって行く言う「処暑」に入っていきます。これからは猛... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 昔はも傘引っ掛けて蓮(はちす)の実 時超ゆる眠りは二千蓮の実 蓮の実天界下す長寿の実 ほろ苦し芯取り忘れ蓮の実 蓮の実昔懐かし束ね売り 今、蓮の花が散って、その後に蓮の実が付くようになりました。大賀博士の採取した二千年前の蓮の実からは、大賀... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 湯上りて涼めば仄香夕化粧 夕化粧明けて儚し一夜花 口に紅ほどよき香り夕化粧 おちょぼ口何を囁く夕化粧 夕化粧月の明かりの一夜妻 今、白粉花(おしろいばな)がいっぱい咲いています。夕方に咲く花なので「夕化粧」とも呼ばれてます。 ・・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 大玉や苦労実りし梨農家 ありの実の手に余りたる大きさよ 大梨や皮剥く妹は手慣れにて 大梨や剥けば甘露の伝ひ落つ 初物や貰ひて嬉し梨土産 先日、初物で大きな梨の実を土産にもらいました。「ありの実」ともいいます。 ・・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風そよぐ目出度き花穂稲の花 月遅れ中生(なかて)は今が花と咲き 実り好し吉凶占ふ稲の花 すくと立つ穂先に白き稲の花 仄薫る風に香を乗せ稲の花 お盆のころになると、中生の稲が花穂を咲かせます。そしてさらに一か月後、収穫の時期がやって来ます。 ... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 鶏頭はフリル自慢の花帽子 燃え盛る花はビロード鶏頭花 迎へ火に墓前に赤き鶏頭花 大将は赤き鉢巻鶏頭花 韓藍(からあい)や搾りて楽し写し染め 供華に欠かせぬ鶏頭の花が今盛りです。色褪せもせず、写し染ができ、「韓藍」とも言います。 ・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 黄カンナ咲けば荒地も花の園 緋の色は釈迦が血染めの花カンナ 誰が植ゑし野辺に明るき黄のカンナ 血と汗と戰が跡に緋のカンナ 緑なす畔田に赤き花カンナ 夏の終わりの頃からカンナが咲き出しています。花期が長く、秋の花となっています。 ・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 猫じゃらし靡けばそこが風の道 猫じゃらし枯れれば花穂黄金色 花無くも荒地賑はし狗尾草(えのこぐさ) 猫じゃらし青きは風によく撓ひ 狗尾草仔猫はじゃれる鼻の先 今、荒地や畦に猫じゃらしの花が咲いています。名前の通り、風に吹かれて揺られる様は、... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や人事、動植物を愛で寿ぎます 敗戦忌夢も儚し共栄圏 終戦日今は焦土の影も無し 終戦忌万死に誓ふ平和の日 終戦忌戦争知らずの三世代 未来(とき)拓く過去を鑑に敗戦忌 敗戦忌生きるに辛き五年間 今日で戦後78年となります。戦争を知らない子供たちが三世代となりました。三... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 末広や花枝伸ばして花芙蓉 床の間に莟(つぼみ)が華と花芙蓉 花芙蓉萎れど零るものは無し 一日花供花には惜しき花芙蓉 八重も好し縮れ乱れて酔芙蓉 芙蓉の花が夏の終わりの頃から咲き継いでいます。花は木槿に似ていますが、違う点も多々ある花です。 ... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夕待たず儚き命蛍草 色すがし土手に群れ咲く蛍草 月草や摘めば色染む指の先 濡れそぼつ蕊の黄可愛蛍草 畔に咲く空より青き蛍草 夏から早くも咲き始めている「露草」。盛りは秋で、花の色が付くので「月草」ともいます。他に「蛍草」とも言います。 ・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 撫子や細身に可愛ちぢれ花 撫子や納言も愛でし季(とき)の花 風震ふ小花可愛や撫子花 薄紅は初恋の色撫子花 撫子に偲ぶは若き母の影 撫子が夏の頃より咲いています。俳句では秋の季語として扱われています。いろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 八頭身美人はかくも女郎花 背高し折りて一輪女郎花 風そよぐ野辺を彩る女郎花 黄に埋む野辺に明るき女郎花 女郎花細身に大き花飾り 夏の終わりごろより、秋の七草でもある女郎花を見かけるようになりました。細い茎の先に小花を一杯ぱっと咲かせます。 ... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 朝顔の押し花添へて夏日記 朝顔の折り目正しき蕾かな 朝顔や咲きてすがしき花の色 蔓絡み野辺の朝顔数知れず 咲き上る軒先高く朝顔花 今、朝顔の花が真っ盛りです。残暑厳しき折に咲く朝顔は、涼感溢れる花です。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 超天... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 亡き母が折りし千代紙花桔梗 弾け咲く五角の蕾花桔梗 あさがほと古歌にも詠めり花桔梗 花桔梗み空にすがき花の色 香は無くも色はすがしき花桔梗 夏の終わりごろから、桔梗の花が咲き出しています。秋の七草として数えられています。「きちこう」とも読み... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風無くもすがしき朝(あした)秋立ちぬ 秋立ちぬ庭に名残の夏の花 立秋や起きて確かむ空の色 秋立ちぬ朝餉に茄子の澄まし汁 立秋やチラシに踊る秋の文字 秋立ちぬ夕べ涼しき散歩道 今日八日は立秋です。暦の上で秋となりました。今日からは「残暑見舞い... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白きことその名目出度き高砂百合 高砂の百合は遅咲き今に咲く 咲き競ふ狭庭に明かき高砂百合 乙女ごと咲きて誇らし高砂百合 咲き乱る花は幾輪高砂百合 遅咲きの百合で外来種の高砂百合が咲き出しました。葉っばが細いので、日本原産の鉄砲百合と区別でき... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 原爆忌今も動かぬ古時計 原爆忌涙に暮れる黒き雨 万人が不戦の誓ひ原爆忌 地獄絵や閃光一下原爆忌 原爆忌消えて残りし人の影 今日、六日は原爆忌。もうあれから七十八年も経ちましたが、まだまだ戦火は絶えることはありません。 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 秋近し天空高き飛行雲 秋近し起きればすがし晴れの空 秋近し木陰の蝉も声変わり 秋近し橋上風の吹き渡り 日は暮れてすがしそよ風秋隣 立秋は八日、秋が近づいています。吹く風に、流れる雲に、蝉の鳴き声に変化を感じ取り、いろいろ詠んでみました。 ・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夜涼し枕辺通ふ夜の風 朝涼し目覚めし鳥の声さやか 朝涼や老いに優しき朝曇り 夜涼し語らばながら夜も更けて 夕涼や川面に浮かぶ月の影 夕涼や降りて嬉しき通り雨 秋が近づくにしたがって、猛暑も朝夕は確実に涼しくなっていきます。 ・・・・・・・・... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 大西日小窓はどこも刷りガラス 西日差す我が家は西が勝手口 大西日一降り欲しき通り雨 葦簀(よしず)掛く裏は天国大西日 風も無し帽子目深に大西日 立秋が近くなりましたが、まだまだ暑く、特に西日が差すと暑苦しさが増します。「大西日」でいろいろ詠... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夏の雲乗りて飛ばさん觔斗雲(きんとうん) 湧き出づる天空高く雲の峰 見渡せば三方埋む雲の峰 日照り雨降らせ鎮めよ雲の峰 搔き曇る一転黒き雲の峰 雨の降らぬ猛暑が長く続いています。夏の雲が垂直に伸びると入道雲・雲の峰が出来上がります。そして直... 続きをみる
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます お早うと花に声掛け日日草 咲き競ふ色もとりどり日日草 日日草誰も気付かぬ一日花 青き空地に日日草の花が咲き 日日草花の笑窪はご愛敬 夏の間、ずっと咲き継いできた日日草。盛りは過ぎましたが、暑さに負けず、明るく咲いています。 ・・・・・・・・... 続きをみる