俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 蛍袋暫し小蜂も雨宿り 蛍袋何が恥づかしおちょぼ口 蛍袋仮寝はここと雨の夜 蛍袋白きは黄泉の霊明かり 蛍袋紅きは秘めし恋心 夕暮れて小径に明かき提灯草 今、あちこちで蛍袋の花が咲いています。提灯草ともいいます。なお大きく花の口を開いたものは外... 続きをみる
2022年5月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 未央柳(びようやなぎ)野辺に明るき金の花 未央柳汝れは儚き一日花 雨降れば蕊に涙の美女柳 貴妃偲ぶ王にも涙美女柳 未央柳紡ぐは蕊の金の糸 楊貴妃が棲んでいた未央宮。そこに咲いていた花なので「未央柳」と言います。「美女柳」の異名も持っています... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 金糸梅垣の小蜂も忙しげに 雨降らばこぼる盃金糸梅 花一輪日々に咲き継ぐ金糸梅 夕暮れて花薄明かり金糸梅 金糸梅摘むに儚き一日花 夏の今頃花を咲かせる金糸梅。生垣に多く植えられています。一日花ですが、咲き継ぎ花期が長いのが特徴です。 ・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 待宵の花は夢二が恋の花 夕暮れて窓辺に明かき月見草 咲き乱る野辺に明るき月見草 月無くて待つ身も淋し月見草 朝ぼらけ月より明かき月見草 大きな大待宵草、小花の待宵草といろいろな月見草が咲くようになりました。午前中に赤みを帯びて萎れてしまう一... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 早や起きぬ今朝は何色七変化 花盛り路地裏明かき七変化 額の花変幻自在の宇宙船 紫陽花の青は満ちたる雨の色 七変化色はとりどり虹の色 梅雨が近づきつつあります。その魁に紫陽花が咲き出しました。七変化と言われるように、雨の後、いろいろ花の色が変... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 咲き初むる蕊の黄明かき花南天 南天や祓ひ浄めに花の幣(ぬさ) 花南天花穂は巫女が神楽鈴(かぐらすず) 花南天咲けば鬼人も遠回り 花南天老樹は花穂垂るるほど 難を避けるため鬼門によく植えられる南天の花が今盛りとなりました。とても小さい花でつい... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 音も無し代掻き均すトラクター ここの田も代搔く後に鷺の群れ ターンターン田植捗る六条植ゑ 青々と畔に名残の余り苗 風も無し植田に浮かぶ白き雲 静もるる暮れて青田に月の影 早い所では代掻きが終わり、田植えが始まっています。田植えの風景をいろい... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます そぼ濡れて首重たげに薔薇の花 赤に白青もまた欲し薔薇の花 大輪や花の女王薔薇の花 棘あるもバラの香りに誘はれて 大輪やフェンス乗り越え薔薇の花 今、薔薇の花が盛りになっています。色とりどりの大きな薔薇が生垣を乗り越え、花を咲かせています。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 弁慶も見しや深山の山法師 山法師旅に馴染みの白帽子 黒染めも今日は白地の山法師 山法師咲いて胡蝶の花の舞 華と咲く比叡には今日も山法師 山法師雨後の空に白映えて 今、山法師の花が満開になっています。花水木が花が咲いてから葉が出てきますが、山... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます エゴの花揉めば懐かしシャボン玉 甘き香や蜂も寄り来るエゴの花 エゴの花雨も降らぬに花の傘 満開や枝葉下にはエゴの花 エゴの花零れば花の落下傘 エゴの花は、花を揉むとサポニンの分泌により泡が立つ不思議な花です。花は下に俯いて咲きます。別名「山... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 石竹や花の刻みが華になり 石竹や花の名淡き紅の色 常夏や清女が愛でし唐の花 常夏や花に口づけ紅の色 常夏や小花に紅き蛇の目傘 今、常夏の花が盛んに咲いています。「石竹」ともいいます。なお、石竹色は淡い紅色を言います。 ・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 咲き初めは誰も気づかずどくだみ花 花一輪どくだみ庭に華を添へ どくだみや母が手揉みの傷薬 十薬や蕊に輝く白十字 十薬に十効果ありと昔より 今、どくだみの花が次々と咲いています。十薬という別名もありますが、薬効多い花でもあります。 ・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 頬なづる風のさざ波麦の秋 麦秋や豊穣祝ふ日の恵み 麦秋や風に実りの便り乗せ 今宵はもビール一杯麦の秋 四里四方天恵遥か麦の秋 麦の秋轟音響くコンバイン 麦が色づいてきつね色になっています。尾張南部は麦畑の所が多く、まもなくコンバインによる麦... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風震ふ小花可愛や庭石菖 草叢も我が世の春と庭石菖 庭石菖石の狭間も見逃さず 庭石菖細身に青き星のせて 庭石菖こぼれば後に蒼き玉 庭石菖契儚き一日花 今の時期、とても小さな花ですが、写真のような花が点々と咲いているところを見かけます。この花「... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 小判草株千両の小金持ち 小判草熟るれば色は黄金色 鈴生りて振れば空銭小判草 あな不思議地からざくざく小判草 小判草財布に入れて験担ぎ 地中海沿岸が原産地で明治に入ってきた帰化植物です。「俵麦」とも呼ばれます。派手さはありませんが、熟すと黄金... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 畔田道道に色添ふ花あやめ すがき香や切っ先匂ふ花あやめ 薄黄帯ぶ白地美し花あやめ 花あやめ守りは堅き葉の剣 斑目に薄黄美し花あやめ 濡れて好し汝(な)は陸(おか)育ち花あやめ 四月終わり頃より今頃に掛けて、盛んに白または紫を主とした花が「花... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます クレマチス色目もすがき濃紫 お似合ひはドレスに花のクレマチス 鉄線花蔓に縒(よ)りかけ花の籠 クレマチス乙女の長き付け睫毛 風吹かば花風車クレマチス 今、鉄線花(クレマチス)が盛りと咲いています。丈夫な蔓が特徴で花の籠を編んだりします。花弁... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 小花でも色はとりどり夏の菊 日照りては小雨が欲しや夏の菊 供華に欲し夏の白菊二三輪 小葉小花群れて花咲く夏の菊 夏菊の赤は白黄によく映えり 供華に好し澄みし香りの夏の菊 夏菊が盛んに咲くようになりました。小花が多いのですが、暑い時期、貴重な... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 香り来るこの花何の花蜜柑 花蜜柑咲きて枝葉の埋むほど 風無くも香は芬々と花蜜柑 一日花匂ひ尽くせよ花蜜柑 花蜜柑花を梯子の熊ん蜂 盛りては散りて降り積む花蜜柑 今、蜜柑の花が満開となりました。傍を通るだけでも匂いが強くすぐ気が付きます。甘い... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます この花にとまれや胡蝶花茨 絡みつき枝先のぼる花茨 花茨小顔美しお嬢さん 色添ゆる草生す土手に花茨 花茨紅は乙女が恋の花 野茨(のいばら)が咲き出しました。薔薇の原種ですので、華やかさはありませんが、清楚な美しさを持っています。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊503「雛罌粟」・・天頂天頂界便り「夏風邪でダウン三日目。神霊団団長、将軍、兵士たちも次々と見舞いにやって来ます・・」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 空晴れて心も弾む花ポピー 人恋し添寝は赤き虞美人草 雛罌粟(ひなげし)の歌は懐かし恋の花 日和好し細身に赤き芥子の花 虞美人は風も吹かぬに首傾げ 花ポピー風にふらふらフラダンス 雛罌粟の花があちこちで見られるようになりました。「虞美人草」「... 続きをみる
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俳句は言霊502「桐の花」・・天頂天頂界便り「昨夜は夏風邪をひいてダウン・・」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 山路行くここに標の桐の花 風そよぐ花穂豊けき桐の花 仰ぎ見るみ空に高き桐の花 古家に主無くとも桐の花 嫁ぐ日を数へ数へて桐の花 香り来る山路に明かき桐の花 初夏になり、桐の花が咲き出しました。桐は成長が早く、昔は女の子が生まれると植えて、桐... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 柿の花小花珍し萌黄色 木漏れ日に網目美し柿若葉 散りて知る散るも儚し柿の花 小葉も早や大葉になりぬ柿若葉 晴れ空や葉にも華あり柿若葉 五月に入って、柿の若葉が美しく日に照り映えています。柿の花は目立たず、すぐに零れ落ちてしまいます。 ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風震ふ恋のさざめき花紫蘭 花紫蘭葉舟に花の穂を立てて 首傾ぐ弥勒が笑みと花紫蘭 お絵描きは莟の筆で花紫蘭 風そよぐ花のさざ波花紫蘭 蝶のごと風に羽ばたく花紫蘭 今、紫蘭が満開です。うつむき加減で咲く赤紫の花穂は可愛いものです。花開くと胡蝶の... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 緑なす園に真白き大手毬 うす緑盛れば白き手毬花 掌(たなごころ)載せて撞きたや手毬花 白きこと花枝眩しき手毬花 まるで汝(な)は四葩(よひら)が白子大手毬 よひら・・紫陽花 雨濡れて枝垂るは大き手毬花 春の小手毬に続いて、今は大手毬の花が花... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 芍薬の咲き初め早も二三輪 名前好し香りまた好し顔佳草(かおよしそう) 蕊隠す八重も美し顔佳草 芍薬や淡黄(うすき)の白は妹が肌 うなだるる花は大輪芍薬花 名のごとし薬効著(しる)き芍薬花 晩春の頃より、芍薬の花が咲き出し今が満開です。澄んだ... 続きをみる
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俳句は言霊497「立夏」・・天頂天頂界便り「魂に励まされて、地上世界の根本創造主として、修行の道を歩むことを決断した私。そして、それと同時に地上界では禁断だった愛天光は解禁となりました」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます イラストはネットより 立夏かな日差し眩しき朝ぼらけ 子等は早や白きTシャツ夏は来ぬ 一杯の朝のカルピス夏は来ぬ 立夏かなおみなご脚も長くなり 夏来る川面煌めく日の光 風そよぐ木々は緑に立夏かな 今日は「立夏」であり「こどもの日」でもありま... 続きをみる
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俳句は言霊496「夏近し」・・天頂天頂界便り「天頂天上界の大会議場に神々・霊人・神霊たちが集まり、私を地上世界の根本創造主として推薦するという決議がなされました。困った。困った」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夏近し狭庭に早やも苔が生し 夏近し舞ひ来る蝶も番蝶 夏近し早起き散歩苦にならず 夏隣鳥も木陰で一休み 花に花句に詠み尽くし春行きぬ 行く春や遠望霞む養老山 明日が「立夏」。夏近しです。「夏近し」「夏隣」「行く春」でいろいろ詠んでみました。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 仰ぎ見る日は燦燦と竹の秋 日は暮れて風のさざめき竹の秋 踏み締むる地はかさかさと竹の秋 枯るるとも宝の山と竹の秋 竹の秋番雀も睦まじく 春になると竹藪の竹は、タケノコに養分が回って葉が枯れてしまいます。そこで春なのに「竹の秋」と呼びます。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 写真はネットより 一番茶飲むが楽しみ八十八夜 水引きて田面(たも)も輝く八十八夜 茶摘み歌揃ひの笠に赤襷 畝作り今日は種蒔き八十八夜 芋蔓は今が植ゑ時八十八夜 本日5/2が「八十八夜」でした。茶摘みの始まりです。この頃から種蒔きが本... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 風孕み天空高き鯉のぼり 風そよぐ色は五色鯉のぼり 鯉のぼり幟に託す親の愛 邪気祓ふ横には猛き鍾馗様 からからと矢車今日も日を弾く 最近では、鯉のぼりを見かけることが少なくなりましたが、「鯉のぼり」「鍾馗様」「矢車」でいろいろ詠んでみました。... 続きをみる