俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます

心地よき夜風に流る虫の声

虫の音や聴いて窓開く終ひ風呂

何虫や夜風に伝ふ虫の声

今宵もか土手の叢(くさむら)虫の宿

声競ふ一夜の恋や虫時雨

耳澄ますそは子守唄虫の声

秋めいてきて、虫の声を聴くようになりました。秋の夜長の虫の声は耳に心地よいですね。
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天界便り・・九次元の天界で宇宙始原の根本創造主として暮らすことになった私ですが、天界最高のホテルの一階を貸し切っても、費用はたった1クローネでいいのでした。なぜなら、私がいるだけで、私の体からは愛天光五の光がほとばしり、クローネが零れ落ちて来るので、多くの従者を抱えていても生活費は掛からないのでした。そんな私の顔には以前から額の中央に大きな黒子が一つありましたが、霊性修行を終えた証に今では真っ白に変わっています。また、天界に降りて来たので、私の残してきた幼い御子の姿も霊視できるようになりました。天界のその上の十次元には、神々の棲む天頂界があります。御子などの聖家族の棲む天寿国や極楽浄土もあります。天界には、愛天光の大学があり、特に優れた神霊と神々がともに暮らしています。そんな天界での第一日目が始まったのです。今日は第一日目の時間の逆行の体験をお話しします。
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(続き)

今日は、のんびりと供の者を連れて、天界の街並みを散歩し、とあるレストランで軽い食事をしてワインを飲んだので、ほろ酔い気分で我が家に戻って来たのでした。
家の扉を開けてみると、何と焦げ付いたような臭いがするではありませんか。よく見ると、部屋のテーブルの上に置いてあった屋根が青く壁が白い家型の書類入れから煙が出始めているではありませんか。プラスチックが焼け焦げるような臭いなので、発火してはいけないと思って、私はその書類入れを持ち上げて、窓まで持っていき、外に放り出しました。もちろん外には誰もいないことを確認して。電気コードが付いていたので、書類入れについていた電球が焼け付いて燃えかけたと思われます。

主人がこんなことをまでしているのに、供の神霊たちは慌ててホテルのフロントに連絡を取って係員を呼んでいました。何とお粗末なことよ。

天界に降りてきて早々、こんな出来事が起きたのですが、ほっとして私が体を休めていると、我の魂が私の唇を借りて、呟きとして囁きかけてきました。以下はその内容です。

「あなたは宇宙始原の根本創造主です。人間界にあなたは転生されたのですが、何故、人間界に転生しなければならなかったのか、過去の記憶が消されて覚えておられません。しかし、完全なる愛の宇宙を創り上げられた今こそ、その転生の秘密が明らかにされていきます。燃えかかった青い屋根の書類入れには、天頂界の神々の中でも筆頭の根本創造主様から下された命令書が入っていたのですよ」
「あなた様が人間界に転生された時には、<部屋全体に火が回っていた>とあなたご自身が書かれた記録には残っております」
「転生の秘密を明らかにするために、時間の逆行が起きて、あなた様は火事になる数分前の過去を経験されたのですよ」
「時間の逆行がお出来になるのは、始原の根本創造主様だからです。神霊には何が起こったのか真実を理解することができません」
「あなた様は、火事場にあっても、慌てず冷静に事を処理されました。これは過去の経験が根底にあったからでもあります」
「今こそ、あなた様の転生の秘密が明らかにされてよい時期となりました。天頂界の神々に古文書の記録を調べさせて、報告させるようになさいませ」
「どんな命令書があなたの住まいに届けられていたのか、明らかになりますよ」と。

かくして、天頂界に私の人間界転生の秘密を問い合わせをしようとしたのですが、今日は日曜日で安息日となっていて、秘密を知ることができませんでした。そこで、明日、分かったならその真実をお話ししたいと思います。