俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 子が帰り今宵賑はし大晦日 行く年や寸刻刻む壁時計 矢の如し数ふ間もなく年の暮 年の暮夜は定番歌合戦 年果つる病無きこそ嬉しけれ いよいよ大晦日です。ここ一年、またコロナ禍で終わった一年でした。来年もどうぞよろしくお願いします。 ・・・・・・... 続きをみる
2021年12月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 夜が明けてあっといふ間に小晦日(こつごもり) 小晦日午後はのんびり茶で過ごし 沈みゆく夕陽も惜しき小晦日 やり残し無いかと探す小晦日 明日あるも過ぎて帰らず小晦日 大晦日の前日を小晦日と言います。やり残したことはないか最終的にチェックし、明... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寸刻も老ひて千金年の暮 ひと年も山に谷あり年の暮 良い年を声掛け別る年の暮 年玉も揃へ万端年の暮 買ひ出して用意万端年の暮 今年もあと三日となりました。正月を迎えるにあたって最後の詰めをする忙しい頃です。「年の暮」でいろいろ詠んでみました。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 仕事納め交はす言葉は良い年を 仕事納め後はゆっくり身の養生 乾杯や仕事納めの昼の酒 仕事納めならぬコンビニ二十四時 家族待つ仕事納めは早帰り 今日は仕事納めの28日。各家々に早く帰ってゆっくりと過ごしてお正月を迎えます。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 枯るるとも注連(しめ)新しき大銀杏 門飾るここが結界注連飾り 昔より注連は神妙左縒り 古家も門に揃ひの飾り松 神棚に飾り一番鏡餅 竈神ここも忘れず鏡餅 クリスマスも終わり、門には飾り松が置かれるようになりました。「注連飾り」「飾り松」「鏡餅... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 数へ日や日記ページも後六日 日を数ふ子等が楽しみお年玉 数へ日や仕事仕舞ひも後三日 数へ日や過ぎて戻らぬ日々の数 数へ日や浮かぶは可愛孫の顔 数へ日や残してならぬやり残し とうとうお正月まであと六日となりました。指折り数えるほど短くなりまし... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 気も温み窓辺に移すシクラメン 窓辺咲く今が盛りのシクラメン 焔立つ窓辺に赤きシクラメン こぼれども花芽咲き継ぐシクラメン 首傾ぐ莟隠してシクラメン 冬の花、シクラメンが真っ盛りとなりました。花芽が次々と出て長く楽しむことが出来ます。 ・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雪無くも聖夜しんしん静もれり 父遅し良い子は夢にサンタを見 籠り居て感謝の祈りクリスマス 二人居や聖菓は好きなモンブラン ブルーライト聖樹煌く星の数 クリスマス交わすグラスはホットワイン 今日はクリスマス・イブ。日本でもいろいろなイルミネー... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 貰ひ柚子大きを三つ湯に浮かべ 身もほてり柚子湯今宵は一番風呂 握りしむ寄せば香し柚子の風呂 柚子風呂や沈めて遊ぶ機雷戦 恙なし一陽来復冬至風呂 湯上りて香りほんのり冬至風呂 昨日は冬至でした。一番日が短くなりました。この日に入るお湯風呂を「... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 帰りなば枯葉に埋む狭庭かな 掃き清め搔き集めれば枯葉山 色姿枯葉眺めて楽しめり 虫食ひもありて様々枯葉かな 昔はも焼いて枯葉で暖を取り 帰省してみると留守宅の庭は枯葉に埋もれていました。さっそく搔き集めると山のごとく枯葉が集まりました。 ・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日も暮れり残り一枚古暦 メモの跡思ひ出募る古暦 気忙しや日数数へて古暦 貼りしまま古りて焼けにし年暦 古暦下に新し新暦 あと新年まで十日となりました。古暦の下に新暦を置き、用意万端です。古暦でいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・ 第... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 目も醒むる色美しき龍の玉 目出度きは龍が生魂龍の玉 地に埋む見つけて嬉し龍の玉 天昇る龍がお宝龍の玉 鬼門には地に麗しき龍の玉 御守に瑠璃玉ひとつ龍の玉 庭の縁取りに植えられるこの植物は「龍の髭」「蛇の髭」とも呼ばれ、その実の美しい瑠璃色は... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 思ひ出す友の横顔賀状書く 賀状書く近況三行忘れずに 会はぬとも心の友と賀状書く 安否知る知らす楽しみ賀状書く 悪筆も手書き肝心賀状書く 年賀状を書く時期となりました。昔は何十枚も出していましたが、今は儀礼上の年賀状を止めて数十枚に絞って書く... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 葦枯れて風蕭々と吹き渡り 葦枯れて水際に寄するささら波 枯葦野間に間さざめく群雀 葦枯れて波間に浮かぶ釣小舟 枯葦野ほほけて靡く白き風 風も無し夕日輝く枯葦野 こちらには木曾・長良・揖斐川の三川が流れており、枯葦原が多く見られます。「枯れ葦... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 写真はネットより 荒隠し着けりゃ誰しもマスク美人 今様はマスクの図柄とりどりに 微笑みも秘して見えざりマスクかな 着けおれば誰も不審者マスクかな マスクかな目は口ほどに物を言ひ コロナ禍のために、いつの間にかマスク無しでは生活が出来なくな... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます イラストはネットより 夜も更けり寒柝(かんたく)響く夜の街 火の用心戸締り用心忘れずに 寒柝や木霊す空に明かき星 耳澄ます寒柝音の遠ざかり 火の用心昔は提灯ぶら下げて 一人居も声頼もしき火の用心 師走になり、地元消防団は... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 窓飾る燃え立つ緋色ポインセチア ポインセチア燃ゆればそっと水を遣り 血の衣纏(まと)うはイエスポインセチア 日和よし窓辺に赤きポインセチア ポインセチア緋色は好きな赤ワイン クリスマスが近づくと、シクラメンとかこの真っ赤なポインセチアが店先... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬夕焼暮れれば寒き畔田道 冬夕焼橋上遥か山の影 冬入日地に点々と灯は点り 冬夕焼帰り路急ぐ人の影 冬夕焼塒探して番鳥 冬入日天空高き一つ星 昨日は夕焼けが見られました。陽が落ちるとぐんと寒くなっていきます。冬夕焼でいろいろ詠んでみました。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬暁山上消ゆる星の影 ちちと鳴く鳥は早起き冬の朝 冷めぬ間に熱き茶一杯冬の朝 明くるとも寝床恋しき冬の朝 白みゆく空待ち遠し冬の朝 今週に入って、さらに寒くなり冬らしくなってきました。冬の朝の風景をいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊354「葉牡丹」・・天頂天上界便り「今日は日曜。霊界も安息日。そして明日は第二次の宇宙探査隊が出発する日」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花なれば鳥も食はざり葉牡丹花 華添ゆる門に目出度き葉牡丹花 日和良し葉牡丹鉢に溢るほど 葉牡丹の花は目出度き鳴門渦 十重二十重色はとりどり葉牡丹花 お正月飾りに使われる葉牡丹ですが、今頃から鉢植えで植えられているところが目立ちます。葉の縮れ... 続きをみる
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俳句は言霊353「寄せ鍋」・・天頂天上界便り「創造主の我儘。「三つ子の魂百までも」と思い、この頃いたずらが目立つ、聖家族の一員である幼い孫の為に愛情を注ぎ込んだ私」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 寄せ鍋や妹は欠かせぬ鍋奉行 大蓋や野菜八分に海老の鍋 寄せ鍋をすればたちまち窓曇り 熱々や寄せ鍋黙り箸突く 寄せ鍋を突けば早も身も火照り 寄せ鍋の締めは二玉饂飩入れ 冬は寒いとき寄せ鍋に限りますね。今はいろいろな味付けの寄せ鍋の元があって楽... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 鈴生りや色も目出度き実万両 縁起良し古家どこも実万両 実万両深紅美し珊瑚玉 鵯が食べ鵯が種まき実万両 実万両狭庭に明かき灯を点し 今、庭の万両には真っ赤な実がついています。古い家なら、良く植えられているお目出度い木です。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊351「漱石忌」・・天頂天上界便り「恐怖の根本創造主を倒した後、これからのことを古参の霊人たちとじっくり話し合った私。神界や天界の神霊たちの教育が肝心であることを確認した私」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 漱石忌明治担ひし大文豪 漱石忌猫が日向で大欠伸 無鉄砲坊ちゃん奮戦漱石忌 草枕才女に恋す漱石忌 漱石忌青春謳歌三部作 我がこころ死して償ひ漱石忌 今日九日は夏目漱石の忌日です。齢五十でなくなりました。いろいろな作品を並べて詠んでみました。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬耕や土黒々と天地返 冬耕や堅土も砕くエンジン音 冬耕や着いて離れぬ鳥の群れ 耕せど畝は作らず冬の耕 冬の耕憐れ地虫の追ひ出され 冬の耕終はれば残る轍(わだち)跡 時々、トラクターが田んぼを耕す風景を見るようになりました。冬の間に地虫を追い... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 菰(こも)巻きて堤上連ぬ千代の松 千代の松腰に新し菰を巻き 菰の松水面に明かき影落とし 菰の松入江美し並木道 菰を巻く腰にきりりと男松 今頃になると、松には害虫除けの藁で編んだ菰が写真のように巻かれます。「菰の松」でいろいろ詠んでみました。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和好し煌めく波間浮き寝鴨 ひと潜り出でて首振る離れ鴨 身を寄せる付きつ離れず見張り鴨 ここもまた波間離れず番鴨 よちよちと歩きて土手に昼寝鴨 波任せ首を埋めて浮き寝鴨 真冬になり、鴨が今年もやって来ました。その様子により「浮き寝鴨」「見張... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 茶の花を摘んでちゃっきり口遊み 茶筅とな茶花の蕊で茶を立てん 茶花咲く晴れ空明かき二三輪 茶の花や日和に明かき蕊の黄ぃ 茶の花や摘んで花の香確かむる 山間に行くと茶畑を見かけます。ところどころ今お茶の花が咲いています。蕊がとても大きくすぐそ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬ざれや古屋の軒の破れ樋 冬ざるる刈田に残る藁の屑 冬ざるる絶えて静もる朝ぼらけ 背を丸め風に早足冬ざるる 冬ざるる欲しや一花畔田道 12月に入って、寒さも強まってきました。淋しい冬の枯れ果てた風景を「冬ざれ」「冬ざるる」でいろいろ詠んでみ... 続きをみる
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俳句は言霊345「師走」・・天寿国便り「昨日は安息日でした。神霊たちがいろいろな夢を見せてくれて心癒されました。間もなくやって来る私の誕生日には、天寿国で愛天光の大盤振る舞いがあります」
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 師走かな電飾灯る大通り 物入りや何かと多き十二月 師走かな指折り数ふ残りの日 師走かなやり残ししをメモに書き 師走かな日に日に迫る夕間暮れ いよいよ12月、師走となりました。何かと気忙しく、物入りな月ですね。寒さもどんどん増していきます。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 晴れたるもやうやう迫る時雨雲 えいままよ傘も差さずに時雨道 初時雨小寒に衣着重ねぬ 濡れ雀お宿はどこぞ初時雨 身も震ふ待てどやまざり初時雨 軒伝ふ音ぽつぽつと初時雨 当初暖かかった冬も冷たい時雨が降るようになりました。今日は時雨でいろいろ詠... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 盛りても誰も気づかず枇杷の花 見上げれば小花可愛や枇杷の花 ほらここに蜂も寄り来る枇杷の花 大樹かな大葉に隠る枇杷の花 枇杷の花日和に鵯(ひよ)も誘はれて 白い小花の目立たない花である枇杷の花が咲き出しました。大葉に隠れると咲いているのに気... 続きをみる