俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます チューリップ故郷遠き水の国 チューリップ色もとりどり花の宴 チューリップ蜂は得意の花潜り チューリップふふめば微か花吐息 散り初めは花弁一つチューリップ チューリップ咲きし始めが華にして 今、公園のチューリップが満開です。色もとりどりで暫く... 続きをみる
2023年3月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雲高し一点翔けて揚げ雲雀 揚げ雲雀恋路は高き空の上 ぴちゅるちゅる鳴いて一転落ち雲雀 騙さんと落ちて地を這ふ落ち雲雀 山入日聴けど聞こえず夕雲雀 春になると「ぴちゅるちゅる」と雲雀独特の鳴き声が聞こえてくるようになります。揚げ雲雀・落ち雲雀... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 朝ぼらけ声の目覚ましホーホケキョ 藪の中鳴いて鶯雲隠れ 野に山にお前お花見ホーホケキョ 遠鳴きて藪に木霊すホーホケキョ 雨上がり喉潤はせホーホケキョ 竹藪に近づくと、心地よい鶯の声が聞こえてきます。しかし、姿をなかなか見つけることができませ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 諸葛菜咲きて誓ひし天下取り 諸葛菜色は紫知恵の色 諸葛菜吹けば胡蝶が花の舞 死して名を今に残せり諸葛菜 戦乱を越えて咲き継ぐ諸葛菜 三国時代の名軍師・諸葛孔明にちなんで名づけられた諸葛菜が咲くようになりました。飢えを凌ぐために植えられたと言... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 幸せは花の数ほどフリージア フリージア空也が仏かくのごと 兄弟の服はお揃ひフリージア フリージア唄へや唄へ春の歌 お似合ひは花のペン立てフリージア 甘い香りがする黄色が美しいフリージアの花が咲いています。花が幾つも連なって咲く花です。 ・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 菜種梅雨雨滴も光り輝きて 気も温み部屋干しもよし菜種梅雨 菜種梅雨咲きし桜も一休み 雨止まば花も盛りに菜種梅雨 菜種梅雨濡れて小花も咲き初めり 菜の花が今盛りです。そんな時期、三月末から四月初めにかけて降る長雨を菜種梅雨と言います。 ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 枝垂れ枝に黄金の花穂連翹花 花盛り幸呼ぶ花と連翹花 群れ咲きて明かき垣根の連翹花 風揺るる野辺に明るき連翹花 花の香に蝶も舞ひ来る連翹花 今、春の華やかな花、連翹の花が今が盛りと咲いています。幸福を呼ぶ黄色い花だと言われています。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風任せ花を求めて紋黄蝶 番なす見つけて嬉し紋黄蝶 白無くも春先駆けの紋黄蝶 雨上がり濡れし草花紋黄蝶 紋黄蝶舞ふはそよ風春うらら 春一番の蝶は紋黄蝶です。仲間と花を求めて、ふらふらと飛んで来ます。 ・・・・・・・・・・・・ 天寿国便り・・重... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 袴はき着重ね幾つつくしんぼ ここもまた土手の陽だまりつくしんぼ 滋養富む摘むはこの道つくつくし つくつくし夕餉は妹が卵とじ 酒肴昔懐かし土筆和え 袴取り妹が手伝ひつくしんぼ 春の陽気に誘われて、土手の土筆がにょきにょきと茎を伸ばしています。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ちちと鳴く古巣探して初燕 ここもまた電線一羽初燕 弧を描き庇掠めて初燕 幾千里飛び越え今日も初燕 古家も年年歳歳初燕 昨日は一瞬、燕が掠め飛ぶのをみつました。そこで初燕でいろいろ詠んでみました ・・・・・・・・・・・・・ 創造主日記・・重要... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 彼岸西風(ひがんにし)恵方違へて墓参り 風に乗り仏が教え彼岸西風 濁り世の穢れ祓はん彼岸西風 晩春や春も区切りの彼岸西風 彼岸西風吹かば大漁晴れの空 お彼岸の頃、吹く西風を彼岸西風(ひがんにし)と言います。本来は出漁の時期を示す風向きの事で... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 細枝に淡き紅色四手辛夷 華やぎはここに極まり四手辛夷 吹く風に千々に乱れて四手辛夷 甘き香に鵯も誘はれ四手辛夷 そよ風に花の幣振る四手辛夷 今、四手辛夷が花盛りです。とても華やかな美しい辛夷の花です ・・・・・・・・・・・・・・ 創造主日記・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 目くるめく雲上高く揚げ雲雀 落ち雲雀鳴いて一瞬影と消え 揚げ雲雀恋路は高き空の上 ぴちゅるちゅる一転ちゅるる落ち雲雀 子を守り鳴いてここぞと揚げ雲雀 夕暮れの明かき雲間に夕雲雀 広大な濃尾平野の田園地帯では、雲雀の鳴く声が聞かれるようになり... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ほれここに割れ目見つけて菫草 日和好し空より青き菫草 初恋の遠き思ひ出菫草 ここもまた陽だまり一つ菫草 首傾ぐなれは片恋菫草 コンクリートの割れ目とかを見ると、けなげに小さな可愛い花、菫草が咲いていました。 ・・・・・・・・・・・・・・ 創... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 浮かれ猫今日も明日も家出して 耳破れ身もやつれ果て恋の猫 匂ひ立つ抱けばごろごろ恋の猫 浮かれ猫傷は男の紋所 春の猫唄へや唄へ恋の歌 そろそろ春も盛りになって来ると、さかりのついた猫の声が夜中に聞こえてくるようになります。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夢うつつ午後の陽だまり長閑(のどけ)しや 長閑しや流るる川面空の色 長閑しや散歩も今日は遠回り 枕辺にちち鳴く雀長閑しや 枝咥え鳥も巣作り長閑しや 長閑な春うららの日和が続きます。そんなお天気を「長閑」で詠んでみました。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます さざ波に枝差し伸べて猫柳 生ける好し銀の花繭猫柳 花繭は銀鼠(ぎんねず)の色猫柳 青空に銀の花枝猫柳 風孕み日に膨らめり猫柳 猫柳の花が今咲いています。花芽が出る前の銀色の花繭が美しい花です。多くは水辺で枝を伸ばしています。 ・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白髪も花なら嬉し雪柳 風揺れる簪(かざし)に長き雪柳 甘き香に蜂も誘はれ雪柳 滝のごと枝垂れ美し雪柳 雪柳揺るるは風の通り道 しだれ枝に小花散りばめ雪柳 今、我が家の雪柳が盛りを迎えました。小花がびっしりと付いた白穂が美しいです ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 空仰ぐ円らな瞳アネモネ花 澄み渡る青は青空アネモネ花 アネモネや細身に大き花付けて アネモネ花蕊の睫毛が忘られず アネモネや故郷遠き地中海 今、かわいいアネモネの花が咲いています。細い茎に大きな花で、風によく揺れています。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 小花でも香り一番沈丁花 そよ風を辿れば角に沈丁花 帰りなば癒しの香り沈丁花 香り好し厠一輪沈丁花 香を待てり赤芽ふくらむ沈丁花 今、沈丁花の花が満開です。強く甘い香りが特徴で、遠くまで香りが漂ってきます ・・・・・・・・・・・・・・・・ 天... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 空青し雲より白き白木蓮 街角の道のしるべに白木蓮 御手合はす仏の化身白木蓮 白蓮の咲きて花枝の隠るほど 満開や花にそよ風白木蓮 高木で華やかで大きな春の花、白木蓮が今花盛りです。白蓮とも言います。 ・・・・・・・・・・ 天寿国便り・・重要:... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花盛り風に香をのせ花ミモザ 燃え盛る春も盛りの花ミモザ 花盛り道のしるべに花ミモザ 枝も葉も花に埋もれて花ミモザ ミモザ咲く揺れるは明かき花ミモザ 復活を祝ひて飾る花ミモザ ミモザは大樹になりますが、小さな花を房生りにびっしりとつけて春を寿... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 香り立つ土佐ノ水木に春の風 鈴生りや土佐ノ水木に鳥の声 咲き誇る陽光注ぐ土佐水木 いつか見し山路に明かき土佐水木 坊さんも買へや簪(かんざし)土佐水木 土佐水木風吹き鳴らせ花の鈴 日本原産の浅黄色の花、土佐水木が咲いています。花は下向きに鈴... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ヒヤシンス花の数ほど恋をして 末広や白根美しヒヤシンス 花盛り星も煌めくヒヤシンス 青空に反りて風切るヒヤシンス ヒヤシンス年古ごとに花も増え 華やぎは花の数ほどヒヤシンス 今、ヒヤシンスが咲いています。澄んだ香りがします。年を経るにしたが... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 三椏や花の小窓に灯を点し 甘き香や花三椏が和紙の里 雨降るも三椏花は傘要らず 三椏や咲くは三叉の枝の先 ゆらゆらり三椏風の花モビル 花三椏先に黄金の花咲かせ 山間の里に行くと、三椏の花が咲いているのを見かけます。群生していると甘い香りがしま... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夢うつつ出づれば地虫目を細め 地虫出づ温む目覚めの朝の雨 そよ風に花のお迎へ地虫出づ 地虫出づ地穴はここぞ鉢の底 地虫出づ虎視眈々と鳥の群れ 今日六日は二十四節気の「啓蟄けいちつ」です。虫たちが地中から這い上がってくる時期を指します ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 昨日晴れ今日もまた晴れ遅日かな 遅日かな明かれば風呂もゆるゆるり 草も木も遅日に影の薄れゆく 暮かぬる飲むには長き宵の口 遅日かな気ままに散歩暮れるまで 春分まであと一週間ほどとなりました。日が暮れるのが遅くなりました。これを「遅日」と言い... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 紅簪(かざし)濃淡競ふ木瓜(ぼけ)の花 燃え盛る小雨欲しげな木瓜の花 白髪も心は燃えて木瓜の花 野放図に花枝伸ばして木瓜の花 花盛り色は鮮し木瓜の花 今、木瓜の花が真っ盛りです。枝は八方に伸び、白木瓜、緋木瓜、更紗木瓜の三種類があります。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 空に梅地に黄梅の花が咲き しだれ枝に胡蝶の舞と迎春花 咲き継ぎて今を盛りと迎春花 香は無けど春を寿ぐ迎春花 しだれ枝や地に黄梅の灯を点す 今、しだれ枝に春の到来を告げる花、迎春花が今を盛りと咲いています。黄梅とも言います。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 柳の芽潤ふ雨滴は浅緑 空が川青天流る柳の芽 しだれ枝にこれは花かと柳の芽 風吹かれ川面に映す糸柳 しだれ枝に萌ゆるは浅黄柳の芽 しだれ枝や風に芽柳からみつき 今、川辺近くの柳が芽吹いています。花も葉も同じような色で区別しにくいのが特徴ですが... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白房も日に赤らめり花馬酔木 花の鈴振りて鳴らさん花馬酔木 舞姫が花の簪(かんざし)花馬酔木 蜂隠る房は鈴生り花馬酔木 甘き香や身も酔うほどに花馬酔木 豊けきは白き花房花馬酔木 今、馬酔木の花が満開です。鈴なりに白い鈴のような小花をびっしりと... 続きをみる