俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花山茱萸花は黄金の日本晴れ 花山茱萸吹いて散らすな風の神 金の星空に散りばめ花山茱萸 花山茱萸散るは黄金の花雫 黄金なす日は燦燦と花山茱萸 花山茱萸掛けて知らせん恋の鈴 山茱萸(さんしゅゆ)には黄色い小花がびっしりと付きます。今が満開です。... 続きをみる
2023年2月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 仏の座雀も詣る野辺の道 花埋むこの道どこも仏の座 畔青む花も盛りの仏の座 仏の座袈裟は貴き濃紫 花埋む五百羅漢や仏の座 合掌や花の御仏仏の座 詠むのが遅くなりましたが、土手や畔に「仏の座」がいっぱい咲いています。とても生命力強い花です。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風光る川面にきらり魚の影 風光るペダルも軽きサイクリング 風そよぐシーツ一枚風光る 風光る天空流る飛行雲 風光るショートカットのお嬢さん 春空の暖かく眩しい日差しとそよ風を合わせて、「風光る」と言います。いろいろ詠んでみました。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風吹かば青きさざ波麦青む 見晴るかす隣家は遠く麦青む 麦青む狭間の畝も見えぬほど 麦青む青天高く鳥の声 麦青む四方三里は干拓地 濃尾平野の南部には広大な農地が広がっており、田植え前の今は麦が青々と育っています。 ・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 昔はも従姉妹集ひて飾り雛 緋毛氈敷きて高きに内裏雛 古雛も衣は貴と綾錦 古雛や蟇目鉤鼻生けるごと 官女雛舞ふは雅の花の舞 謡ひては吹けや叩けや囃子雛 候ふは籠の御前仕丁雛 来月三日は雛祭り。今日では七段飾りの雛人形を飾るのも少なくなりました... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 散りて早や褪せるも惜しき白椿 おちょぼ口誰に恋する紅椿 赤と白斑目もあり玉椿 蕊隠し何を恥ぢらふ八重椿 薔薇のごと見目麗しき乙女椿 こぼれ落つ色も鮮し落ち椿 今、色々な椿の花が咲いています。とりどりの椿をいろいろ詠んでみました。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます のこのこと日差し誘はれ天道虫 てんとう虫殻は輝くお天道様 天道虫追はれ葉裏に逃げ隠れ 返されて空に地団駄天道虫 ありがたき虫は七星天道虫 早いもので、春の陽気に誘われて天道虫が現れました。季語としては春と夏の両方に使われています。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 明かきこと畔に群れ咲く黄水仙 首傾ぐ甘き香りの黄水仙 朝も早よ目覚ましラッパ黄水仙 こぼる笑み大きはラッパ黄水仙 澄みし香や窓辺輝く黄水仙 春の水仙、黄水仙が咲き出しました。大きなものはラッパ水仙とも言います。 ・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 千切れては流る綿雲春の雲 風に消え千変万化春の雲 蔭りては日に輝けり春の雲 春の雲天涯霞む山の並 晴れ空に温めば淡き春の雲 春めいてきて、雲も春らしい綿雲が目立つようになってきました。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 超天界便り・・重要:私... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雨降りて今日を限りに雨水(うすい)かな 雨水かな晴れ間見つけて畝作り 雨水かな葉の芽花芽の別れ時 雨水かな濡れて畔田の黒々と 雨水かな温む小川の魚の影 気は巡るほどよき雨と雨水かな 今日19日は二十四節気の「雨水」です。寒の戻りはなくなり、... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 枝垂れ梅鳥も長枝に止まりかね 枝垂れ梅まとふは天女花衣 艶姿花に名のあり枝垂れ梅 花盛り風に香を乗せ枝垂れ梅 咲き乱る地に着くほどに枝垂れ梅 今、枝垂れ梅が長い花枝を伸ばし咲いています。枝垂れ梅にはその姿から、名があるものもあります。 ・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 万葉が歌の始まり梅の花 香りては身も酔ふほどに梅の花 見目も良し花に名のあり梅の花 一献に花を浮かべて梅の花 紅梅や白ありてこそ華にして 生玉は老樹の名前盆の梅 今、梅が真っ盛りです。紅梅が白梅の中で一際目立っています。盆梅もまた見頃を迎え... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 桜草笑みし乙女の花笑窪(えくぼ) 庭飾る色はいろいろ桜草 晴れ空や花も朗に桜草 子沢山花芽とりどり桜草 花色は恋のときめき桜草 今、春の明るいイメージがぴったりの桜草が咲いています。色も今ではとりどりで楽しめます。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 群れ咲くは荒地に白き花薺 咲き昇る小花可愛ひや花薺 花薺書けばむづかし花絵文字 花薺摘みて遊びし野の小道 三味線の撥(ばち)は三角三味線草 春の野に、荒地に、薺の花が咲くようになりました。葉っぱが三味線の撥のようですので、三味線草とも呼ばれ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます バレンタイン恋文添付忘れずに 古希越えて我は辛党バレンタイン バレンタイン仲良く夫婦チョコを分け 友情をチョコで確かむ女どち 義理のチョコ小粒もハートバレンタイン 今日はバレンタインデーです。古希を越えた今、義理チョコも夫婦と子供ぐら... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 目覚めれば窓辺静かに春の雨 水たまり曇天映す春の雨 夢うつつ濡れて目覚めの春の雨 さんざめく藪の雀よ春の雨 今日も又止みてそよ風春の雨 春先の雨は、寒の戻りを呼ぶ、ちょっと冷たく感じられ雨です。いろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春日和快晴今日は蒲団干し 春日和梅の花芽もほころびぬ 春日和朝も早よから群雀 春日向当たる窓辺の心地よさ 春日和天にぽっかり綿の雲 時折冷たい雨が降ったりしますが、暖かい春の日和が多くなりました。春日和でいろいろ詠んでみました。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 平和への感謝新たに建国日 悠久の歴史と文化建国日 建国日国の基(もとい)は人にして 血と汗で築きし平和建国日 眼は世界足は大地に建国日 天皇(すめらぎ)は心の基建国日 今日十一日は建国記念日の日です。お祝いの句をいろいろ詠んでみました... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春耕や土に目覚めの活を入れ 青空に唸るエンジン春の耕 耕しを終はれば轍泥の跡 春耕や地虫も叩き起こされて 春耕や残るは畔の浅緑 土均(なら)し今日は肝心春の耕 今、盛んに田の耕し春耕が始まっています。冬耕は只掘り返すだけでしたが、春耕は土を... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 金縷梅(まんさく)や細身は風になほもつれ 金縷梅の小花は可愛花纏(まとい) 淡き日に金縷梅縮れ震へをり 金縷梅や床を彩る季(とき)の花 金縷梅や祓ひ清めの金の幣(ぬさ) 立春を過ぎると、金縷梅の花が咲くようになります。幣のような黄色の花弁が... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 囀りは明けの目覚まし木の芽時 雨上がり色も新し木の芽晴れ そぼ濡れり新芽潤す木の芽雨 子等が行く声弾ませて木の芽道 頬撫づる目覚めも優し木の芽風 春になり、木の芽が芽生える時期となりました。きのめと読むと山椒の芽を指しますので「このめ」と読... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます とりどりに寄せて花文字花パンジ 蜜吸ひに蜂も寄り来る花パンジ 香り来る蝶も舞ひ来る花パンジ 三つ色に黒き斑目花パンジ 花可愛摘むに摘まれぬ花パンジ 春になり、花壇にはパンジーの花がたくさん植えられています。花文字を描いた花壇もあります。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 宵闇に霞む街の灯春の月 ほろ酔ひて足もそぞろに春の月 振り仰ぐ我が背も見よと春の月 澄み渡る深更高き春の月 昇りては何を願掛く春の月 まだ寒し星も見えざる春の月 今日六日は春満月です。まだまだ肌寒い夜の月をいろいろ詠んでみました。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます いぬふぐり白地に淡き瑠璃の色 いぬふぐり小花も風に身も震え いぬふぐり畔田に花の星が降り 宙(そら)探る花のパラボラいぬふぐり 探し来る蟻の蜜壺いぬふぐり いぬふぐり澄ますは遥か宙(そら)の音 立春になり畔田に「オオイヌノフグリ」を見かける... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 明かき陽に翳す掌(てのひら)春立ちぬ ちゅんちゅんと日向の雀春立ちぬ 高枝にふふむ花の芽春立ちぬ ぽっかりと空に綿雲春立ちぬ 心地よし午後のそよ風春立ちぬ 今日四日は立春です。暦の上では春となりました。寒の戻りはあるにせよ、これからは暖かく... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 厄落としすれば豆撒き福男 豆撒けば大波小波人の波 福菓子や撒くは福豆福の神 福の豆食って数へる年の数 福を内家には怖き山の神 今日三日は「節分」です。冬の終わりの日です。豆撒きが広く行われます。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 超天界... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒晴れや日毎に増える花の数 空翔けるあれは何鳥寒日和 寒日和背筋伸ばして外(と)に出でよ 寒晴れや澄みて流るる雲も無し 寒晴れや山頂白き伊吹山 四日の立春まで後二日となりましたが、寒晴れの日が続きます。「寒晴れ」でいろいろ詠んでみました。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春近し朝雲早も消えにけり 春を待つ湧きてやまざる旅心 春近し遠方霞む鈴鹿峰 春近しふふむ花芽の淡き色 春近し青める野辺の散歩道 いよいよ二月に入りました。立春まであと三日ですが、日に日に暖かくなっていきます。「春近し」「春を待つ」で詠んでみ... 続きをみる