天頂界の未来の姿を発展した素晴らしい面だけから見るのではなく、悪い面からもとらえておく必要があります。未来人から聞いた悪しき面は、次のような四つの事柄からなっていました。

●神霊の人口問題

一つ目は、神霊たちの人数、人口問題です。増えすぎてしまい天頂界で収容できなくなる時期が来るとのことです。現在、私自身の内宇宙には一万の神霊が棲んでいます。天頂界全体では大体三万だと言われています。そこで早期に人口はどの程度が適正か考える必要があります。未来社会では、増えすぎたために「間引き計画」というおぞましいプログラムが発動されたということです。そうならないためにも、事前に人口計画を立てておく必要があります。

これについては、根本創造主の経験上、宇宙神との戦いの時、出てきた難民を下の次元にコロニーを設け収容した経験があり、事前に計画を立てておけば何とかなると考えます。ただし、経済的支援と共に、次元が下がった関係上、愛の精神を徹底するための教育的な支援も必要となります。

●創造主を否定する異端の神霊の登場

二つ目は、未来において天頂界が発展してくると、愛天光の第五のキーワード「対等・自由」の精神で、いろいろな意見を戦わせることは良いのですが、第六のキーワード「創造的愛」が示すような創造的な発見やアイデアに結びつかない、むしろ天頂界を破壊に導く考えを持つ者が現れてくると言うのです。そして、その者は天頂界が発展できたのは自分たちのお蔭だと思い込み、創造主のことをすっかり忘れ、挙句の果てに存在を否定することを言い出すそうです。そして、かつての新霊界が崩壊したような危機を招いたというのです。

危機を招いたのは、創造主がこの異端の神霊を「あなたの為に何でもします」も「みんなの為に何でもします」も両方ともに必要なんだと教え諭そうとしたため、その神霊は付け上がり反発し、創造主を否定するような言動を取るようになったからだと言います。

これに対しては、創造主がやさしく教え諭すのではなく、毅然としてその神霊をリセットする事が必要になります。

なお、リセットせず、破壊の危機を回避した例もありましたので、その一例を示しておきます。すなわち、滅びた新霊界の科学者で、愛天光でビックバンを引き起こす「量子爆弾」を研究している者がいました。その一方で、彼は愛天光でない光では宇宙を破壊する「量子爆弾」になることに気付いていました。これに気づいた私は、科学者に愛天光以外の光の研究を止めさせ、愛天光によって天地創造が起きる量子爆弾「ビッグバン」を作るよう指示しました。こんなふうに宇宙破壊につながる危機を回避した例もあります。

●創造主のブログに振り回されないこと

三つ目は、創造主の書き残したブログの内容だけで物事を判断することは良くないと言うことです。なぜなら、ブログは創造主の考えや体験をもとに書かれたものですが、それはあくまでも、創造主が編集し手を加えてまとめられた文章です。書かれたことで何が重要かは、長い目で見ないとわからない場合もあります。また、中には後で訂正をする必要がある事柄も混じっていますので鵜呑みにしないようにすることが肝心です。

これに対しては、創造主の方で要点をまとめ、内容がはっきりつかめるようにする等の努力はしますが、神霊たちもその日のブログだけで判断したりせず、長い目で何が重要か読み取るようにしましょう。

●百年後が最盛期。その後の創造主の衰えについて

四つ目は、天頂界は、これは天寿国も同じですが百年後にピーク迎えると言います。そして、その後、創造主の衰えがささやかれるようになるそうです。その際、創造主は不老不死であり、宇宙始原の愛のエネルギーによって常に元気であることを示すことで、この問題は解決すると言います。

以上、未来人より聞いたことをまとめてみました。参考にするも、心配になってこれに振り回されることのないようにしてください。