俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 具は踊る鍋は鋤焼きぐつぐつと 鋤焼きや昔は子等が肉取り合ひ 鋤焼きや我が家は妹が鍋奉行 鋤焼きや締めは熱々饂飩すき 鋤焼きや旨さ引き立つ卵割り 衣も薫る鋤焼き鍋のほの香り 冬の寒い夜は鋤焼きに限ります。こちらでは食べた後、残り汁に饂飩を入れ... 続きをみる
2022年1月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 写真はネットより伊吹山 朝寒も眺めりゃ清し雪の山 空晴れて北西白き伊吹山 尾張路は北に白山白き峰 眺むれば南西白き鈴鹿峰 北東は全山白き御嶽山 濃尾平野から、冬の山々を眺めると三方に連なる雪の山々が望めます。 ・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 香り来る軽トラ仕立て焼き芋屋 香り好し風上に立ち焼き芋屋 垂れ幕は赤に黒字の焼き芋屋 焼き芋やスーパー何処も電気焼き 甘き香や割れば焼き芋黄金色 寒い時節、熱々の焼き芋は美味しいお八つになります。今は軽トラで、スーパーでは電気を使った焼き芋... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 咲き初めや切るのも惜しき寒紅梅 寒空も咲けば嬉しや寒紅梅 色映ゆる澄みし青空寒紅梅 寒紅梅寄れば香し二三輪 幾度の風雪越えて寒紅梅 香りては鳥も寄り来る寒紅梅 寒紅梅は梅の花の魁、あちこちで咲いています。香りに誘われて小鳥たちもやって来ます... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 絵心は天下一品蕪村の忌 蕪村の忌趣味は得意の文人画 詠みし句を即絵にしたり蕪村の忌 蕪村の忌芭蕉手本の七部集 春星忌死して輝く春の星 今日は旧暦12月25日で俳人・与謝蕪村の命日となっています。「蕪村忌」「春星忌」でいろいろ詠んでみました ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日脚伸ぶ茶で長話尽きぬ夕 日脚伸ぶ夕餉支度も明かき内 日脚伸ぶ散歩も今日は遠回り 日脚伸ぶ残照明かき鈴鹿峰 日脚伸ぶ夕に木霊す子等の声 日脚伸ぶ暮るるも明かき影法師 昨年の冬至から一か月以上経ちましたので、日が髄分長くなりました。「日脚伸ぶ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒灯下行く人みんな急ぎ足 寒灯下行くも淋しき人の影 寒灯下花も枯れにし六地蔵 点々と灯る家々寒灯し 寒灯し見上げりゃ淋し窓明かり 寒々とした夜、人通りの減った道を照らす街灯、「寒灯」をいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・・・ ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒暁や醒むれば淡き窓明かり 寒暁や灯火(ともしび)白き明けの空 寒暁や消えて儚き星の影 寒暁や焼けも束の間晴るる空 寒暁や雨戸に漏るる淡き影 寒からん寝床恋しき冬の朝 遠ざかる寒暁響くバイク音 寒の頃の厳しい寒さの夜明けを「寒暁」といいます... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 何狙ふ屋根に一羽の寒鴉 敵も無し己が刈田と寒鴉 掠め飛ぶヒューと風切る寒鴉 鳴きぬれば暮れて淋しき寒鴉 啄みて寄るも恐れず寒鴉 高啼きて己が天下と寒鴉 秋には群れを成した鴉も、寒の頃になるとめっきり数が減り、刈田に降りて餌を啄む風景を見かけ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 陽だまりで今朝も繕ひ寒雀 朝も早よ恋し陽だまり寒雀 餌を求め枯葉つんつん寒雀 ふくれをりどれが親鳥寒雀 ちちと鳴く群るる電線寒雀 着ぶくれやダウンコートの寒雀 寒い折、陽だまりを眺めてみると、雀は羽を膨らませて「ふくら雀」になっています。こ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 初大師お迎え石の弘法さん 初大師香煙高き神宮寺 初大師幟はためく石畳 呆け封じ夫婦揃ひて初弘法 詣りなば二人同行初大師 書初めは般若心経初弘法 今日21日は空海、弘法大師のご縁日です。「初弘法」「初大師」は各地の寺々で賑わいます。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 大寒や握るマウスの指の先 山白し今朝は大寒峠越え 大寒や雲間に冴ゆる月の影 大寒や早朝遠き電車音 大寒や窓辺に結ぶ露の跡 大寒や晴れど冷たき明けの空 今日二十日は「大寒」です。寒中もっとも寒くなる日です。今日を過ぎると次第に暖かくなり春が近... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 棒のごと伏して動かず寒の鯉 静もるる神泉深く寒の鯉 何夢む深く眠れる寒の鯉 足音に跳ねてここぞと寒の鯉 汝(なれ)もまた恋し陽だまり寒の鯉 影をなす色黒々と寒の鯉 お社の神泉のある池の鯉を眺めていると、じっとしていてなかなか動きません。そん... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 初観音尾張路尊と四観音 ・・荒子観音・笠寺観音・龍泉寺観音・甚目寺観音 初観音万民慈悲の糸を垂れ 初観音化身の数は三十三 いざ参れ幟連ねて初観音 初観音秘仏も今日は笑み浮かべ 今日は1/17初観音の日です。写真は木曽義仲に由来のある秘仏の十... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒夕焼漆黒極む鈴鹿峰 寒夕焼天頂淡き茜色 寒夕焼去りゆく鳥の影一つ 寒夕焼間に間に黒き松の影 寒落暉たちまち消ゆる日の温み 昨日は「寒夕焼(かんゆやけ)」が見られました。山際に落ちる太陽「寒落暉(かんらっき)」も眺めることが出来ました。陽が... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 子も黙るずらり十王初閻魔 初閻魔鬼も亡者も安息日 初閻魔飲んで亭主も赤ら顔 地獄絵や泣く子も黙る初閻魔 罪天秤前に大王初閻魔 初閻魔本地は菩薩お地蔵さん 今日十六日は初閻魔の日。地獄も今日は安息日です。昔の奉公人はこの日は休日なり、先祖詣り... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 火祭もありて温とき小正月 小正月小腹が減れば小豆粥 かしましや女三人女正月(めしょうがつ) 昼の酒女も酔ふて女正月 花正月飾りて祝ふ餅の花 今日15日は満月で、公の男中心の正月・大正月が終わって、一息つくところ。この日は女中心に家庭で私的な... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 銀の芽に赤芽に青芽冬木の芽 春を待つ花芽は何処冬木の芽 天を突く青空高く冬木の芽 硬くとも命の光冬木の芽 枯るるともその身たくまし冬木の芽 冬真っ只中ですが、着実に木々の新芽が育っています。青空に向かってつんと突き出た新芽が逞しいです。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 口漱ぐ六根清浄寒の水 冷たきは六腑に滲みる寒の水 寒の水古井の水もこんこんと 神泉の鯉は黒々寒の水 口含む滋養一杯寒の水 気は満つる天地巡りて寒の水 今日は寒に入って9日目。この日の水のことを「寒九の水」といって、気に富んだ水だと言われ酒造... 続きをみる
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俳句は言霊385「蝋梅」・・天頂天上界便り「シリーズ第四回「天頂界・天上天界・天頂天界・天頂天上界」。四つの霊界について、その成立時期と創造主の大雑把な活動内容についてご紹介しておきます」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和好し香は芬々と蝋梅花 花も透き香も透き通る蝋梅花 香り好し寄せて香を嗅ぐ蝋梅花 濃紫つぶらな瞳蝋梅花 花盛り狭庭も明かき蝋梅花 冬の花、蝋梅が咲いています。甘い香りが離れていても香ってきます。生け花にもってこいの花です。 ・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 吉凶は罅(ひび)で占ひ鏡割り 鏡割り欠片は子等の歯固めに 鏡割り欠片集めてあられ餅 鏡割り今日は祝ひの汁粉汁 鏡割り過ぎて迎へる小春かな 今日11日は鏡開きの日です。鏡餅を木槌で割ってその年の吉凶を占います。後は汁粉にあられ、そして焼餅にし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花一輪花芽残して寒椿 寒椿落つれど花の色褪せず 寒椿老樹も今朝は花一輪 花一輪窓辺に明かき寒椿 日にふふむ寒の椿の蕊の色 口すぼめ花はいぢらし寒椿 寒に入り、寒椿がぽつぽつと咲き始めました。花の少ない厳冬下に彩を添えています。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花蝦蛄葉ふふむ花芽の数知れず 旅留守居咲きて我待つ花蝦蛄葉 北の窓日陰に明かき花蝦蛄葉 花盛り四方に枝垂るる花蝦蛄葉 明けぬれば日毎ふふめり花蝦蛄葉 お正月前から「蝦蛄葉仙人掌」の花が咲き出し、今が盛りと咲いています。花芽が次々と花を開かせ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 囀りを花の頼りに探梅行 日和良しカメラ片手に探梅行 探梅や莟に春を見つけてし 細枝に咲くや一輪探梅行 去年の春想ひ起こして探梅行 花一輪嗅げば嬉しや探梅行 初梅を探して野を訪ね歩くことを「探梅」といいます。ことしは正月三日に見つけました。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 七草や腹も七分の朝餉粥 香り好し昆布茶に入れて七日粥 熱々や朝餉懐かし七日粥 野に摘めど茎は短し七日粥 七草と知らず姉やが飯遊び 野に摘みて一つ足らねど七日粥 今日七日は七草粥の日。正月で腹いっぱい食べたのを、この日からは胃腸の調子を整える... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風吹かれ空掃き清む枯れ柳 枯れ柳風蕭蕭と吹き渡る 曇りなば影は朧に枯れ柳 しだれ枝に日差しこぼれて枯れ柳 枯れ柳昔はここが船着き場 背の高い川辺の柳がすっかり枯れて「枯れ柳」となっています。北風が樹間を吹き過ぎていきます。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 丸くなる今朝も遅寝の寒の入り 汲み置きし水は歯に凍む寒の入り 残り餅浸けて水餅寒の入り 気は巡る水は滋養の寒の水 思ひ出す母の皸(あかぎれ)寒の入り 今日五日は寒の入り「小寒」です。この後、寒さは日増しに増して本番を迎えます。この日に汲んだ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 降り積もる雪を払へば実千両 灯を点す狭庭に赤き実千両 明かきこと実は少なくも実千両 供花に好し赤に黄もあり実千両 赤きこと千両万両色比べ お正月の花、千両。万両は実が下向きに、千両は上向きに実を付けます。いずれもお目出度い木です。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 紅白や店頭飾る福袋 大入りや夢も膨らむ福袋 福袋隙間覗いて品定め 福袋開けて値踏みの声がする 売り切りや残してならぬ福袋 お正月の初売りの楽しみは「福袋」買い。今ではいろいろなものを詰めて売りに出されています。 ・・・・・・・・・・ 天頂天... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 初夢や眠りは浅き高枕 良き夢は秘して語らず初枕 初夢や薄れぬうちに夢占ひ 初枕見たや七福宝船 早寝して見たや良き夢初枕 初枕見たか見たかと夢比べ 正月の夜は初夢を見るチャンス。その見た夢でその年の占いをします ・・・・・・・・・・・・・ 天... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 初日の出パンと柏手気を結び 年明けて万事為すこと初仕事 初湯して六腑清めの朝の酒 初詣り忘れてならぬ鎮守様 明けの春早や聞く季(とき)の花便り 「明けましておめでとうございます」 本年もよろしくお願いいたします ・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる