俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 行く年や寸刻刻む壁時計 大晦日夜は定番歌合戦 孫来たる今宵賑はし大晦日 老親も今宵夜更かし大晦日 年果つる禍福巡るも恙なし 今日は大晦日です。今年は家庭円満で特に何もない平穏な年でした。 今年はたくさんのご来訪を頂きありがとうございました。... 続きをみる
2022年12月のブログ記事
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和好し明けて名残の小晦日(こつごもり) やり残し無きかとさがす小晦日 小晦日他県ナンバー目立つ頃 小晦日飲んで今宵は前祝ひ 時は過ぎ言ふも儚き小晦日 小晦日待つはスーパー大バーゲン 今日、大晦日の前日三十日を小晦日(こつごもり)と言います... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 幟立つ見るも楽しや飾り売り 験担ぎ松竹梅の注連飾り 古家も招福来来松飾る 小餅でも一番飾り神の棚 鏡餅殿(しんがり)いつも荒神さん 年の暮れとなり、いろいろな正月飾りで新年の用意をします。いろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・ ... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 仕事納め交はす言葉良き年を 乾杯や仕事納めに昼の酒 家族待つ仕事納めは早帰り 休業とどこも貼り紙仕事納め 仕事納め訓示も今日は謝辞となり 今日28日は「仕事納め」の日です。明日より大方の会社は休業に入ります。 ・・・・・・・・・・・ ... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます 招福や門には明かき松飾 年用意買ひ置き詰めし冷蔵庫 年玉も揃へ万端年用意 家事納め妹と二人で昼の酒 買ひ出しやメモを頼りに年用意 いよいよ後四日でお正月。お正月の準備も整います。「年用意」でいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 窓辺咲く日に花燃ゆるシクラメン 煌々と花の篝火シクラメン こぼれては花芽咲き継ぐシクラメン 首傾ぐ花芽隠してシクラメン シクラメン花芽多きを買ひ求め 今シクラメンが咲き誇っています。花が篝火のようなので「篝火草」ともいいます。 ・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然や動植物を愛で寿ぎます しんしんと月下静もる聖誕祭 外つ国は籠りて祈るクリスマス ブルースター聖樹煌めく星の夜 クリスマス乾杯赤のホットワイン 愛平和感謝の祈りクリスマス 今日はクリスマスです。「クリスマス」「聖誕祭」「聖樹」でいろいろ詠んでみました。 ・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事や自然に動植物を愛で寿ぎます 数へ日や忘れてならぬやり残し 数へ日やメモ書き欄もあと七日 数へ日や子等が楽しみお年玉 数へ日や仕事仕舞もあと四日 数へ日や浮かぶは可愛孫の顔 あとお正月まで七日となりました。日数が少なくなった年末の思いをいろいろ詠んでみました。 ・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 空青し天空昇る竜の玉 こぼれしは竜が生き魂竜の玉 目も醒むる色も美し竜の玉 鬼門守(も)る地に瑠璃色の竜の玉 御守りに瑠璃色ひとつ竜の玉 庭の縁取りによく用いられる「蛇の髭」に青く美しい玉が付くようになりました。「竜の玉」と俳句では呼びます... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 柚子浮かべ一番風呂の心地よさ 気に満つる一陽来復冬至風呂 夢うつつ時も忘れて冬至風呂 湯上りやなほ身も火照り柚子湯風呂 柚子湯風呂長湯にこの身ちくちくと 今日二十二日は冬至です。香りの強い柚子を湯に浮かべて冬至風呂につかります。 ・・・・・... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬ざれや車音は低くくぐもれり 冬ざれや古屋の軒の破れ樋 冬ざるる畔田に花の影も無し 冬ざるる指にささくれ親不孝 冬ざるる主無き家の草の丈 本格的な寒さになって、冬ざれの風景が広がるようになりました。寒く荒れて淋しい冬ざれの風景をいろいろ詠ん... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事や自然や動植物を愛で寿ぎます 古暦下には早も新暦 古暦外せば残る日焼け跡 古暦老いれば時の早きこと 古暦思い出偲ぶメモの跡 日も暮れり残り一枚月暦 今年もあと十日ほどになりました。そして新暦もそろそろ準備ができたと思います。 ・・・・・・・・・・・・ 第二天寿国便... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事に自然そして動植物を愛で寿ぎます 夜も更けり寒柝(かんたく)響く夜の街 火の用心戸締り用心忘れずに リズム変え今一巡り火の用心 寒柝や木霊す空に明かき星 一人居も声頼もしき火の用心 年末になり、町内によっては今も昔ながらの「火の用心」の声が聞こえてきます。 ・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、人事・自然・動植物を寿ぎ愛でます 喪中無き目出度き年や賀状書く 幸あれと連ぬ大文字賀状書く 見栄えより全文手書き賀状書く 悪筆も手書きの温み賀状書く 賀状書く年経て淋し友の数 年賀状を投函するのは25日までとなっています。今年は全文手書きで年賀状を書いてみました。 ・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます うつむくも明かき茶の花咲き初めり 日和好し茶の花明かき二三輪 茶を立てよ茶筅は茶の花黄ぃの蕊 香り好し摘んで嗅ぎたや茶の花を 茶の花は蕊を残して散り初めり 山間の茶畑で今茶の花が咲いています。葉陰に隠れて下向きに咲いて目立ちませんが蕊の黄色... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 葦枯れて木曽の河原のささら波 葦枯れて漕ぎ往く舟の影も無し さざめくは枯葦原の群雀 枯るるとも寄れば豊けき葦の原 蕭々と枯葦原に白き風 木曽の河原の枯葦原に北風が吹きつけるようになりました。時折、雀の群れが飛び去って行きます。 ・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ポインセチア窓辺に一つ欲しき花 翻る真っ赤なコートポインセチア ポインセチア内には可愛星飾り 緋と燃ゆる窓辺に明かきポインセチア ポインセチア緋色は好きな赤ワイン クリスマスの祝いの花「ポインセチア」があちこちのお店で飾られるようになりまし... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 十重二十重色はとりどり葉牡丹花 葉牡丹の花は目出度き鳴門渦 華添ゆる門に目出度き葉牡丹花 花盛り葉牡丹鉢に溢るほど 葉牡丹花まあるく植ゑて花時計 葉牡丹花冬に色添ふ散歩道 葉牡丹はお正月に欠かせない花ですが、道路や花壇に数多く植えられていま... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬木立蒼天高く天を突き 仰ぎ見る新芽も硬き冬木立 落つるとも枯れ葉に温み冬木立 節くれは生きたる証拠冬木立 冬木立大樹が落とす淡き影 枯れ葉をすっかり落として、裸木になった冬木立をいろいろな角度から詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬暁覚めれど淡き窓明かり 冬暁たちまち消ゆる星の影 冬暁暗雲分けて白む空 冬暁車音木霊す大通り 冬暁澄ませばちちと鳥の声 寒い冬の夜明けの頃の様子をいろいろと詠んでみました。「ふゆあかつき」と読みます。 ・・・・・・・・・・・・・・ 超天界... 続きをみる
-
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 漬け頃や身はしんなりと干し大根 風晒す三日三晩や大根干し 今様はフェンス引き掛け大根干し 朝一や雨降らぬ間に大根引き 土香る白根眩しき大根引き ダンスかな美脚揃へて大根干し 冬大根が北風に晒されて干し大根にされています。水分を取ってしんなり... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 忙しきも玄関に花師走かな 師走かなイルミネ明かき大通り 師走かな日に日に迫る夕間暮れ 世の常や物入り多き十二月 やり残し無きやうメモを師走かな 十二月上旬も終わろうとしています。日々のスケジュールを書き込んだ暦も余白なしの状態です。 ・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 外に出づる天空高き冬の月 酔ひ覚まし眺むは白き冬の月 冴え渡る夜空に白き冬の月 風も無し夜も深々と冬の月 仰ぎ見る高枝の彼方冬の月 昨日八日は冬満月でした。冬の月の光は白く冴えわたる光ですが、冬の月の様子をいろいろ詠んでみました。 ・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ほらここに小蜂辿れば枇杷の花 大樹かな大葉の影に枇杷の花 枇杷の花鵯も日和に誘はれて 古家や門前高く枇杷の花 見上げれば小花かはいや枇杷の花 冬の花である枇杷の花が今盛りです。とても小さな花で高枝につくのでなかなか咲いているのに気づきません... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 巻き締める菰ぞ新し千代の松 並木道入り江美し菰の松 菰の松水面に明かき影落とし 菰締める松に名のあり千代の松 男松腰にきりりと菰を巻き 冬に入ると、松並木の松に虫よけの菰を巻く、美しい情景が見られます。 ・・・・・・・・・・・・・ 超天界便... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和よし煌く波間浮き寝鴨 ひと潜り出でて首振る離れ鴨 身を寄する付きつ離れず見張り鴨 波任せ首を埋めて浮き寝鴨 日溜りや波の間に間に鴨の群れ 冬に入り、鴨を見かけるようになりました。いろいろな生態の鴨を詠んでみました。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 鈴生りて色も目出度き実万両 縁起よしこの家も赤き実万両 実万両鵯が実を食べ種を蒔き 珊瑚玉深紅美し実万両 苔庭に明かき色添ふ実万両 今、万両の実が真っ赤になっています。実は千両の実が上向きに着くのに対して、万両の場合は写真のように下向きに着... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和好し夫婦揃ひて蓮根(はすね)掘り 泥の田もショベル機械で蓮根掘り 掘ればここ足に手応へ蓮根掘り 鍬入れは力三分で蓮根掘り 折らぬよに手掘り七分で蓮根掘り 蓮根掘り田舟に山の御宝 私の住む尾張西部には広大な蓮田が広がっています。そして、1... 続きをみる
-
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 香り来る小花も可愛花柊 鬼門守る堅き棘の葉花柊 甘き香や花も盛りの花柊 花柊葉元に明かき五六輪 こぼれども蕊を残して花柊 柊の花が今盛りです。香りは甘い香りがし、すぐ気づくほど強い香りがします。鬼門に植えられています。 ・・・・・・・・・・... 続きをみる