俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます すくと立つ芍薬ふふむ花の数 芍薬の白は浅黄の花衣 芍薬や花宰相も三日にて 大輪や芍薬枝を支え置き 紅花は女宰相顔佳草 今、牡丹と並ぶ大輪の花、芍薬が咲いています。美しく良い香りがします。 ・・・・・・・・・・・・ 天寿国便り・・重要:一昨日... 続きをみる
2024年4月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花蕊は恋に縮れり花紫蘭 首傾げ色も艶なる花紫蘭 風震ふ恋の囁き花紫蘭 恋すれば花も赤らめ花紫蘭 花紫蘭蕾の筆で絵を描き 今、紫蘭の花が真っ盛りです。首を傾げた可憐な花です。色々詠んでみました ・・・・・・・・・・・・・ 天寿国便り・・最重要... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 九十九(つづら)折り道のしるべに射干の花 鶴首に摘みて一輪射干の花 濡れそぼつ木陰に明かき射干の花 斑目の胡蝶の舞か射干の花 散歩道暮るるも明かき射干の花 今、花びらが縮れた、蝶のようにきれいな射干の花が咲いています。著莪の花とも書きます。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 青牡丹淡きは霞む空の色 これがまあ魔王の鏡黒牡丹 黄牡丹や富貴はここに極まれり 熊ン蜂花を梯子に緋の牡丹 黄ぃ牡丹浅黄は昔花衣 今、花の王者、いろいろな色の牡丹が花盛りです。色に合わせて色々詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・ 天上... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 愛で愛でて継ぎし藤棚一千畳 我が背越ゆ藤の古木の房の丈 花花花独り占めする熊ん蜂 若藤や木漏れ日浅き房の影 頬寄せば花を簪(かざし)に藤の花 昔はも小舟浮かべて藤見酒 今,藤が真っ盛りです。いろいろな角度からその美しさを愛でて詠んでみました... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます こでまりと可愛やその名仮名で書き 団子花小蜂も花に惑ふほど 小手毬は撞かねど花の毬を付け 小手毬や盛りて花枝隠るほど 枝垂れなば小手毬風に柳腰 小花をびっしりと毬のようにつけた、しだれ枝も美しい小手毬の花が今満開です。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 躑躅山追ひつ追はれつ番蝶 蕊隠す八重も又あり花躑躅 器量よしこの家の娘花躑躅 薄紅に淡き口づけ紅躑躅 花躑躅こぼれば残る蕊の跡 今、躑躅が満開となりました。密集し咲き丸くなった大きなものは躑躅山とも言います。 ・・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 山吹の垣には小鳥鳴き集ひ しだれ枝に緑彩なす黄山吹 山吹や八重もまた良し黄金色 雨笠が無くば山吹髪に挿せ たゆとふて風にさざ波山吹黄 今、しだれ枝に黄色の花が特徴の山吹の花が咲いています。この花には、太田道灌と山の娘との逸話が残されています... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 薄紅もまた良し明けの花水木 花水木舞ひし胡蝶も惑ふほど 空映ゆる色も朗らに花水木 花水木群れ飛ぶ蝶の花の舞 異国より平和の徴花水木 今、花水木が咲き出しています。咲き出しの薄紅色から満開になると真っ白に変わる、とても華やかな花です。 ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 色映ゆる葎(むぐら)の中の十二単 十二単衣は尊と濃紫 葎宿なれど門には十二単 十二単雅(みやび)はここに極まれり 風を切る十二単の花の塔 古家の門の所に濃紫の美しい花「じゅうにひとえ」を見つけました。花弁が何段にも分かれていることから十二単... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 時来たる百穀百花穀雨かな 穀雨かな濡れし畑の黒き土 畝作る穀雨は天の恵み雨 百穀が万石となる穀雨かな 買い求む実の生る苗を穀雨かな 今日18日は二十四節気の穀雨です。植えた苗が恵みの雨によってこれからすくすくと育っていきます。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 天を突く立ちて美し松の芯 老松や千代をつなぎし松の芯 仰ぎ見る高枝聳ゆ松の芯 古家も立ちて目出度き松の芯 緑立つ陽射し眩しき松の芯 今、あちこちの松が花を咲かせようと「松の芯」を一杯伸ばしています。 ・・・・・・・・・・・・・・ 天寿国便り... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花蘇芳咲けば花枝の見えぬほど 花蘇芳染めし衣は紫苑色 香り好し花も艶なる花蘇芳 捩れ枝に紅の紫花蘇芳 花蘇芳花枝珍し左巻き 今、花蘇芳(はなすおう)の花が満開です。とても艶やかなマメ科の花でびっしりと花を付けます。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 明かきこと地にガザニアの花が咲き 蜂も来る蝶も寄り来るガザニア花 輝くは花の勲章ガザニア花 日に目覚め曇らば眠るガザニア花 夏日和日は燦燦とガザニア花 今、庭の花壇はガザニアの花で満開です。とても華やかな花で日を浴びて輝いています。 ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 満天星は花のビーズを身に纏ひ 香り来る蜂も寄り来る満天星花 風に乗せ鈴の音聞かせ満天星花 花明かる満天星花の数知れず 盛りなば浅黄も白く満天星花 降らねども満天星花の雨雫 小さな釣り鐘のような花をびっしりつけ、甘い香りのする満天星(どうだん... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 家守る葉剣堅き君子蘭 君子蘭色は目出度き朱の色 門に松戸口に栄君子蘭 すくと立つ四方に敵無し君子蘭 明かきこと龍が火を吐く君子蘭 今、戸口に置かれた君子蘭が美しい花を咲かせています。名前の通り、誇り高い縁起の良い花です。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 学び舎は昔は名所桃の花 香りては鵯も花狩る桃の花 花散れど百(もも)と実を成せ桃の花 邪気祓ふ言ふも頼もし桃の花 家持も歌で香を愛づ桃の花 今、桃の花が満開です。専ら花を楽しむ花桃ですが、いろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・ 天寿... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 幸せは花の数ほどフリージア お似合ひは花のペン立てフリージア 群れ咲きて甘き香のフリージア フリージア挿して花枝の定まれり 花盛り希望の黄色フリージア 黄色が目立つ春の花、フリージアが花盛りです。仄かな甘い香りがあります。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雨濡れて緑増します柿若葉 木漏れ日に網目美し柿若葉 晴れ空や葉にも華あり柿若葉 目に優し色はすがしき柿若葉 よく見れば赤子の肌(はだえ)柿若葉 柿の若葉が出て新緑の美しい頃となりました。その美しさをいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ムスカリの青は美し空の色 こぼれ咲くここもあそこもムスカリの花 地を埋む空より青きムスカリの花 香は無けど色は鮮しムスカリの花 ムスカリは小人の国の花にして 群れ咲きて狭庭彩るムスカリの花 今、あちらこちらでムスカリの花を見かけるようになり... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日にふふむ蕾も紅き花海棠 花弁は頬紅の色花海棠 甘き香に蜂も誘はれ花海棠 花海棠風に花枝もそよそよと 俯きてなぜに恥じらふ花海棠 バラ科の花海棠が桜の後、咲きだしています。俯き加減に咲く花はとても愛らしいものがあります。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 紫雲英田や野駆けし昔偲びつつ 紫雲英摘み姉やが作る首飾り 紫雲英田や香りて蜂も唸るほど 田肥やしも踏むには惜しき紫雲英かな 紫雲英摘み背に心地よき日の光 田の肥やしに紫雲英(げんげ)が植えられているところがあります。甘い香りと蜂が一杯飛んで... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 丘埋む蝶も高見の芝桜 そよ吹けば香も芬々と芝桜 芝桜雀の恋は花の下 叶ふなら寝たや絨毯芝桜 香は一つ色は三つ色芝桜 今、甘い香りの芝桜の花が今が盛りと咲いています。我が家も咲いています。 ・・・・・・・・・・・・・・ 超天上天界便り・・最重... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風ふふみ日にふくらんでリラの花 香に薫る仰げば明かきリラの花 花祭りありや外つ国リラの花 花香る簪(かざし)一輪リラの花 こぼるともリラは忘れず北の春 今、リラの花が咲き出しています。仄かな甘い香りもあります。北国では遅い春が来たならライラ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 清明や気は満ちどこも花盛り 清明の風はそよ風南風 清明や靡く花雲空の下 清明や花から花へ蝶の舞 唐国も今日は清明墓参り 今日四月四日は二十四節気の「清明」です。花々が咲き乱れ、清く明るい気に満たされた頃となりました。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 荒れ山も宝の山と多羅木の芽 多羅木の芽掻けば掌あふるほど 酒肴山菜王者多羅木の芽 天婦羅や山椒かけて多羅木の芽 不揃ひも笊に山盛り多羅木の芽 毎年、四月になると「山菜の王者」多羅木の芽をもらいます。天婦羅にするとおいしく食べられます ・・・... 続きをみる
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俳句蓮季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白無垢にちょいと口紅豆の花 豆の花どれを選ぼか迷ひ蝶 敷き藁は無くもすくすく豆の花 豆の花蛇の目は鳥も近寄らず 蝶が舞ふ風に吹かれて豆の花 今、畑では豆の花が咲いています。写真は蚕豆(そらまめ)です。よくみれば可愛い花です。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 空晴れて地には棚雲花の雲 花曇り陰に大樹の黒き影 霞めるは斑花雲山桜 着重ねて花が貴婦人八重桜 しだれ枝を傘に身を寄す桜花 満開や川面美し糸桜 桜が花盛りの季節となりましたので、いろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・ 超天上... 続きをみる