俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 心地よき鉄路の響き春の川 潮の香や河口六里の春の川 閘門をくぐれば大河春の川 春の川雨後の木曽の濁り水 春の川天上洋々雲渡り 写真は河口より六里にある木曽川の橋から、滔々と流れる春の木曽川を撮ったものです。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ... 続きをみる
2022年2月のブログ記事
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 足軽き午後のジョギング風光る 風光る天空流る飛行雲 野の花に浮かぶ白雲風光る 風光るショートヘアのお嬢さん 風光る川面煌く散歩道 風光る白球ゴールまっしぐら 二月末になって、ようやく寒さも和らいで春らしくなってきました。今日はそんな明るくな... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 晴れ空に反りて風切るヒヤシンス ヒヤシンス花の多さは年の数 日和よし窓辺香しヒヤシンス ヒヤシンスこぼれば明かき星の屑 末広や白根美しヒヤシンス 華やぎは花の数ほどヒヤシンス 春の花、甘い香りのヒヤシンスがきれいに咲いています。水栽培をして... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 霞む山千切れ千切れて春の雲 何似たるあれは綿雲春の雲 風吹かば雲七変化春の雲 日差し浴び空に輝く春の雲 綿雲や山際連なる春の雲 春の雲大きは白き綿の雲 春めいていくにつれて、綿雲のような雲が千切れ千切れて、ゆっくり空を流れていくようになりま... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます をみなごもすくすく育て雛祭 綾錦着せて祝へや内裏雛 着飾りて三人官女雛の舞 笛太鼓調子揃へて囃子雛 輿かつぎここに候ふ仕丁雛 懐かしや子等が飯事雛道具 3月3日の雛祭りに向けて、あちこちで雛人形が飾られています。今日は雛人形をテーマにいろい... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 咲き乱る地に着くほどに枝垂れ梅 花盛り風に香を乗せ枝垂れ梅 枝垂れ梅花枝にぎはし空の青 艶姿花に名の有り枝垂れ梅 枝垂れ梅まとふは天女花衣 香に惹かれ鳥も寄り来る枝垂れ梅 春になり、遅咲きの枝垂れ梅が咲き出しています。花枝が地に着くまで豊か... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 三味線の撥は三角三味線草 三味線草振ればぺんぺん撥の音 花薺摘んで飯事幸子ちゃん 花薺書くも難し花絵文字 群れ咲きて荒地に華と花薺 あちこちの畔田道などに薺の花をよく見かけるようになりました。この花のことを葉が三味線の撥に似ているので「三味... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 赤と白斑目もあり玉椿 色錆びてこぼるも惜しき白椿 簪(かざし)好し色美しき紅椿 蕊隠し何を恥らふ八重椿 散り乱る白さ目に染む落ち椿 薔薇のごと見目も麗し乙女椿 冬の寒椿に続いて、春になり、いろいろな椿が咲き出しました。いろいろな椿を読んでみ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 見目も好し色もほがらに黄水仙 黄水仙摘めば澄みし香ほの香り 明かきこと春さきがけの黄水仙 こぼる笑み大きはラッパ黄水仙 日和好し狭庭に明かき黄水仙 白い日本水仙は冬の季語でしたが、黄水仙は春の花になっています。日本水仙と違って、春の訪れを呼... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雨水かな温む小川の魚の影 雨濡れて土黒々と雨水かな 気は巡るほどよき雨と雨水かな 晩酌も今日は冷酒雨水かな 外に出だす軒の花鉢雨水かな 雨水かな晴れ間見つけて畝作り 今日19日は二十四節気の「雨水」(うすい)にあたります。寒の戻りもなく、こ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ビル陰に昇るは大き春の月 高枝の彼方に浮かぶ朧月 仰ぎ見る雲居たなびく朧月 振り仰ぎ汝(な)が背も見よと春の月 澄み渡る深更高き春の月 昨日17日は満月でした。春の月は朧月であるのが特徴で、「朧月」で春の季語となっています。 ・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花繭は銀鼠(ぎんねず)の色猫柳 蜜溢る猫の柳の赤き蕊 青空に銀の花枝猫柳 猫柳熟るれば甘き蜜の味 川辺咲く花は白珠猫柳 早春に川辺に見られる猫柳、こちらでも見られるところがあります。季の花として、この銀鼠色の花はよく生け花に用いられます。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます。 春浅し冷たや朝のうがい水 咲くを待つ花瓶の莟春浅し 春浅し食後に今朝も熱きお茶 春寒し干さば悴む指の先 曇りては束の間の晴れ春浅し 立春から十日ほど経ちましたが、まだまだ寒いときがあります。「春浅し」「春寒し」でいろいろ詠んでみました。 ... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます そよ風に香も芬々と梅の花 見目もよし花に名もあり梅の花 酒も好し花を浮かべて梅の花 香り好し鳥も寄り来る梅の花 紅梅は白ありてこそ華にして 生玉は老樹の名前盆の梅 生玉=永遠 梅がよい香りを立てて咲いています。梅には花の種類によって、... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます しとしとと木の芽潤す春の雨 春の雨濡れれどわが身気にならず 風そよぐ消えて儚し春の雨 気も温む降りても明かき春の雨 雨降るや遠山霞む春の雨 昨日は雨がしとしとと降りました。今日は「春の雨」でいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます さんざめく竹藪雀春の風 春疾風雨戸ことこと午後の空 春の風吹いて芥(あくた)を吹き払ひ 村祭り幟はためく春の風 強吹くも照る日に温む春の風 昨日も日和の良い一日でした。午後からそよ風が出て来て春らしくなりました。今日は「春風」でいろいろ詠ん... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春日や今朝も早よから鳥の声 春日向会えばついつい長話 春日向歩めば軽く汗をかき 春日向畔田の花も輝きて 春日向花鉢ひとつ外に出し 昨日はよい日和でした。春うららかな日和「春日(しゅんじつ)」「春日向」でいろいろ詠んでみました。 ・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 建国日基(もとい)は遥か縄文期 紀元節記紀に二神の国造り 建国日神苑高き日章旗 八百万神も寿ぐ建国日 紀元節神武久しき大八州(おおやしま) 永遠に在れ和の国大和建国日 今日は「建国記念日」です。記紀書かれた神々の天地創造から神武の国造りまで... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます フレフレと応援の声金縷梅(まんさく)花 金縷梅は春寿(ことほ)ぎの幣(ぬさ)のごと 青空に黄に赤もあり金縷梅花 金縷梅は細身に雨の濡れそぼち 金縷梅や小花は可愛い花纏(まとい) *纏=火消しの纏 今、金縷梅(まんさく)の花が花盛りになって... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花盛り窓辺も明かき桜草 子だくさん花芽とりどり桜草 桜草内の笑窪が忘られず 花色は恋のときめき桜草 小花でも盛れば華と桜草 春になり、可愛い小花の桜草が咲き出しています。花芯がえくぼのように窪んでいるのがとても可愛いですね。 ・・・・・・・... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 散歩道晴れて眩しき木の芽時 子等が行く声弾ませて木の芽道 傘も無し新芽潤す木の芽雨 頬撫づる目覚めもやさし木の芽風 寒さ耐え今蘇る木の芽山 枝そよぐ身も心地よし木の芽風 立春も過ぎ、木々の新芽も芽吹き出す頃となりました。これを「木(こ)の芽... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます いぬふぐり白地に淡き瑠璃の色 花可愛誰が名付けしいぬふぐり 春見つけ小花も嬉しいぬふぐり いぬふぐり小花も風に身も震へ いぬふぐり小蜂もその身溢るほど いぬふぐり畔田に花の星が降り 今、日当たりの良い畦道などに「いぬふぐり」が咲いています。... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 花パンジ辿れば香る花の道 可愛やな色は七色花パンジ 香り来る胡蝶の舞か花パンジ 三つ色に斑目可愛菫草 首伸ばす小花も可愛菫草 蝶も来い蜜が壺あり菫草 今、花壇などに寄せ植えされたパンジーの花が見られます。また小さな小さな菫草がコンクリートの... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春耕に地虫も眠り起こされり 春耕や轟音響くトラクター 春耕や付いて離れぬ鳥の群れ 春耕や今が肝心土均(なら)し 昔はも牛馬使ひて田を起こし 畑打ちて早くも老夫畝作り 四日の今日立春となり、早くも「春耕」が始まっています。春耕では、大雑把な冬... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春立ちぬ空にぽっかり綿の雲 群れ遊ぶ日向の雀春立ちぬ 高枝にふふむ花の芽春立ちぬ 春立ちぬ野辺には明かき影法師 頬撫づる風はそよ風春立ちぬ 春立ちぬ起きて止まざる旅心 今日から立春で春に暦の上でなります。これからしばらく寒の戻りなどがありま... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 冬果つる日向のっそり野良の猫 雪残る冬の名残りの伊吹山 冬果つる上ぐれば鉢に虫巣穴 吹く風も身に心地よし冬果つる 冬果つる風のバトンでハイタッチ 今日二月三日は節分です。そして季節を分ける日でもあります。暦の上で冬が終わりましたので、「冬果... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 日和好し蝶も舞ひ来る冬花菜 不揃ひはあれどすくすく冬花菜 野辺に咲く明かき野の花冬花菜 冬花菜群れて雀の隠れんぼ 盛れども香りは未だき冬花菜 捨て花も首持ち上げて冬花菜 太平洋側の暖かい地では、冬の花菜が真っ盛りです。自然に任せて咲いている... 続きをみる
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俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 春近し晴れて青める野辺の道 春近し亀もひょっこり首を出し 寄り来たる雀ちゅんちゅん春近し 春近しふふむ花芽の淡き色 春近し目覚むは心旅の虫 春近し吹いて水面の煌けり いよいよ立春まで後二日となりました。あくまでも暦の上だけの春ですが、春近し... 続きをみる