俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 小判草咲けば千両小金持ち 小判草熟るれば目出度黄金色 惜しきこと振れば空銭小判草 花盛り麦万俵の俵麦 湧くごとし黄金ざくざく小判草 今、小判草が鈴生りになっています。俵麦とも言います。風が吹くと中が空洞なのでからからと音を立てます。熟れると... 続きをみる
2023年5月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます アマリリス赤き衣は恋狂ひ 囁けば耳そばだててアマリリス 隠せども隠せぬ秘密アマリリス かしましや花四姉妹アマリリス 晴れた日は声も朗らにアマリリス 大きな赤い花アマリリスが今咲いています。茎の先に四方に向かって花を咲かせます。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 金糸梅垣の小蜂も忙し気に 雨降らばこぼる金杯金糸梅 一日花なれど尽きざる金糸梅 蕊も金身は金尽くし金糸梅 金糸梅付けたや金の胸飾り 今、生け垣によく使われる金糸梅が次々と咲き続けています。一日花ですが、咲き継ぎ長く目を楽しませてくれます。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 皐月躑躅咲きて葉陰も見えぬほど 芽を摘みて枝葉整へ盆皐月 花盛り雨後美し皐月かな 晴れも好し蜂も寄り来る皐月かな 花一輪摘むには惜しき皐月かな 梅雨が近づくにつれて五月から六月にかけて咲く皐月躑躅。花がびっしりと付いて小葉は見えないほどにな... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雨濡れて首重たげに薔薇の花 赤白黄青もまた良し薔薇の花 大輪や垣乗り越えて薔薇の花 香り好し見目麗しき薔薇の花 棘あれど花の女王薔薇の花 小輪から大輪まで夏の薔薇はバラエティに富んでいます。また薔薇には蔓薔薇と木の薔薇とがあります。 ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 蛍袋小蜂も暫し雨宿り 蛍袋白きは黄泉の霊灯り 蛍袋紅きは秘めし恋心 蛍袋子等が昔は虫遊び 口すぼめ花に口づけ釣鐘草 元気良し跳ねて踊って風鈴草 今、静かに蛍袋が咲いています。虫が花の中に入るのを見て、昔は蛍を入れて遊んだとか。似た花に風鈴草... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 山法師雲より白き衣着て 山路行くここもあそこも山法師 山法師風に白衣を翻し 黒染めも今は白地の山法師 緑葉に白地美し山法師 風靡く白地の頭巾山法師 今、山に行くとどこにでも真っ白な山法師の花が見られます。花水木は外来種ですが、山法師は日本原... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 凛と立つ風に揺るがぬ銭葵 小金持ち咲きて嬉しや銭葵 銭葵盛れば花の六文銭 ちゅんちゅんと雀が遊ぶ銭葵 銭葵捧ぐ一輪弁財天 銭葵が花盛りです。立葵と違って背は低いのですが、茎は太く頑丈です。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 超天上界便り・・私... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 楽しきや今朝は何色七変化 紫陽花の青は降りたる雨の色 手毬ごと剪りて撞きたや七変化 花盛り狭き路地裏七変化 色形造化の極み額の花 紫陽花が今花盛りです。雨と共に日に日に色香背代わるので七変化とも言います。もともとは額の花でした。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 八重も好し実よりも華の花柘榴 雨濡るる燃ゆる肌(はだえ)の花柘榴 花柘榴恋に縮れて緋と燃ゆる 柘榴咲く赤き花枝の下心 緋と燃ゆる青空映ゆる花柘榴 今、真っ赤な柘榴の花があちこちで咲いています。今は、実を採るよりも専ら花を愛でる観賞用としての... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 金魚草ふっくら頬ぺの子の笑顔 蜂よ蝶汝(な)は何色が好き金魚草 紫の色は珍し金魚草 雨降りに大き口開け金魚草 金魚草晴れなば昇れ天(てん)の川 夏の花、金魚草があちこちで咲いています。いかにも金魚のような形をしていますが、どちらが前でどちら... 続きをみる
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俳句は言霊869「松葉菊」・・超天上界便り「旅行の為、今日までお休みします」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 縁取りて狭庭彩る松葉菊 きらきらと日に輝けり松葉菊 枝垂れては垣埋め尽くす松葉菊 松葉菊明ければ早も花が咲き 花笠や照日に明かき松葉菊 今、松葉菊が花盛りです。よく庭の縁取りに植えられています。日に輝く花弁が特徴です。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます こほれ咲く草の狭間に庭石菖(にわぜきしょう) 細き身は風震はせて庭石菖 揺らめくは地上の星と庭石菖 儚しや摘むも一日庭石菖 捨て鉢に我が世の春と庭石菖 群れ咲けど踏むに踏まれず庭石菖 今、紫色の小花の庭石菖がいっぱい咲いています。一日花です... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 石竹や細身に可愛ちぢれ花 常夏の花は燦燦日を浴びて 出迎へは常夏二輪床の花 日和好し常夏集ふ番い蝶 石竹の花は薄紅花盛り 撫子によく似た花、石竹の花が満開です。常夏とも唐撫子とも言います。撫子は秋の花ですが、石竹は夏の花となっています。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 緑葉の狭間に白き花蜜柑 風無くも香り十間花蜜柑 蜂も来る香は芬々と花蜜柑 花蜜柑散り積む花の数知れず 散りてなほ香りて止まず花蜜柑 蜜柑の花が咲いてはまたどんどん散っています。香りは強く遠くまで漂ってきますので、すぐに気づきます。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます こほれ咲く日陰に白きどくだみ花 どくだみや汝(なれ)は薬効著き花 どくだみや小花似合はぬ大き蕊 どぐたみに臭へば蜂も寄り付かず どくだみや傷に手揉みの葉を重ね 繁るほど人に嫌はれどくだみ花 今、庭の日陰の隅にどくだみが咲き出しました。薬効あ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます クレマチス色目はすがし濃紫 色誘ふ蕊の睫毛やクレマチス クレマチス木陰恋しき昼下がり 蔓からむ鉄の絆やクレマチス お似合ひはドレスの花とクレマチス 鉄線花・クレマチスが咲いています。大きなものは大人の手のひらほどもあります。蔓は強く飾り物の... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます えごの花高枝に白き花の傘 香り来る身も酔ふほどにえごの花 蜂も来る香も芬々とえごの花 盛りても早や散り初めぬえごの花 花揉めば泡吹く不思議えごの花 えごの花は山苣(やまじさ)の花とも言います。花は下向きに咲きとても甘い香りがします。すぐに散... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 芍薬の白は浅黄の薄衣 芍薬や花宰相も花三日 紅花は女宰相顔佳草(かおよぐさ) 顔佳草白は宰相花の君 顔佳草重たや雨に頭たれ 名のごとし万効著き芍薬花 芍薬が満開です。花の宰相として、その美しさは古典の世界でも認められています。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 枝垂れ咲く夏の始まり紅空木(うつぎ) 咲き継ぎて甘き香薫る紅空木 花盛り蜂も寄り来る紅空木 降る雨に色も移ろふ紅空木 香り好し籬(まがき)に欲しや紅空木 今、紅空木(箱根空木とも)が満開です。しだれ枝に淡い甘い香りの花がびっしりと咲きます。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 姫女苑その名麗し野の小花 たくましや日を燦燦と姫女苑 すっぴんも野に美しき姫女苑 姫女苑小顔にすらり長き足 外つ国も今は故郷姫女苑 香は無けど荒地に華と姫女苑 今、荒地に華と咲く、姫女苑が見られるようになりました。外来種ですが、すっかり日本... 続きをみる
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俳句は言霊859「花茨」・・超天上界便り「今日は早朝深夜に四国を出て、愛知の方に帰っていきます。その関係で「霊界便り」はお休みさせていただきます」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 群草に身を絡ませて花茨 ほれここにとまれや胡蝶花茨 人恋し野にも華あり花茨 すっぴんも小花美し花茨 花茨小花も今が花盛り 野茨を縒(よ)りて壁掛く花リース 野茨・花茨が今が盛りと咲いています。香りが強く、蝶や蜂が飛んでやって来ます。 ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 仰ぎ見るみ空に高く桐の花 風そよぐ花穂豊けき桐の花 嫁ぐ日を指折り数へ桐の花 古家に主無くとも桐の花 香り来る山路に明かき藤の花 今、桐の花が盛りを迎えています。天に向かって大きな花穂を広げて咲きます。 ・・・・・・・・・・・・・・ 超天上... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 浅みどり苗にさざ波植田風 密やかに植田に生命(いのち)宿る頃 空晴れて植田に白き雲の影 無残やな植田の畔の余り苗 水澄んで植田に鳥の影も無し 四月下旬に植えられた早苗が定着し、今では美しい植田が広がっているようになりました。 ・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 斑目に薄黄美し花あやめ 花あやめ剣葉しつか腰に差し 雨知らず夏先駆けの花あやめ 陸(おか)育ち濡れてまたよし花あやめ 雨恋しみ空眺めて花あやめ 陸育ちの「花あやめ」が群れ咲いています。いろいろな種類のものがあります。 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風そよぐ木々は緑に立夏かな 床山水花も生け替え立夏かな 立夏かな晴れりゃ午後から腕まくり 立夏かな川面煌めく日の光 ペダル漕ぐ風も緑に立夏かな お似合ひの白きTシャツ立夏かな 今日六日は二十四節気の立夏。夏の始まりです。湿度も低く、暑さもほ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 餓鬼大将今は孫持ち子供の日 孫来るほほ笑み尽きぬ子供の日 子供の日姉と比べし背の丈 湯上りてきりり鉢巻菖蒲の日 邪気祓ふ屋根に剣葉黄の菖蒲 今日は子供の日です。少子化で孫の数も減りました。それでも帰って来るだけで元気が出ますね。 ・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花埋む白き垣根のジャスミン花 花盛り香り尽きせぬジャスミン花 朝も早よほろ酔ふほどにジャスミン花 茉莉花や思ひ出遠き唐の国 ほれここに蜂も寄り来るジャスミン花 移り香や摘みて確かむジャスミン花 夏の花が一週間ほど早く咲いています。ジャスミン... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 抑止とて戰の構へ憲法日 憲法日我が家に愛の家訓あり 願掛ける平和の祈り憲法日 読みて知る七五の調べ憲法日 憲法日賑はひ絶えぬ行楽地 憲法日昔はどこも旗を立て 今日は憲法記念日です。去年あたりから急速に、戰の危機が迫っているようです。一... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 濡れそぼつ斑目明かき著莪(しゃが)の花 蔭育ち咲くも一日著莪の花 斑目の胡蝶の舞と著莪の花 帰り道暮れるも明かし著莪の花 木漏れ日の道の標に著莪の花 鶴首に摘みて一輪著莪の花 今、著莪の花が咲いています。一日花の美しい花です。著莪は釈迦に通... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和良き庭の片隅甘野老(あまどころ) 庭に咲く元は山草甘野老 庭埋む三日もあれば甘野老 甘野老咲きて夏花咲き初めり 雨雫落ちて狭庭に甘野老 庭に四月下旬になると咲き出すのが甘野老の花。多年草で丈夫な山野草です。 ・・・・・・・・・・・・ 超... 続きをみる