俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 小糠雨晴れて長閑(のどけ)し午後の空 長閑しや上着要らずの晴れの空 枝咥え鳥が巣作り長閑しや 花に蝶風はそよ風長閑しや ちちと鳴く鳥が目覚まし長閑しや 晴れ空に猫もうたた寝長閑しや 桜も満開となり、長閑な日々が続きます。春真っ盛りの長閑な日... 続きをみる
2022年3月のブログ記事
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俳句は言霊461「桜」・・天頂天頂界便り「大衆操作のために行われる地上世界の政治宣伝(プロパガンダ)。それに対して霊界における指導霊によるマンツマーンの指導。・・そして私の霊体験の総括」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 空晴れて地に棚雲の花の雲 花曇り陰に大樹の黒き影 しだれ枝を傘に身を寄す桜花 *枝垂れ桜の下の恋人二人 満開や川面美し糸桜 着重ねて花の貴婦人八重桜 桜満開の頃となりました。枝垂れの糸桜も素敵ですね。雨風を凌いで咲き続けることを願っていま... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 家出する主忘れて浮かれ猫 徹夜して朝はうたた寝恋の猫 匂い來る甘き声して春の猫 老い猫も我を忘れて恋の猫 今宵もか耳に古傷浮かれ猫 春になり、夜な夜な盛りの来た猫の声が聞こえるようになりました。「恋猫」「春の猫」「浮かれ猫」などで詠んでみま... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春日永打つはぼんぼん古時計 春日永夕餉明るき妹の声 暮れかぬる飲むには長き宵の口 久方の友と日永の長話 春日永暮るるも暫し気は温み 春日永散歩も今日は遠回り 春分も過ぎて、冬至の頃と比べるとずいぶん日が長くなりました。「日永」「暮れかぬる」... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ほーほけきょ初音で目覚む朝ぼらけ 初音聴く鳴けば口笛ほーほけきょ 初音聴くお前花見に野に山に 遠鳴きて藪に木霊す初音かな ほーほけきょけきょ三遍の谷渡り 初音聴き妻に知らせる嬉しさよ 梅には目白でしたが、桜が咲くころになると、鶯の初音を聴く... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 孔明が命の花と諸葛菜 願掛くる戦なき国諸葛菜 天下取り知恵の孔明諸葛菜 諸葛菜咲きて慰む五丈原 *五丈原・・戦場。孔明の没地 死して名を今に残せり諸葛菜 中国の三国時代、蜀の国の軍師・諸葛孔明が飢えから民を救うため、植えさせたのがこの諸葛菜... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風揺るる野辺に明るき連翹花 連翹や手折らば花のこぼれ落つ しだれ枝に黄金の花と連翹花 群れ咲けば匂ひ香し連翹花 花盛り暮るるも明かき連翹花 春たけなわ連翹の花が真っ盛りです。しだれ枝にびっしりと黄色の小花をつけます。 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 彼岸西風(ひがんにし)恵方違へて寺詣り 御仏の教え伝へん彼岸西風 吹き払へ濁世の穢れ彼岸西風 彼岸西風乗せて運べや亡母(はは)の声 晩春や春も区切りの彼岸西風 日和好し吹かば大漁彼岸西風 春彼岸の頃吹く西風を彼岸西風と言います。もともとは出... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 青空に花の白雲雪柳 雪柳吹けば白髪乱れ髪 香り来る花はしだれ枝雪柳 雪柳垣は白滝ナイヤガラ 雪柳揺るるは白き風の道 雪柳散れば小雪の吹き溜まり 今、生け垣の雪柳が花盛りです。春風にそよぐしだれ枝は風情があります。甘い香りがあり、小米花とも呼... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春暁や一片雲の明かりて 夢まどろ目覚めは明かき春の朝 空白み薄くれなゐの春の朝 空に聞く鳴くは何鳥春の朝 空晴れて月影白き春の朝 深息す春曙の心地よさ 今日は心地よい寝心地で、目覚めもすがすがしい春の朝の様子をいろいろ詠んでみました。 ・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白木蓮(はくれん)や咲きて花枝の隠るほど 御手合はす仏の化身白木蓮 花盛り道の標(しるべ)に白木蓮 白木蓮雨待ちがてに手を伸べて 風そよぐ空に帆かけて白木蓮 今、白木蓮が満開です。木蓮だけだと紫木蓮のことを指します。とても華やかな春の花です... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 蒲公英黄なれはお揃ひ黄の帽子 群れ咲くは土手の陽だまり鼓草 摘み取りて簪(かざし)に一つ鼓草 丈低し摘むには難き鼓草 耳澄まし春の音聴かん鼓草 春本番となって土手に畔に蒲公英がいっぱい咲いているようになりました。咲き初めの蒲公英は背丈が低く... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 心地よき夜風に吹かれ春の月 昇りても影は朧の春の月 春の月朧に星の影も無し 昇りては何を願掛く春の月 明かるともなぜか物憂き春の月 昨夜は春真っただ中の「春満月」でした。春霞がうっすらかかって朧月になりました。 ・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ほれここに割れ目見つけて菫草 日和好し空より青き菫草 初恋の遠き思ひ出菫草 ここもまた陽だまり一つ菫草 首傾ぐなれは片恋菫草 コンクリートや岩の割れ目を探せば、必ず春になると見つかる菫草。か弱い花のようで逞しい花です。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。古人の命日を詠んで、古人の人生を辿ります 西行忌笠を阿弥陀に旅桧笠 阿弥陀・・笠を後ろにそらして被る 西行忌夜も明るき花の頃 桜が咲き満月の頃 西行忌歌を枕に旅寝かな みちのくだけでも二回旅しています 花に月愛でて満願西行忌 命日は仏と同じ西行忌 仏‥釈迦の命日 平安末期、... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 唐国は門に目出度き迎春花 しだれ枝に春気巡りて迎春花 しだれ枝に星の輝き黄梅花 風揺るる黄蝶の舞と黄梅花 咲き継ぎて季(とき)呼ぶ花と迎春花 春真っ盛りとなり、黄梅が花盛りとなりました。別名、迎春花とも言います。 ・・・・・・・・・・・・ ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 黄蝶舞ふ風はそよ風春うらら 友求め花を標(しるべ)に紋黄蝶 黄蝶舞ふお前は何の花が好き 黄蝶舞ふ追ひつ追はれつ番蝶 初蝶はいつも紋黄と決まりたり 蜜吸ひて酔ふたか黄蝶舞ひ上がり ずいぶん暖かくなりました。蝶も舞うようになりましたが、最初に登... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花盛り色も鮮(あたら)し木瓜の花 紅白の色も目出度き更紗木瓜 棘あると知らず突かれ木瓜の花 緋の色に元気を貰ふ木瓜の花 やんちゃして叱られ泣いて木瓜の花 老木も咲けば美し木瓜の花 ずいぶん暖かくなり、木瓜の花が咲くようになりました。緋の色が... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 芽柳や花も黄緑見分けかね 糸柳伸びて水面に届くほど 糸柳吹けばその身は風任せ 川を背に姿見映す青柳 糸柳くぐれば頬に心地よき 春も暖かくなって、柳も芽吹いて花も咲くようになりました。新緑の枝はぐんぐん伸びて風任せです。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して。自然や動植物を愛で寿ぎます 埋め尽くす土手の陽だまりつくしんぼ つくつくしどれもどんぐり背比べ 踏むなかれつんと顔出すつくしんぼ 酒肴昔懐かし土筆和え 袴取り母が土筆の卵とじ 暖かくなって土筆が顔を出すようになりました。昔は袴を取って卵とじや和え物にして食べたものです... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます アネモネや赤は夢二が恋の花 何見てるつぶらな瞳アネモネ花 アネモネは風にふらふらフラダンス 澄み渡る空は青色アネモネ花 八重も好し園も華やぐアネモネ花 風に揺れる、細い茎の先に大きな色とりどりの花をつけたアネモネ。花芯は瞳のように黒い可愛い... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 金盞花酒もて注げ花の杯 花明かし蝶も舞ひ来る金盞花 供華に好し朱色美し金盞花 金盞花地に太陽の花が咲き 淡育ち国生みの花金盞花 今、金盞花(きんせんか)の花が咲いています。この花は花冠が窪み、盃のような形をしているのが特徴です。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ぐうきょきばー莟(ふふ)めば楽し花辛夷 辛夷咲く舞ふは仙女の花の舞 香りなば蝶も舞ひ来る花辛夷 青空に白地美し花辛夷 風に香を乗せて運べや花辛夷 まだ満開ではありませんが、辛夷の花が咲き出しました。奔放に咲く白い花は青空に映えて美しいです。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白房も時に赤らめ花馬酔木 甘き香や身も酔ふほどに花馬酔木 花馬酔木京が舞妓の髪飾り 花房は仏の慈悲か花馬酔木 母が胸花は鈴生り花馬酔木 今、馬酔木(あしび・あせび)の花が満開です。甘い香りの小さな花の花房を身にびっしりとつけて咲いています。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花ミモザ揺るるは眩し金の総 気に満ちて豊かなる花ミモザ咲く 外つ国をイエスが祝い花ミモザ 曲がり角香辿れば花ミモザ 豊けきは女神の乳房花ミモザ ミモザ咲く燃えて輝く恋の花 春の花ミモザは銀葉アカシアといいます。黄色い花房の集合体で、香水を作... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 黄金なす星散りばめて花山茱萸 花山茱萸散れば黄金の雨降らし 花山茱萸鈴掛け知らす恋心 花山茱萸稗が黄金の粒ならば 黄金撒く花咲か爺や花山茱萸 稗搗いて歌へ恋歌花山茱萸 今、山茱萸の花が花盛りとなりました。この花では、宮崎県の民謡で山茱萸の花... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 地虫出づ温む目覚めの朝の雨 地虫出づ虎視眈々と鳥の群れ 日和好し地虫も風に誘はれて 地虫出づ減量我も空っ腹 啓蟄や見れば小花に蟻ひとつ 3月5日は二十四節気の「啓蟄(ケイチツ)」です。地虫が春の陽気に誘われて地上に這い出して来る日です。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます サイネリア色は三つ色蛇の目傘 子沢山脇に花の芽サイネリア サイネリア花屋彩る季(とき)の花 サイネリア日に燦燦と輝けり ビロードの花も美しサイネリア 春を彩る色華やかなサイネリアが花屋の店先に並ぶようになりました。漢名で富貴桜ともいいます。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます チューリップ故郷遠き水の国 チューリップふふめば微か花吐息 悩ましき実らぬ恋や鬱金香 散り初めは花弁ひとつチューリップ チューリップ蜂は梯子の花潜り 花の色咲き初め淡きチューリップ 今、早咲きのチューリップが満開です。これが三月下旬になると... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 香り来る花芽赤らむ沈丁花 そよ風に香は芬々と沈丁花 甘き香に深息ひとつ沈丁花 北の門香り辿れば沈丁花 甘香り蜂も寄り来る沈丁花 沈丁花こぼれど明かき星の屑 沈丁花の花が春の日和に誘われて花咲かせています。強い甘い香りが特徴の花です。 ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 香り来る三椏花の風モビル 三椏の花も三叉よさんさ節 雨が降りゃ三椏花の傘を差し 鳥も来る花三椏の甘香り 三椏の花をしるべに散歩道 和紙の原料になる三椏の花が咲き出しました。三叉に分かれた枝先に下向きに蜂巣のような形の花が咲きます。 ・・・・... 続きをみる