俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒耕や畝は高めの仕上げにて 砕け散る堅土も何の寒の耕 寒耕や土は黒々天地返 寒耕や殿いつも鳥の群れ 暮れ残る寒耕後の轍(わだち)かな 寒も終わり近くになると「寒耕」が行われるようになります。冬の初めは只耕すだけですが、寒耕では畝づくりが行わ... 続きをみる
2023年1月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ここもまたふふむ寒梅二三輪 幾度の風雪越えて寒の梅 引き寄せば枝元香る寒の梅 色映ゆる澄みし青空寒紅梅 気も温み咲けば目出度や寒紅梅 氷点下が多かった大寒も峠を越えて、梅の花が見られるようになりました。まだまだこれからですが春近しです。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 凍てつきて鳥も鳴かざる寒の朝 寒の朝明くるも外は氷点下 白みゆく空に朝靄寒の朝 ごみ捨てはいつも早足寒の朝 寒の朝醒めれば淡き窓明かり 大寒の真っ只中にあって厳しい寒さが続いています。「寒の朝」でいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花一輪咲けば嬉しや寒菫 ほらここに日向輝く寒菫 踏むなかれ石が割れ目に寒菫 春を呼ぶ空は青空寒菫 風雪に耐へて散らすな寒菫 まだまだ数少ないですが、よく日の当たるコンクリートや石の割れ目などに菫の花が咲いています。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ぶっかけやおかず無ければ寒卵 熱々や鍋に頃良き寒卵 かけうどん月見また好し寒卵 寒卵黄身たっぷりの卵掛け ぐい飲みや風邪引き掛けに寒卵 物価高買ふに買はれず寒卵 滋養豊富な黄身たっぷりの寒卵をいろいろと詠んでみました。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 棒のごと臥して動かず寒の鯉 静もるる神泉深く寒の鯉 足音に跳ねてここぞと寒の鯉 餌やればこれ見逃さず寒の鯉 池の主齢(よわい)幾つか寒の鯉 影をなす色黒々と寒の鯉 神社の神泉で飼われている鯉も、寒の頃になるとすっかり動きが鈍くなり、深く底に... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます あらまほし梅花の香り初天神 初天神摂社末社も願を掛け 初天神見るも新し祈願絵馬 初天神荒ぶる神も恵比須顔 受験生親が代参初天神 受験シーズンと今日二十五日の初天神は重なり、多くの合格祈願の絵馬が納められています。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 南無地蔵提灯掲げ初地蔵 初地蔵お布施集める子等の声 さん付けや子等に馴染の初地蔵 古街や一町一尊初地蔵 手を合はす結縁新た初地蔵 今日二十四日は「初地蔵」です。古いところでは、子等がお布施を集め、菓子などを奉納、そしてお下がりを配り歩きます... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 淋しきは日暮れ一鳴き寒鴉 寒鴉無き餌求めて田を渡り 高啼きて己が天下と寒鴉 降り来たり屍啄む寒鴉 縄張りや空を掠めて寒鴉 何狙ふ屋根に一羽の寒鴉 餌が少なくなる寒の頃、群れを外れた寒鴉が餌を求めて、あちこちに出かけて行きます。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 微睡(まどろみ)て暫し語らず日向ぼこ 赤々と火照る眼裏日向ぼこ 雲流る蔭れば寒し日向ぼこ 大の字や座布団枕に日向ぼこ 日向ぼこガラスの外は風の中 大寒になり、寒さが厳しいですが、晴れた午後は日向ぼこが気持ちいいですね。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 初大師香煙高き神宮寺 加持祈祷絶ゆることなき初弘法 初弘法今日は祝ひの五色幕 祀りてし古札納めに初弘法 呆け封じ夫婦揃ひて初弘法 初大師お迎え石の弘法さん 今日一月二十一日は初弘法・初大師です。この日は真言宗のお寺で盛大に弘法大師をお... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 大寒や日差し恋しき明けの空 冴え渡る今宵大寒星の影 大寒やごみ捨て朝は急ぎ足 大寒や窓辺に結ぶ露の跡 大寒や早朝遠き電車音 今日は二十四節気「大寒」です。今日から厳冬に入ります。立春まで後二週間となりました。 ・・・・・・・・・・ 超天界便... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 首傾ぐ仙女の姿水仙花 水仙花白に花冠の黄ぃ映えて 細き身に花風車水仙花 澄みし香や寄れば香し水仙花 水辺咲く水が姿見水仙花 水仙花盛れば崖も花の園 遅咲きの我が家の水仙がやっと咲き出しました。その清楚な美しさをいろいろ詠んでみました。 ・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 初観音変化(へんげ)の数は三十三 初観音秘仏も今日は開帳日 初観音万民慈悲の糸を垂れ 初観音尾張に尊と四観音 いざ参れ幟はためく初観音 今日一月十八日は初観音です。尾張には笠寺観音・荒子観音・龍泉寺観音・甚目寺観音の四観音があります。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日脚伸ぶ明かれば風呂もゆるゆるり 立ち寄りし友も長居や日脚伸ぶ 日脚伸ぶ夕陽も高き鈴鹿峰 日脚伸ぶ夕餉支度も暮れぬ内 暮行くも得した気分日脚伸ぶ 昨年冬至からもうすぐ一か月になります。日がずいぶん長くなりました。「日脚伸ぶ」でいろいろ詠んで... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 明けぬれば庇にちゅんと寒雀 寄り来れば陽だまり恋し寒雀 寒雀お宿は傍の鎮守杜 寒雀纏ふはふくら羽衣 啄むは何の実庭の寒雀 寒さの増す寒の頃、羽毛を一杯膨らませて暖かくしている雀の事を「寒雀」と言います。 ・・・・・・・・・・・・ 超天界便り... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 鬼のごと睨む十王初閻魔 初閻魔おどろおどろし地獄絵図 初閻魔命洗ひの釜開き 初閻魔罪天秤が気に掛かり 初閻魔今日は閻魔も地蔵顔 今日一月十五日は「初閻魔の日」。地獄の釜が開き、地獄も鬼も休息をとる日です。 ・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 肝(かん)に好し腹沁み渡る寒の水 寒の水地酒も旨き酒処 酔ひ覚めにコップ一杯寒の水 傘も無し降るも淋しき寒の雨 慈雨なれや草木の恵み寒の雨 今日は小寒の寒の入りから九日目、この日の水・雨を寒九の水または寒九の雨といって、気に富む雨とされてい... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 探梅や鳥囀りに誘はれて 日和好し日差し頼りに探梅行 探梅やふふむ花芽の二三輪 探梅やまだまだ固き花蕾 探梅行一花に花の香を訊ね 早い梅は一月から咲き出します。そんな梅の花を探し求めることを「探梅」といいます。 ・・・・・・・・・・・・・ 超... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を寿ぎます。 花に花見つけて嬉し冬花菜 日和好し一面埋む冬花菜 不揃ひも埋もれば同じ冬花菜 捨て花も今花盛り冬花菜 冬花菜ちゅんちゅん雀隠れんぼ 日和好し蝶も寄り来る冬花菜 こちらでは、渥美半島でこうしたお花畑が見られます。捨て花から生まれたものがほとんで... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 鏡割りえいと一声槌の音 鏡割り吉凶占う罅(ひび)の形(かた) 鏡割り若さ試して二つ割 鏡割り欠片は母があられ餅 鏡割り終はれば汁粉お裾分け 鏡開き無くてはならぬ祝ひ酒 今日十一日は「鏡開き・鏡割り」の日です。鏡餅を割ってその年の吉凶を... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和好し風に香を乗せ蝋梅花 帰りてもその香忘れず蝋梅花 嗅ぐほどに心明るき蝋梅花 蝋梅花切り枝も香り失はず 香り好し色も艶なる蝋梅花 今、蝋梅が咲き出しています。とても香りが強い花で、甘い香りがします。 ・・・・・・・・・・・・・・ 超天界... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寒椿花芽残して二三輪 時を待つ花芽豊かに寒椿 手折りては床に一輪寒椿 寒椿落ちても地には華が咲き 落ちてなほ蕊の黄明かし寒椿 今、寒椿が少しずつ咲き継いでいきます。落ち椿も季語にあるほど風情があるものです。 ・・・・・・・・・・・・ 超天界... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 七草と知らず昔は飯遊び 熱々も胃には優しき七日粥 七草や腹も七分の朝餉粥 香ばしや昆布茶に入れて七日粥 野に摘めど丈は短し七日粥 七草に一つ足らねど七日粥 昨日七日は人日でした。一年の運勢を占う日でした。七草粥で精進潔斎して占います。 ・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 枯柳風蕭々と吹き渡る しだれ枝に日差しこぼれて枯柳 曇りなば影も朧に枯柳 枯柳昔はここが渡船場 枯柳川面に映す影も無し 晩冬に入り、柳はすっかり枯柳になっています。いろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 超天界便り・・鼻風... 続きをみる
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俳句は言霊735「寒の入」・・超天界便り「風邪の為、今日はお休みです」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風も無し日は洋々と寒の入 寒の暮暮るるも早き散歩道 寒落暉襟立急ぐ二人連れ 寒の入天頂白き月の影 寒の入全山遥か白が嶺 今日六日は二十四節気の「小寒」。これからは次第に寒さが厳しくなっていきます。 ・・・・・・・・・・・・・ 超天界便り・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 目隠しし親子揃ひて福笑ひ 羽根つきや負けて✖点墨で書き がちんこや子等が得意の喧嘩独楽 天高く上がれやあがれ武者が凧 数数ふ突いて突かれて羽子の板 お正月の昔ながらの子供の遊びをいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・・ 第... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 大入りや夢も膨らむ福袋 紅白や店頭飾る福袋 残りても安売りならぬ福袋 外に夢内に福あり福袋 見比べて一喜一憂福袋 正月が明けて店が開くにしたがって、店頭に福袋が並ぶようになりました。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 第二天寿国便り・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 歌に好し雪が似合ひの実千両 熟るる実に来るは鵯(ひよどり)実千両 見てくれとばかりに朱き実千両 赤も黄も色こそ優れ実千両 欠かせぬは松に色添ふ実千両 万両の句は以前読みました。千両の実は特に美しい朱色をしています。お正月には目出度い木のひと... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 初枕見たや七福宝船 良き夢を見たやと早寝初枕 初寝覚め吉夢見んと二度寝かな 辻褄の合はぬが常よ初夢は 夢虚ろ明けのうたた寝初枕 元日の夜は初夢を見て、年の運勢を見る時。さて皆さんはどんな夢をご覧になりましたか。 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします 年明けてやること万事初尽くし 鐘聴きて捲る快感初暦 寒空も身に心地よし初日の出 去年今年明けて変はらぬ夫婦道 初湯して六腑清めの朝の酒 ・・・・・・・・・・・・・・... 続きをみる